アプリ『チェインクロニクル』はアーケードゲームを手掛けてきたクリエイター陣が贈る本格RPG！【電撃オンラインアワード2013】

文：ライターM

■ついついハマってしまう『チェンクロ』の魅力

　本作のどこに魅力を感じるかは人それぞれだと思いますが、筆者がハマったポイントとしては、

・メインストーリーはもちろん、キャラクターごとのストーリーが濃密で、特定のキャラクターを入手するとさらにストーリーが増えていく。
・無課金でも十分楽しめる。
・ユニットのグラフィック＆性能が魅力的。
・キャラクター育成について、自他ともにメリットがある。
・精霊石がそれなりに高い頻度で手に入る。
・武器強化の楽しみもある。
・石田無双が楽しめる（←人気声優・石田彰さんが46ものキャラクターを演じられています）。

　といったところです。最後の1つを除けばどれをとってもパッケージソフトであれば珍しくないかもしれませんが、ここにアプリならではの“基本無料”と“どこでも楽しめる携帯性”が加わることでトータルの魅力が倍増します。

　特にキャラクター育成に関しては、プレイヤーだけでなくフレンドにも大きなメリットがあります。SSRなどレア度＆性能ともに高いキャラクターはコストも高く、よほどプレイヤーレベルを上げないかぎり、複数のSSRをデッキに組み込むのは至難の技。これがフレンドの助っ人キャラであれば、コスト0でさくっと組み込めてしまうわけです。

　助っ人に呼ばれたフレンドにもノーマルガチャを引くためのアイテムが付与されるため、いわゆるWin＆Winの関係に。呼ばれる回数が多いほど、「うちの子強い！」とか「うちの子大人気!!」といった満足感も得られます（笑）。もっとも、始めたばかりのプレイヤーは戦力不足のため助っ人として誘われる可能性も低いようで、「お願いだから誘ってよ～」などと悲痛なコメントを見かけて、思わず誘ってしまったこともあります。

▲珍しいキャラクターや高レベルまで育てられたキャラクターは、かなりの頻度でお誘いを受けます（チャットで誘われるわけではなく、勝手にレンタルされる感じでデメリットは皆無）。

▲キャラクターのレベルだけでなく、それぞれの装備強化も楽しみの1つ。レベルが一定に達すると、新たなストーリーが追加されるキャラクターもいます。

▲魔神襲来や武器の実戦販売など、魅力的なイベントが定期的に開催。すでに終了したものの、PSP用RPG『シャイニング・ブレイド』やTVアニメ『まおゆう魔王勇者』など、人気作とのコラボイベントも話題を集めました。

　さて、最後に筆者のダメっぷりに、開発陣のちょっとした裏話を添えて締めましょう。根拠もなくオススメとかハマるとか放言したのではただの提灯記事ですが、筆者の場合はこれまでに費やした合計額で最新ゲーム機が2～3台買えてしまうという、かなりの重課金状態になっています。無課金で楽しめるのはわかっているのですが、コラボイベントのたびに、ついつい期間限定キャラのストーリーが気になって気になって……！

　今夏、セガ本社にお邪魔して開発陣にお話を伺った際に、「そんなにあわてて遊ぶゲームではないです」「無課金でも楽しんでいただけるように、精霊石を付与していきます」というお言葉をいただきました。実際、ゲーム内のクエストクリア報酬やログインボーナスなどでいい具合にいただけています。

　しかも「ソーシャルゲームの運営としては終わっちゃダメだろうという常識がありますが、RPGなら終わらないほうがダメだろうということで、本作はエンディングまで作ってあります」という頼もしいお言葉まで確認しています。元々アーケードゲームを手掛けてきた、筋金入りのクリエイターならではの配慮ですよね。

　そこまで理解しておきながら、「ヒャッハ～！　新しいガチャのために精霊石買っちゃえ～!!」などと全力で突進する日々を送っております。どうやら電撃オンライン編集部内にも似たような症状の中毒患者が続出中なようで……。皆さんも、ハマリすぎにはご注意を。

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