2013年11月14日(木)
スクウェア・エニックスが12月19日に発売するPS3用ダークファンタジーARPG『ドラッグ オン ドラグーン3』の発売まで、あと約1か月。前回の記事に続き、シリーズファンのライターによるキャラクター情報の総まとめをお届けする。今回はスリイ、オクタ、トウ、セント、ワンの5人にスポットを当ててお送りしよう。
なお、本記事では、公式サイトで見られるPVでの映像やセリフ、インタビューやニコ生放送での実機プレイで判明した事実、サイドストーリー&公式コミック『どらっぐ おん どらぐーん ウタヒメファイブ』を読むことで分かる人物像などを、電撃ならではの視点も織り交ぜつつ解説している。断片的だった情報をおさらいする形になるので、これまで『DOD3』の情報にあまり触れていない人にこそ読んでみてもらいたい。
企画の内容上、サイドストーリーや『ウタヒメファイブ』で明かされているネタバレが含まれる部分もあるので、ゲームを遊ぶ前にこれらの情報を仕入れたくない方は注意してほしい。
「うふっ……ウフフフフッ」
◆人物設定:ウタウタイの姉妹の四女。森の国を治めている。常に気怠げで無気力。
興味のないものはどうなっても気にしないが、自分が興味のあるものに異常に執着するという、偏った性格をしている。しかし、その無邪気で粘着質な気質は、一部の兵士の間で人気があるようだ。なお、ゼロに対しては無関心。瞳の色は紫。
▲常にハサミ(ちなみに逆刃)を所持しているスリイ。こ、こわい……。 |
◆サイドストーリー“ワタシの人形は良い人形”から読み取れる事実:スリイが毎日つけている日記の体裁で進むサイドストーリー。他のウタウタイたちの物語とは、少し趣きが異なっている。
スリイの1人称は“ワタシ”。彼女が追い求める“かわいい”お人形を作るための試行錯誤が、日記という形でつづられていく。途中に登場する人物はほとんどおらず、出てくるものは人形(および、その材料)のことばかり。かろうじてオクタの名前が登場することで、彼がスリイの使徒であることがうかがえる。
最初はチェスの駒をお人形に見立てて作っていたスリイだが、64体のチェスの人形を作り終えた頃から、より“かわいい”お人形を作ることに傾倒していく。終盤ともなると、言葉はあえて抽象的にされているが、お人形を作るための材料が明らかに変わってきていることも描写されていて、背筋が寒くなるほどだ。
▲設定ではかなりの美人とされるスリイ。どこかうつろで影があるその表情に、思わず見入ってしまう。 |
日記の日付がすべて“×月×日”であったり、文章のそこかしこにひらがなが多用されていたりと、精神的に不安定になる要素が多々感じられるのも特徴。スリイが不思議ちゃんであることが、よくわかる内容といえるだろう。
◆『ウタヒメファイブ』から読み取れる事実:第0話から登場。体力がないのか、はたまた気力がないのかは不明だが、すぐに「疲れた」と口にして、その場で眠りについてしまう困ったちゃん。
そんなスリイは戦闘中でも無気力なため、当然のように肉弾戦をこなす描写はない。ウタのチカラの影響か、髪の毛が伸びる速度が異常に速く、この時点で常にハサミを持ち歩くことがクセになっている模様。
ウタのチカラを発揮すると、魔法陣から糸のようなものを出して相手を絡めとる“古ノ傀儡(アルミサエル)”を発動可能。相手の動きを封じるだけではなく、さらにウタのチカラを行使することで、対象を強制的に眠らせることすらできるようだ。
第1話で、砂の国の領主の城内で見つけた“人間の皮と骨で作ったチェス人形”に興味を示す。ワンが捨てるよう指示しても、それを拒むほど執着していたことから、サイドストーリーに登場した“人形”はこれを指すものと予想できる。なお、第0話で公開されたイメージカラーはパープル。
◆PVから予想されること:セカンドPVにのみ登場。光の中で恍惚の微笑みを浮かべる姿や、ゼロと対峙して一触即発の雰囲気になっているシーンが見られる。総じて表情は少なめだが、それゆえ静謐(せいひつ)な美しさと、身にまとう冷たい雰囲気が際立っている。
全体的に、華奢な印象を受けるスリイが、好戦的なゼロとどのような形で争うのか、とても興味深い。
「絶倫だけが取り柄。絶倫だけが存在価値。絶倫だけが…」
◆人物設定:スリイに仕える“使徒”。異様な風貌をしており、常に飄々としている老獪な老人。接近戦でも遠距離戦でも活躍する武器・戦輪を駆使して戦う。老いてなお異常なまでの性豪であり、使徒の中でも“アレ”が一番長くて大きいことを自慢としている。基本的に、穴さえあれば問題ないようだ。
瞳の色は、スリイと同系統の紫。なお、このオクタを含む使徒たちは、今のところ『ウタヒメファイブ』には登場していない。
▲オクタは高下駄のような変わった靴を履いており、どこかオリエンタルな雰囲気を感じさせる。 |
◆PVや実機プレイから予想されること:ファーストPV、セカンドPVともに表情のアップしか映されていないため、詳細は謎のまま。その表情も飄々としているため、いったいどんなシチュエーションなのか想像することも難しい。ここまで情報を隠されてしまうと、逆に、何か大きな秘密が隠されているキャラだという勘ぐってしまうが……。
▲見た目、動き、セリフのどれをとってもいい味を出しているオクタ。実に荒ぶったキャラである。 |
なお、実機プレイでは、どことなく思わせぶりな言葉ばかりをつぶやいている印象(性的な意味で)。かのディトにすら「オクタは終わってる」と言わしめるほど、突き抜けた性格をしている。実は、ファンの間で話題になった“セルフジョイ”という単語も、このオクタ発祥のもの。ただし、この言葉を訳すとどんな意味になるのかは、いまだ不明なままである(性的な意味で)。
→彼氏にラブラブなトウに対して、セントの反応は?(2ページ目へ)
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