2013年11月14日(木)
SCEより本日11月14日に発売される新ハード『PS Vita TV』。本製品はTVに接続して、DUALSHOCK3などの据え置き機用コントローラを使ってPS Vitaプラットフォームのゲームが楽しめるハードだ。
9月9日のSCEカンファレンスにて電撃発表された『PS Vita TV』(関連記事)だが、実際にはどのようなことができるのだろうか。本記事では、『PS Vita TV』のスペックなどを再確認しつつ、電撃オンラインに掲載した『PS Vita TV』に関する主な記事を再掲載していく。
本日発売される『PS Vita TV』は、2種類のパッケージが用意されている。本体にHDMIケーブルのみを同梱する『PS Vita TV』(税込9,954円)、本体に8GBの専用メモリーカードとDUALSHOCK3を同梱する『PS Vita TV Value Pack』(税込14,994円)だ。
▲『PS Vita TV』 | ▲『PS Vita TV Value Pack』 |
当たり前だが、すでにPS3やDUALSHOCK3を持っている人なら『PS Vita TV』本体と専用メモリーカードをそれぞれ買うのがいいだろう。DUALSHOCK3と専用メモリーカードを別途買う必要がある人は、『PS Vita TV Value Pack』を買うのがお買い得だ。
▲『PS Vita TV』と『Value Pack』に付属するDUALSHOCK3 |
PS Vita TVは、テレビに接続して遊べるPSハードとしては最小のサイズと言われている。そのサイズは横幅約65mm×縦幅105mm×厚さ13.6mm。どれくらいの大きさかというと『iPhone 5S』よりもやや横幅が広く、厚みがあるくらい(『iPhone 5S』のサイズは横幅58.6mm×縦幅123.8mm×厚さ7.6mm)。重さは『iPhone 5S』とほぼ同じ約110gだ。つまり普段持っているスマートフォンと同じくらいの大きさの据え置き機とも言える。
本体にはPS Vitaカードとメモリーカードスロットを搭載する。PS Vitaカードスロットがあるので、ダウンロードソフト専用機というわけではなく、PS Vitaのパッケージタイトルもそのまま遊ぶことができるというわけだ。搭載端子としてはUSB、HDMI、LAN端子をそれぞれ1つずつ。HDMIでの出力は720pまでの対応となり、フルHDではなく、あくまでHD画質となる。
▲PS Vita TVに搭載される端子類。 |
ただし、PS Vitaのタイトルがすべて遊べるというわけではない。PS Vitaの特徴として、前面&背面のタッチパッドやモーションセンサーというものがある。これらを活用しているものは遊べないか、機能が制限されてしまう。代表的なPS Vitaタイトルを挙げると、タッチ操作でアイテムを使用したりするセガの『ファンタシースターオンライン2』は現時点で『PS Vita TV』に対応していない。
現在、140タイトル以上のPS Vita用ソフトが対応ソフトとしてラインナップされており、どのタイトルが対応しているかは公式サイトの対応ソフト一覧に掲載されているので、確認してみてほしい。
その他、PS Vita TV用のアプリとして『torne PlayStation Vita TV』も用意されている。これはネットワークレコーダー『nasne』に保存された番組をPS Vita TVに接続されたTVで見られるというものだ。本アプリは2014年1月15日までの期間限定で無料配信される(期間後は800円(税込)となる)。
また、『PS Vita TV』は各種ビデオ配信サービスにも対応している。現在対応しているサービスは、DMM.com、Hulu、niconico、TBS世界遺産コレクション、スカパー! オンデマンド、テレビドガッチなど。これらはサービスごとのアプリをPSストアからダウンロードして、PS Vita TVにインストールすることで利用できるようだ。
▲DMM.com | ▲TBS世界遺産コレクション | ▲TSUTATA TV |
▲スカパー! オンデマンド | ▲テレビドガッチ |
なお、発売当時では搭載されないが、PS4タイトルのリモートプレイを行える機能も追加される予定だ。ネットワークを介してPS4とPS Vita TVを接続することで、PS4のゲームの操作をPS Vita TVを接続したTVで行える。
これまでに掲載した『PS Vita TV』関連記事をおさらい→(2ページ目へ)
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