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2013年11月22日(金)

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』で“悪”を楽しむ――トラップと新要素“ウィザードギア”を紹介。キャラの声優も公開に

文:キャナ☆メン

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■華麗・残虐・屈辱の3スタイルに分かれたトラップの数々

 前述の通り、トラップは華麗・残虐・屈辱という3つのスタイルに分かれる。各スタイルを使い込むほど、対応するスタイルについて高位のトラップが開放されていくシステムだ。ここでは、各スタイルのトラップについてその一部を紹介する。


<華麗トラップ>


●バキュームウォール 設置箇所:壁

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 壁から巨大な換気扇が出現し、周囲の空気ごと人間を吸い寄せる。敵が何人いようとまとめて吸い寄せることができ、後続のトラップで敵を一網打尽にしたい時はもってこいだ。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲トラップ発動! バキュームウォールのファンがうなりを上げ、敵を吸い寄せる。全力で走ろうともこの吸引力には勝てない。▲抵抗むなしく、壁に吸い付いてしまった敵。もはや身動きすらままならない。

●スパークロッド 設置箇所:床

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 床から電極がせり出し、強力な放電を行う。侵入者にダメージを与えつつ、その動きを止め、しばらくの間感電で動きを鈍らせる。他のトラップへとつなげる布石として、使い勝手に優れる。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲×ボタンで放電開始! まばゆいスパークが周囲に放たれる。美しい光だが、敵はたまったものではない。▲放電に捕われた犠牲者。うめき声を上げて苦しむが、放電が終わるまで苦痛は終わらない!

<残虐トラップ>


●サーキュラーソー 設置箇所:天井

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 天井から降下してくる回転ノコギリ。高速回転する機械のうなりがかき立てる恐怖は歯医者でおなじみだが、このトラップの犠牲者が味わう苦痛は、小さなドリルの比ではない。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲筋肉が誇らしげな巨漢の頭上から、ノコギリが降下してくる。標的はいまだレグリナに気を取られ、その脅威に気付いていない……。▲うなるサーキュラーソー。飛び散る血しぶき。侵入者を切り刻み、機械音に混じって絶叫が響き渡る――。

●ガトリングアロー 設置箇所:壁

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 多連装の発射管から鋭い矢を次々と撃ち出し、侵入者をハリネズミのようにしてしまう。獲物を一息に仕留めるより、数多くの傷を与えて苦しめる陰惨なトラップだ。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲ガトリングアロー起動! 侵入者の背後にある壁から、連続して矢が発射される。壁から距離を取る慎重な敵にも有効だ。▲1本目の矢が敵の身体を突き刺し、仰け反った女性の背中に2本目、3本目と次々に矢が襲い掛かる。すべての矢が命中するまで、倒れることも許されない。

<屈辱トラップ>


●フライングケーキ 設置箇所:壁

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 クリームとイチゴでデコレーションされた美味しそうなケーキ。誰かへのご褒美? なはずもなく、壁から飛び出したケーキは侵入者の顔面を襲い、その視界を容赦なく奪う。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲トラップを起動すると、壁がくるりと回転して、勢いよくフライングケーキが飛び出してくる。▲ぶべしゃっ! 敵の顔面をたっぷりのクリームが覆う。真後ろからでさえなければ、必ず敵の視界を奪ってくれる。

●バナナノカワ 設置箇所:床

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

 なんの変哲もない、ただのバナナの皮に過ぎない。しかし、踏んだ者を盛大に転ばせて隣のブロックに移動させるその効果はあなどれない。なぜならば一歩先が奈落、ということもあり得るからだ。それで命を落とした者の無念と屈辱は、いかばかりだろうか。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲バナナノカワを召喚! こつ然と現れるしなやかな黄色い物体。奇襲のタイミングをうかがう伏兵の如く、敵を待ち受ける。▲バナナノカワ、してやったり。実はバナナの皮に多量の油分が含まれており、高い潤滑効果を持っている。犠牲者と一緒に宙へ舞う姿が、なんだか誇らしげ。

■敵にとっての地獄――舞台となるステージを紹介

 最後に“プロシュライン城”と“バルマギア”というステージの特徴を掲載する。ゲームに登場する各ステージには、いくつもの部屋や施設が存在し、そのそれぞれに凶悪な仕掛けが施されている。場合によっては、恐ろしい破壊力を持つ“ウィザードギア”が備えられており、今回紹介するバルマギアもそんなステージの1つとなる。


<プロシュライン城>


 礼拝堂や庭園を備えた中世風の城。各施設には、敵に対する仕掛けが配置されており、以下に紹介するエントランスにも、巨大な剣を構えた大騎士像が置かれている。

●エントランス
 巨大なエントランスホール。高い天井、階段の配置、彫像や装飾物などのすべてが、来客を圧倒し、畏怖の念を感じさせるべく計算されている。中でも、大剣を振りかぶった騎士の像は、処刑人を思わせ、見る者に不安を抱かせる。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

●大騎士像
 エントランスにある騎士の像。甲冑に身を固め、巨大な剣を振りかぶった騎士の像。壮麗さよりも血生臭さを感じさせる見た目の印象に違わず、残忍な処刑装置としての機能を組み込まれている。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲スイッチの操作により、大騎士像が剣を振り下ろす! その剣の巨大さは、筋骨隆々たる巨漢の姿さえ、小さく見えるほど。たくましい身体も役には立たず、彼の命はもはや風前の灯火だ。

<バルマギア>


 今作では中世風の建物以外にも、さまざまなバリエーションのステージが用意されている。その1つがこの廃工場“バルマギア”だ。無人となった今でも、魔導仕掛けの機械は稼動を続けている。

●ショールーム
 この工場の技術や製品を、来客へ示すために設けられた部屋。室内にはさまざまな機械類や資料が並んでいるが、ひと際目を引くのは、轟音をたてて疾走するウィザードギア“紅蓮魔導汽車”の存在であろう。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

●灼熱スチーム
 ショールームにある仕掛け。排気口から、高熱の蒸気が間欠的に噴き出す。無人となった工場に、偽りの活気を生み出している。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲灼熱の蒸気は、近寄った者に敵味方問わず熱傷をもたらす。付近を移動する際は十分に注意し、上手くトラップコンボに利用したい。

●コントロールルーム
 ウィザードギア“紅蓮魔導汽車”の運行を制御するコントロールルーム。中央に配された転車台は、方向転換と同時に高度変更も行える。その設備から、この工場がかつて高い技術を有していたことをうかがわせる。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』

●からくり時計
 コントロールルームで紅蓮魔道汽車の運行を管理していたと思われるからくり時計。決まった時刻になると鳩が飛び出して時を告げる微笑ましい仕掛けに過ぎなかったが、ヴェルザのちょっとした改造により恐ろしい機能を搭載した。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲時計の前に侵入者が飛ばされてくると、鋭いくちばしを持った鳩が勢いよく飛び出し、その身体を貫く。鳩が引き戻されると敵は文字盤に打ちつけられ、その両側からハサミのように時計の針が迫ってくる! 犠牲者の心理的効果まで考慮された、残虐極まりない仕掛けだ。

●ウィザードギア“紅蓮魔導汽車”
 ウィザードギアとは、魔導を動力源として自律的に動く機械のようなもの。紅蓮魔導汽車は、機関車としての機能を与えられた大型のウィザードギアである。

『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』 『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』
▲煙を巻き上げて疾走する紅蓮魔導汽車。その進路上に立てば、誰であろうとただでは済まない。開口部からのぞき見える赤い光は、動力炉の輝きだろうか?

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