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2013年12月3日(火)

PSP/Xbox 360『紫影のソナーニル Refrain』が2014年2月27日に発売! あのライアーソフトがついにコンシューマへ参入

文:電撃オンライン

■主要キャラクター紹介

【エリシア・ウェントワース】

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

「1日目。廃墟に足を踏み入れた。あの噂は正しかった。本当に、誰の姿もない」

 主人公にしてヒロイン。作中における、唯一の、地上の人間。廃墟と化した地上のニューヨークを歩く、黄金瞳の娘。3年前(1904年)の12月以来、左目が猫科の動物に似た“黄金瞳”に変わっている。大人しそうな容姿には不相応の勇気を備え、強い意思を持つ。気丈な性格。誰の助けもなく、たった1人で広大な廃墟都市である旧ニューヨーク・シティを訪れた。自ら開発した多脚式歩行鞄を連れて、廃墟という現実を歩き続ける。

 本来はイェール機関大学に通う学生だが、休学中。故郷であるコネチカット州のハイスクールに通っていたころ、ほのかな想いを交わした初恋の相手がいた。互いに深く想い合っていたものの、恋人同士にはならなかった。回想で徐々に提示される過去の記憶により、彼女が旧ニューヨークで探すのが、その人物であることが明かされていく──。ハイスクールのころは、現在ほどの気丈さは持ち合わせていなかった。

【リリィ】

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

「あそこに。あたしは、いいえ、あたしだけは、行かないといけないの」

 主人公にしてヒロイン。異形と化した《地下世界》を彷徨う少女。素っ気ない表情や、やや不機嫌そうな表情を浮かべることが多い。性格自体は純朴で素直。姿の割には中身は子どもっぽい。時折、普段の様子からは思いも寄らぬ意思の強さを見せる。

 自分の素性についての記憶がなく、どうしてこの場所──歪みと幻想に充ちた《地下世界》ことアンダーグラウンド・ニューヨーク・シティにいるのかも理解できていない。彼女の中にある初めての記憶は、瞼を開いて目にした紫色をした偽物の空である。《地下世界》が異形であり、異常であることは認識できているが、地上へ戻るという考えは持っていない。それを問われても、意味がわからないという表情を浮かべるのみ。

 自分のいる世界が異形と幻想に充ちた場所であることも、本当のニューヨークは廃墟であるという“現実”であることも、当初は理解していない。目にしたものすべてに疑問を浮かべ、興味を抱く。

 言葉と最低限の常識以外のあらゆる事柄について記憶を失っているが、ただ1つ、マンハッタンに聳える“紫影の塔”を目指さなくては、という意識だけがある。

 当初は人間性が薄いように振る舞うが、人々と出逢い、彼らの《ルフラン》を目の当たりにしていくことで、我知らず流れ落ちる涙とともに、己の内に秘めた“想い”と、その強さに気付いていく――。

【A(エー)】

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

「僕は導くだけだ。脳がないから。ここで何をするのか、すべて、きみ次第」

 自分の素性を一切明かすことのない、謎に満ちた、表情のない青年。リリィを導く《地下世界》の人間。通称は“顔のない男”や“からっぽ頭(エア・ヘッド)”。

 異形と化したニューヨークである《地下世界》に足を踏み入れた少女にリリィという名を与え、意思を持つかのように移動と停止を繰り返す“1輛だけの地下鉄”を操り、マンハッタンを目指す彼女を導いていく。

 彼には感情が殆どなく、従って、表情も殆どない。淡々と事実を述べながらリリィを導く彼は、時に、彼女を危険から守る。

【ラッキー・ルチアーノ】

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

「俺の名前を知らないとは。あんた、ニューヨークっ子じゃねえな?」

 幸運の女神に愛されたはずの男。《地下世界》の人間。運命を操る帽子男を名乗り、リリィの前に姿を見せ、以後、つかず離れず彼女の旅路に顔を出すこととなる。Aやジャガーマンと比較的話が合うのはこの男のみ。

 洒落たスーツに身を包む、都会の伊達男。かつては、5年前までは才気溢れるマフィア幹部として頭角を現していた。犯罪シンジケートを作り出し、ニューヨークの裏社会すべてを掌握しかけたこともあるという。マンハッタンの“巨壁(ザ・ウォール)”の先にいる1人の女を愛し続けている。

【マオ】

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

「なにしてんのさ、莫迦なリリィ。リリィは“目”があるのに見えないの?」

 リリィを見つめては笑ってみせる娘。《地下世界》の人物。人間? 頭の上に猫の“耳”を持ち、尻には尻尾を生やした、正しい人間とは些か異なったかたちを持つ異形の少女。よく高台にいて、リリィを見下ろしては「ひひひ」と笑う。

 享楽的な性格。いつも笑っている。しきりに誰かを嘲笑するが、そうする時、マオは一切の享楽を感じることはない。本当は、笑うことを、彼女はやめたがっている。

 本来の姿は現在とは別だったが、ジャガーマンと同じく、自らに充ちる性質のために獣人としての外見を得ている。ただし、豹男とは、決定的に異なる点が1つある。

【豹男(ジャガーマン)】

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

「ブエナス・ノーチェス! 小娘め、あいさつもできない莫迦な小娘め!」

 牙持つ獣頭を備えた男。リリィを付け狙う。《地下世界》の人間。南米出身であると自称するが、スペイン語は不慣れの模様。彼は《地下世界》を支配する何者かの部下であり、本来であれば異形の《地下世界》にいるはずのない存在であり、本来はこういった姿もしていないという。マンハッタンの塔を目指すリリィを阻むべく、幾つかの罠を仕掛ける。

【エジソン卿】

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

「チク・タク、チク・タク」

 唯一無二の《発明王》の名を有した天才発明家。5年前、マンハッタン島の第2エンパイアステートビルの主人であった男。先端型の碩学研究施設として世界有数の超高層ビルを機能させ、若き天才アラン・エイクリィを初めとする数々の才能とともに、とある研究と実験を行っていた。《地下世界》の住人の中には、確かに彼の姿をこの異形なる地下領域で目撃したという者がいるという──。

【アラン・エイクリィ】

『紫影のソナーニルRefrain -What a beautiful memories-』

「エリシア。僕は──」

 エリシアの記憶に度々姿を見せる青年。地上の人間。現在では故人とされる。およそ6年前にエリシアと出会い、彼女に恋をした。そして、5年前に消えた。

 ニューヨークで消息を絶った300万人のうちの1人であり、若き天才碩学(碩学=科学者)であった。彼はイェール機関大学に通う学生であったが、ある時、エジソンの招聘を受けて大学を休学すると、ニューヨークへ移住した。エリシアが手を尽くして調査したところによれば、彼は、合衆国とカダス北央帝国とが極秘裏に進めていたエジソン卿の実験計画に参加したのだという。けれど何故? エリシアには分からない。何を求めて、彼は、そうしたのか。

→幻想的な世界観設定を紹介!(3ページ目へ)

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