PS Vita/PSP『討鬼伝』は狩りゲー初心者にオススメ！ “和”のテイストを巧みに盛り込んだハンティングACT【電撃オンラインアワード2013】

文：えまぬえる

　こんにちは、ライターのえまぬえるです。電撃オンラインでは、ファンによる投票で2013年のベストゲームを決める“電撃オンラインアワード2013”が始まりました。

　今回私が一押ししたいのは、今年の6月27日にコーエーテクモゲームスから発売されたPS Vita/PSP用ソフト『討鬼伝』です。複数人のプレイヤーで巨大な敵を討伐するハンティングアクション・通称“狩りゲー”に和風の要素を盛り込んだ意欲作です。

■狩りゲー初心者に特にオススメしたい！
　日本が世界に誇る“和”のテイストを巧みに盛り込んだハンティングアクション

　狩りゲーとは、巨大な敵を仲間と倒すことで達成感を得るとともに互いの絆を深めることができる、現在もっとも勢いのあるジャンルです。しかしこれまで、わたしはこの狩りゲーに、どっぷりハマることができませんでした……。ゲームとしてのおもしろさを感じる反面、操作の複雑さや世界観、何より「共闘した他のプレイヤーに迷惑をかけるのではないか」という不安感から、購入しても最後までクリアせず、途中で放置していました。そんな私がきちんと最後までクリアできた狩りゲーが『討鬼伝』なのです！　では、どうして完走できたのか、詳しく書いていきたいと思います。

　本作は、世界観はもちろん、プレイヤーや敵キャラクターにいたるまでコーエーテクモゲームスが得意とする“和”と“歴史”のテイストを前面に押し出した作りになっているのが特徴です。ただ、日本史に詳しくないとプレイできないというわけではなく、いわば和風ファンタジーな世界観になっているので、予備知識などがいらないのもいいところです。

　敵キャラクターは日本を代表するモンスター“鬼”。この“鬼”のチカラにより、古代から幕末まで時空を超えて入り混じってしまった異世界が舞台となります。プレイヤーは“鬼”を討伐する特殊な力を持つ“モノノフ”となり、仲間のモノノフたちと“鬼”を討伐していくことが目的となります。

▲群れをなし襲い掛かる小型“鬼”ガキ（餓鬼）。		▲蜘蛛のような禍々しい姿をした大型“鬼”ミフチ（深淵）。

▲風のように素早い動きでほん弄する大型“鬼”カゼキリ（風切）。		▲“鬼”たちの司令官で恐るべき力を秘めた大型“鬼”ゴウエンマ（業焔魔）。

▲男性モノノフ。		▲女性モノノフ。

▲プレイヤーキャラクターは顔や髪型、その配色や声にいたるまで細かくカスタマイズが可能で、自分好みのキャラクターメイキングが楽しめます。

▲己の信念を堅く貫く女性剣士“桜花（おうか）”。

▲疾風迅雷の双刀さばきで任務を遂行する孤高の仕事人“速鳥（はやとり）”。		▲自由奔放な色男だが実戦では冷静な槍使い“息吹（いぶき）”。

▲温和な人柄と裏腹に正確無比な弓の腕前を持つ“那木（なぎ）”（左）。拳1つで戦場を渡り歩く頼れる兄貴分“富嶽（ふがく）”（右上）。そして、鎖鎌を華麗に使いこなす最年少モノノフ“初穂（はつほ）”。

　シングルプレイでは同行者としてNPCのモノノフを最大3名まで連れて行くことが可能です。このNPCたち、下手なわたしのフォローをちゃんとしてくれるんですよ。こちらのかゆいところに手が届く動きをしてくれるので、シングルプレイの多い私にとってはなくてはならい存在ですね。さらに、個々のキャラクターが立っており、メインストーリーでは彼らの闘う理由なども掘り下げて語られるため、それぞれのNPCに感情移入しやすいのがGOODです！

▲同行者のAIがしっかりしているので、単にクリアするだけならシングルプレイでも十分可能です。また、これら同行者の他にも魅力的なNPCが多数登場します。

→思わずやり込みたくなるコレクション要素も！（2ページ目へ）

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データ

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