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2013年11月20日(水)

PS3で『モンスターハンター フロンティアG』デビュー! まだ遊んでいない人に向けた魅力やポイントを杉浦Pと木本Dにインタビュー

文:たて りょうた

 本日11月20日からサービスが開始となった、カプコンのPS3用オンラインゲーム『モンスターハンター フロンティアG(以下、MHF-G)』。本作の開発者インタビューを掲載する。

『モンスターハンター フロンティアG』

 『MHF-G』は、『モンスターハンター』シリーズの要素もそのままに、本作ならではの要素をふんだんに盛り込んだオンライン専用ゲーム。多種多様なオリジナルモンスター、数千種類用意された武具、仲間と楽しむコミュニティ要素など、豊富なコンテンツが存在する。

 しかし、今まで『MHF-G』をプレイして来なかったという人もいるのではないだろうか? 筆者の場合主に理由は3つ。

・その1:周りでプレイしている仲間がいなかった
・その2:今からやってもプレイレベルに差がありすぎて楽しめないのではないかという不安
・その3:1人でプレイすると大変なのではないか?という心配

 今回、読者諸氏の中にも少なからずいるであろう『MHF-G』未経験者の代表として、本作のプロデューサー・杉浦一徳さんと、ディレクター・木本龍己さんに、本作の魅力的なコンテンツ内容やサービスについてお聞きしてきた。PS3でプレイを始めようか迷っている人、興味を持っている人はぜひご覧いただきたい。なお、インタビュー中は敬称略。

■1週間でHR999! 先行体験テストの結果は?

――まず最初に、先日行われた先行体験テストについての感想をお聞かせ下さい。

『モンスターハンター フロンティアG』
▲杉浦プロデューサー

杉浦:総参加者は8万人以上となり、数字としては概ね予想通りというところです。週末には誰でも参加できるようにゲームを解放したこともあり、一気にテスト参加者が増え、ゲーム内も賑わいを見せていました。

 テスト終了後のデータを確認してみると、PS3版でプレイされるお客様の傾向としては、他のハードでプレイされている方々よりも、カジュアルにプレイされる方が多いという印象を受けましたね。

――カジュアルということは、短時間で楽しまれる方が多かったということですね。ただ、中には長時間やりこまれる方もいたのでは?

杉浦:今回はプレイデータを削除させていただく前提のテストだったこともあり、参加者の総プレイ時間や平均ハンターランク(HR)はそこまで高くはないものでした。それでも、最高HR999の方もいらっしゃいましたので、私たちも非常に驚きました。

――それはすごいですね。テスト期間中は、どの時間帯でプレイされるプレイヤーが多かったのでしょうか?

杉浦:いわゆるオンラインゲームのゴールデンタイムと呼ばれる22:00~23:00ごろのアクセスが一番多かったですね。

――仕事帰りや、寝る前に一狩り行かれた方が多そうですね。今回のテストではさまざまな意見や要望がプレイヤーから来たと思いますが、どのような内容のものが多かったですか?

杉浦:お客様の要望のフィードバックは公式サイトですでに公開中なのですが、「アップデートチェックやダウンロード時間が長い」ことへのご意見・ご要望が圧倒的に多かったです。次に多かったのが「公式狩猟試験が難しい、時間がかかる」というご意見でした。

――PS3版のスタート時には、どこまで要求に答えられるのでしょうか?

『モンスターハンター フロンティアG』

杉浦:「アップデートチェックやダウンロード時間が長い」というご意見に関しては、力を入れて改善いたしました。まず、毎回のアップデートチェックを高速化できるようにし、さらに、データやサーバーのチューニングを行うことで、できる限りダウンロード時間の短縮を行いました。ネットワーク環境にもよりますが、概ね30分を切ることができるのではないかと思います。

 “公式狩猟試験の内容”に関しては、HR30のモンスター・シェンガオレンとHR40のモンスター・ヤマツカミの試験内容を刷新いたしました。これは、どちらもモンスターの強さや特徴とは無関係のところに時間を取られてしまうというストレスがあるため、エスピナスとノノ・オルガロンという『MHF-G』でも人気があって、狩猟する楽しさをしっかり味わっていただけるモンスターに変更しています。

――次にプレイ面についての質問をさせていただきます。本作では、仲間とプレイする際に武器の相性や、プレイレベルのマッチングが重要になると思うのですが、オンライン上でのストレスのないマッチングは可能になっているのでしょうか?

『モンスターハンター フロンティアG』

木本:ハンターたちのメインロビーになる“メゼポルタ広場”には“自由区”というものがあり、みなさん思い思いの武器で狩猟を楽しんでいるので、メンバー構成にストレスを感じることはないと思います。また、夜中など人が集まりにくい時間帯では「クエスト参加者を募るのが難しいのでは?」と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。

――まさに、私がそうです。

木本:そんな時は、“フォスタ”や“ラスタ”、“ホルク”などの狩りをサポートするNPCを活用いただくことで、4人で狩りに出ているような感覚で狩猟を楽しんでいただけます。

『モンスターハンター フロンティアG』 『モンスターハンター フロンティアG』 『モンスターハンター フロンティアG』
▲自動的に狩りに参加してくれるNPCフォスタ。▲契約したラスタがクエストに同行してくれる。▲クエストに同行してハンターをサポートしてくれるホルク。

――他のプレイヤーの足をひっぱるんじゃないのかと思っていたので、安心しました。

■本当にルーキーハンターは『MHF-G』の世界で生活できるのか?

『モンスターハンター フロンティアG』
▲木本ディレクター

――いろいろと用意されているのはわかりましたが、私のような新規ハンターがいちから遊ぶとなると、かなり入り難い印象を受けます。新規プレイヤーと経験者の住み分けはどのようなものが用意されているのでしょうか?

木本:PS3版やWii U版については、皆さん横一線でのスタートになりますので、経験者の足を引っ張るのでは?という点についてはご心配無用です。また、最初のチュートリアルでは、教官がゲーム内で丁寧にサポートしていますので、アクションゲームに不慣れな方でも、そのおもしろさを実感しながらゲームシステムを理解していただけると思います。

――基本となるチュートリアルを充実させることで難しさを払しょくし、なおかつ、操作に慣れたらNPCと遊びながら修業するわけですね。

『モンスターハンター フロンティアG』

木本:慣れてきたら、広場でさまざまなクエストが募集されていますから、初めての方も気楽に参加してみてください。そうして参加していく中で、仲よくなる他のハンターさんがきっと出てくると思います。

――とはいえ、すでに知名度のあるタイトル。慣れやセンス、今までの経験がありますので差は必ず出てきてしまうと思うのですが……。

木本:もちろん横一線のスタートとは言っても、プレイスタイルによりゲーム進行度上の差は出てくるとは思いますが、『MHF-G』では“猟団”というコミュニティがあり、さまざまなHR帯で構成された猟団員たちが、一緒にクエストに参加できるような仕組みが用意されています。積極的にコミュニケーションを取って、仲よくなったフレンドのハンターと猟団を結成したり、自分のスタイルにあった猟団に参加したりしてみていただければと思います。

『モンスターハンター フロンティアG』

 さらに、ゲーム内ではHRが高い人と低い人が一緒に狩りに出かけると、クエストの達成報酬にボーナスが発生し、初心者と上級者が一緒に遊んでいただけるよう後押しするような仕組みがあります。新規に始めたからといって、現在プレイしている先輩ハンターたちと遊べないということはなく、ユーザー同士HRの差を気にせず楽しく遊べるのが『MHF-G』の魅力です。

――上級者プレイヤーの邪魔になるんじゃないかとばかり考えてしまいがちでしたが、上級者と行くことで双方にメリットがあるなら、積極的に参加できそうです。

次のページで初心者がうまくなるためのオススメ装備やプレイ方法を紹介!

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データ

▼『モンスターハンター フロンティアG』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ACT
■発売日:2014年

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