『アサシン クリード4』動画付きレビュー！ 船の襲撃、島々に眠るお宝、マヤ遺跡の探索など冒険ロマンあふれる“海のオープンワールド”

文：イトヤン

■“宝の地図”から“暗殺”まで、島に上陸しても冒険が満載！

　さて、砦を占領して海上のマップをアンロックしても、島の港や大きな都市に関しては、詳細な様子を見ることができません。こうした場所のマップを見るには、船から下りてその土地に上陸し、高所のビューポイントに登ってシンクロする必要があるのです。この一連の流れは、過去の『アサシン クリード』シリーズをプレイしている人にはおなじみでしょう。

▲小さな島なら、ジャックドー号から海へ直接ダイブして、泳いで上陸すればいいのですが、港のある町では船を係留して、そこから上陸することもできます。

　海上はもちろん陸上でも、カリブの海賊らしいエキゾチックなアクティビティーが用意されています。中でも“宝の地図”を手がかりとした探索は、これぞ海賊！　といった気分を味わうことができます。

▲当時のカリブはならず者が集まっていた土地だけあって、酒場で一杯やる前にまず、ひと暴れして自分の強さを見せつける必要があります。

▲各所に眠る宝箱を探したり、金を賭けてゲームに挑戦したりといった、過去のシリーズでおなじみのアクティビティーは、本作でもちゃんと楽しめます。

【宝の地図：船のパーツの設計図を入手】

　カリブの島々を探索していると、宝の地図を持っている白骨死体が見つかることがあります（酒場のバーテンダーから、死体の場所を聞き出すこともできます）。宝の地図にはゲーム中で実際に見ることのできる風景を描いた図が書かれているので、実際の景色とその図を見比べながら、宝箱が埋められている位置を探すことになるわけです。死体が倒れている位置から、ずっと遠方の場所に宝が埋められていることも多いのですが、その場合は宝の地図に書かれた数字（座標）がヒントになっているので、これを使ってマップをチェックすれば、きっと見つけることができるはずです。

▲洞窟の奥で行き倒れている白骨死体を発見！　この死体が持っていた宝の地図には、大きな邸宅が描かれているようですが……。

▲地図に描かれていた座標から、目印となる邸宅にたどり着くことができました。あとは実際の景色をよく観察して、宝の地図に書かれている×印の場所を掘り返せば宝箱が！

　もう1つ、カリブならではの宝探しとしては、マヤ遺跡の探索があります。ジャングルの奥に、不思議な光を放つマヤの石像が眠っているので、エドワードがその上に登って“タカの眼”を使うと、“マヤの石”が埋められていた位置を指し示すパズルに挑戦できます。海賊仲間であるジェームズ・キッドの話によると、この石を数十個集めると財宝を得ることができるらしいのですが……？

▲マヤの石像に登ってパズルを解くと、マヤの石が埋められた位置を見つけることができます。それにしてもジェームズ・キッドはなぜ、マヤ遺跡の秘密を知っていたのでしょうか？

　ここまでご紹介してきたのは、エドワードの“海賊”としての側面から見た、本作での活動でした。海賊として活動する一方で、彼には“アサシン”としての顔もあります。過去シリーズでのアサシンたちと同様に、エドワードも伝書鳩による暗殺コントラクトを受け取って、暗殺任務にチャレンジすることができるのです。

【暗殺：無法者を始末せよ】

　本作での暗殺任務は、これまで以上にステルスの比重が強くなっています。海戦の乗り込み攻撃などで海賊らしい豪快な戦闘が楽しめる一方で、アサシンとして活動する際には、より暗殺者らしい行動が必要になってくるわけです。

▲暗殺コントラクトを受領したら、まずは指示された場所まで移動して、“タカの眼”を使ってターゲットを確認します。

▲ターゲットのいた場所が海岸だったので、海の中に潜ってこっそりと接近。ターゲットの不意を突いた暗殺に成功して、ステルスキルボーナスをゲット！

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

　今回の記事でお伝えした通り、『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』には、実に盛りだくさんな遊びの要素が用意されていることが、理解していただけたかと思います。これまでの『アサシン クリード』リリーズと同様に、ドラマチックなストーリー展開やステルスアクションとしてのおもしろさは、語るまでもなく一級品の出来栄えとなっていますが、それ以上に“海のオープンワールド”としての楽しさが詰め込まれています。

　自分の船を手に入れて、初めて全体マップを見た時、今作の舞台となるカリブ海の広さに愕然とするのか、まだ見ぬ場所への冒険に心を躍らせるのか……。自由気ままに航海して、気になった島を見つけたら上陸して探索を繰り広げる。そうした“海賊”という設定だからこそ味わえる、本作の広大な海のオープンワールドを、みなさんもぜひ堪能してみてください！

(C) 2013 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Black Flag and Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.

• 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』公式サイトはこちら
• 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』特集ページはこちら（電撃オンライン）

データ

関連サイト

• 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』公式サイト
• 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』特集ページ（電撃オンライン）