2013年11月5日(火)

【週間洋ゲー通信】『Halo:スパルタンアサルト』がXbox Oneでも発売! 『コントラスト』のメイキング映像も(10月29日~11月5日)

文:イトヤン

 この“週間洋ゲー通信”では、1週間の間に海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は、10月29日から11月5日までの間に明らかになった新情報の中から、8個のニュースをご紹介。この期間には、世界的に多数のプレイヤーを集めている超大作FPSが、海外で相次いで発売されている。また、次世代ゲーム機の海外での発売がいよいよ間近に迫ってきたことで、関連する話題が続々と到着している。

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■『コール オブ デューティ ゴースト』でエイリアンの群れに立ち向かえ! 衝撃の新モード“エクスティンクション”が明らかに!

 海外では11月5日に発売を迎えたミリタリーFPS『コール オブ デューティ ゴースト』。本作には、キャンペーンやマルチプレイに加えて、AI兵士を使った新モード“スクワッド”が搭載されているが、さらなる新モード“エクスティンクション”の存在が明らかになった。

 公開されたトレーラー映像を見ると、“エクスティンクション”モードでプレイヤーの敵となるのは、なんと宇宙から飛来したエイリアンの群れだという! このモードは、4人協力プレイでエイリアンの攻撃から拠点を防衛するという、本編とは完全に独立したゲームモードになるようだ。


 つまり、『ブラックオプス』シリーズの“ゾンビモード”にあたるものらしいのだが、ミリタリー系の武装で昆虫っぽい動きのエイリアンと戦う様子は、とにかく新鮮だ。従来のシリーズとはまったく異なる内容だけに、ファンの反応が気になるところ。『コール オブ デューティ ゴースト』は日本でも、PS3/Xbox 360/Wii U/PCの字幕版が11月14日、PS3/Xbox 360の吹き替え版が12月12日に発売される他、PS4/Xbox One版も発売予定だ。

(参考サイト:『コール オブ デューティ ゴースト』アメリカ公式サイト


■陸・海・空のカオスな“破壊”を2分間に凝縮! 『バトルフィールド4』のマルチプレイ動画は必見!

 日本では11月7日に発売予定となっている人気FPSシリーズの最新作『バトルフィールド4』。ひと足先に発売された海外では、オンラインを介したマルチプレイが大きな盛り上がりを見せている。そんなマルチプレイでのクライマックスを2分間に凝縮した、公式のローンチ・トレーラーが公開された。

 『バトルフィールド』シリーズの最大の魅力といえば、広大な戦場を陸・海・空のさまざまな兵器で自由に行動できる点だ。このトレーラーでも、徒歩に加えて、戦車やバイク、スピードボートやヘリコプター、そしてジェット戦闘機と、多彩な兵器で戦闘を繰り広げている様子が描かれている。そして『バトルフィールド4』ならではのダイナミックな“破壊”も、次々から次へと登場。中でも、エレベーターで高層ビルの最上階へと上がってきた小型バギーの衝撃的な末路は必見だ。


 このトレーラーのように、カオスとしか言いようのない激しいマルチプレイが展開される本作は、PS3/Xbox 360/PC版が日本で11月7日に発売される。またPS4/Xbox Oneでも発売される予定だ。

(参考サイト:『バトルフィールド4』公式MPローンチ・トレーラー(※リンク先はYouTube))


■巨大ロボや古代ローマの兵士がユーザーをゲームの世界にご招待! Xbox Oneの海外発売に向けたプロモ映像が公開

 アメリカやヨーロッパでは、いよいよこの11月に、PS4とXbox Oneという2つの次世代ゲーム機が発売される。これに合わせて、海外では各ハードや対応ソフトのプロモーションが盛んになっている。その一環として、マイクロソフトは“インビテーション(招待)”と題するXbox Oneのプロモーション映像を公開した。

『週間洋ゲー通信』

 この映像は題名の通り、ゲームや映画のキャラクターが現実世界に出現して、ユーザーをXbox Oneによるエンターテインメントの世界に招待するという内容だ。『タイタンフォール』の巨大ロボットや『ライズ:サン・オブ・ローマ』の古代ローマ兵士、さらに英国プレミアリーグのスティーヴン・ジェラルド選手や、映画『スタートレック』でスポック役を演じたザカリー・クイント氏といった有名人も登場するという、非常にゴージャスな内容になっている。

 この映像は、Xbox Oneが11月22日に発売される欧米地域ではTVCMとして放映されているとのこと。なおXbox Oneの日本での発売時期は、現在のところ2014年内と発表されている。

(参考サイト:Xbox Wire


■『Halo 4』の前史を描く『Halo:スパルタンアサルト』がXbox One/Xbox 360でもリリース決定!

 『Halo 4』の前史を描くシューティングゲームとして、今年7月にダウンロード配信が開始されたWindows 8/Windows RT用ソフト『Halo:スパルタンアサルト』。この作品がXbox One/Xbox 360用タイトルとなって、この12月より海外のXbox Liveで配信されることが発表された。

 『Halo:スパルタンアサルト』は、『Halo 3』と『Halo 4』の間に位置する物語をつづった作品。プレイヤーは“スパルタンオプス プログラム”の最初のミッションとして、コヴナントの部隊と対決することになる。『Halo』本編のようなFPSとは違い、見下ろし視点によるシューティングゲームとなっているのが最大の特徴。また、PC版はタッチ操作やキーボード&マウスでのプレイとなっていたが、Xbox One/Xbox 360版はゲームパッドでのプレイになるとのこと。

 なおXbox One/Xbox 360版では、キャンペーンに“オペレーション・ハイドラ”と呼ばれる新たなミッションが追加される他、オンライン協力プレイも可能になるという(オンラインプレイは各機種間のみで、異なる機種同士は不可)。具体的な配信日や、日本での配信予定は、現時点では未定だ。

『週間洋ゲー通信』

(参考サイト:Xbox Wire


■空想の美女が“影”の世界で冒険! PS4のローンチタイトル『コントラスト』のメイキング映像が公開!!

 1920年代の退廃的な雰囲気の街を舞台に、“現実の世界”と“影の世界”を切り替えることで進んでいくパズルアクション『コントラスト』。海外ではPS4のローンチタイトルにもなっているインディーズゲームだが、この開発過程を紹介するメイキング映像が公開された。


 映像では、ヒロインの少女“ディディ”の空想から生まれた美女“ダーン”が、現実世界で3Dのオブジェクトに光を当てることで生まれる“影”の世界を移動し、さまざまなパズルをクリアする様子を見ることができる。また、物語の背景となっている劇場などのデザインや、ゲームの雰囲気を醸し出すジャズの音楽についても解説されている。

 本作は、海外で11月に発売されるPS4のローンチタイトルとしてダウンロード配信が行われる他、11月中旬からはPS3/Xbox 360/PCでもダウンロード配信が開始されるとのこと。日本でもリリースが予定されているが、現時点での配信開始日は未定だ。

(参考サイト:『コントラスト』公式Facebookページ


■『サウスパーク:ザ・スティック・オブ・トゥルース』の発売が2014年3月に変更! 探索や戦闘の様子がわかるプレイ動画も

 過激な小学生たちの日常を描いた海外アニメ『サウスパーク』を完全ゲーム化するRPG『サウスパーク:ザ・スティック・オブ・トゥルース』。今年12月に予定されていた本作の海外での発売が、2014年3月4日へと延期された。

 本作は、カートマンやケニーといったおなじみの小学生たちがファンタジーRPGごっこで遊んでいるという設定のユニークなRPG。発売延期の発表に合わせて、実際のゲームプレイを収録した7分超のプレイ動画も公開されたのだが、これを見ると、探索や戦闘などのRPGとしての要素が、かなり本格的な内容となっていることが確認できる。アニメそのままのイベントシーン同様に、ゲームプレイでもオナラで武器を強化するといったギャグが大量に盛り込まれており、そのインパクトは絶大だ。

『週間洋ゲー通信』

 『Fallout:New Vegas』などで知られるオブシディアン・エンターテインメントが開発を手がけており、RPGとしての出来栄えにも大いに期待したい。PS3/Xbox 360/PC用ソフトとして発売予定の本作だが、現時点では日本での発売は未定となっている。

(参考サイト:UBI BLOG


■ゲーム版『ウォーキング・デッド』の“第2シーズン”は、2013年末より海外でダウンロード配信スタート!

 海外TVドラマ『ウォーキング・デッド』とその原作コミックをベースにした、全5話のアドベンチャーゲーム『ウォーキング・デッド』は、海外で高い評価と人気を獲得した。開発元のテルテイルゲームズは、同じく全5話からなる“第2シーズン”の配信をこの年末からスタートし、2014年内に完結させる予定であることを発表した。

 『ウォーキング・デッド』は、ゾンビが大量発生して秩序が崩壊したアメリカを舞台に、サバイバルを繰り広げる人々のドラマを描いた物語だ。公開されたトレーラーを見ると、アドベンチャーゲーム版の第2シーズンでは、前作のメインキャラである少女“クレメンタイン”を軸とした新たな物語が描かれることになりそうだ。


 現時点では、PS3/Xbox 360/PC/Mac/iOSで、第1話から順次ダウンロード配信が行われることが発表されているが、新たなハードに関しても、今後アナウンスが行われる予定だという。なお日本では、第1シーズンの全5話を1つにまとめたソフト(PS3/PC版)が、12月5日に発売される予定だ。

(参考サイト:テルテイルゲームズ公式ブログ


■この1週間で配信されたSteamタイトルをピックアップ! 今週はなんとゾンビゲーム3本立て!!

 この1週間にSteamで配信開始されたゲームの中から、注目の3タイトルをピックアップ。今週の新作はなぜかゾンビゲームが集中したため、プチ特集という形でご紹介しよう。

 最初の作品は、第二次世界大戦を題材にしたミリタリーFPS『スナイパーエリート』の外伝的作品の第2弾『ナチゾンビアーミー2』だ。元のシリーズが狙撃兵をテーマにしているだけに、銃弾がヒットした瞬間にカメラが体内を透視するといった、クールな演出も盛り込まれている。

『週間洋ゲー通信』

 続いての作品は、基本プレイ無料のサバイバルFPS『ノー・モア・ルーム・イン・ヘル』だ。「地獄が満員になると死者が地上にあふれ出す」という、映画『ゾンビ』に登場するセリフをタイトルに掲げているだけあって、ゾンビという題材にシリアスに向き合った内容になっている。最大8人までの協力プレイが可能だが、それでも状況は絶望的だ。

『週間洋ゲー通信』

 最後に紹介する『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド:オーバーキル』は、タイトルからも分かる通り、セガの人気タイピングゲームシリーズの最新作だ。ただし、現在配信されているのはあくまで海外向けのバージョンのため、登場する単語は英語のみとなっている。アルファベットの入力速度を鍛えたい人にオススメだ。

『週間洋ゲー通信』

(参考サイト:Steam『スナイパーエリート:ナチゾンビアーミー2』

(参考サイト:Steam『ノー・モア・ルーム・イン・ヘル』

(参考サイト:Steam『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド:オーバーキル』

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