2013年11月27日(水)
本書に掲載する新作小説は3本で、『ギルティギア』の小説はシリーズのディレクターを務める山中丈嗣さん、『ブレイブルー』の小説は『フェイズシフト』シリーズでおなじみの駒尾真子さんが執筆している。
いずれもここでしか読めない特別なものだが、特に『ギルティギア』の小説は、『ギルティギア2』の物語の後を描き、シリーズ最新作『ギルティギア イグザード サイン』へとつながるスペシャルな内容となっている。その冒頭部分がこちら!
国際連合非常招集総会。平時のそれは世界各国の首脳が集い、政治や経済について論議、方針を決定する会議である。しかし、非常招集されたこの日の議題は通常とは異なり、先ごろ発生した「ギア消失事件」に端を発する「謎の軍団によるイリュリア連王国首都襲撃事件」――すなわち公称を「バプテスマス13(サーティーン)」事件と定められた一連の事件について論じられることになっていた。
この会議は加盟国の各国首脳は勿論(もちろん)、著名な学者や識者が一同に介し、その数は数百名にも及ぶ大規模なものとなっていた。事件の被害状況報告、真相の究明討論、今後の復興の段取りや世界の民衆に対する報道内容など、多岐の項目を数日にわたって密に協議するために設けられた緊急集会であった。
その会議の冒頭――今回の事件の直接的な被害国の王であり、全世界において最も影響力と発言力とを備える人物――イリュリア連王国・初代国王カイ=キスクの口から発せられた次の一言は、数百名に及ぶ列席者全てを一様に驚愕させるものであった。
ちなみに小説中には、人気キャラのディズィーや、『ギルティギア2』に登場したシンやヴァレンタインについて言及される場面も。『ギルティギア イグザード サイン』のストーリーが気になる人は、そのヒントが隠されている本書の小説をチェックしてみてほしい。
→『ギルティギア』シリーズのストーリーをチェック!(3ページ目へ)
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