2013年12月13日(金)
熱狂的なファンが、12月19日の発売を待ち望んでいる、スクウェア・エニックスのPS3用ARPG『ドラッグ オン ドラグーン3』。今回は、かつて『ニーア』の記事を担当し、『DOD1』や『DOD2』もバッチリ遊んでいる赤い瞳の女性ライター・サガコが、本作を遊んで感じた印象を包み隠さず語り尽くします。
どうも! 赤くなった目からまだ花は生えてないほうのライター・サガコです!
今回は、趣味嗜好がかなり偏り気味な女子ゲーマーの視点から、『DOD3』のレビューをお届けします。どれくらい偏っているかというと……好きなスクウェア・エニックスのゲームが『ヴァルキリープロファイル』『ファイナルファンタジーX』『ニーア レプリカント』『タクティクスオウガ』あたりだということだけ、ひとまず認識しておいていただければよいかと!(編集注:つまりは、かなり“濃い”ってことですね)
もちろん、とてもいい匂いのする『DOD』シリーズは言わずもがなですよ!!
▲『ニーア』なんかはガッツリ遊ばせてもらいました。ちなみに、アクションゲームの腕は、何それおいしいの? ってレベル。(写真は『ニーア』のもの) |
さっそくですが、私がゲームを遊んで最初に抱いた印象、それは“『DOD3』はうるさい”ということでした。“うるさい”という単語から、あなたはまず何を思い浮かべますか? 音量が大きいってこと? ゲーム中のBGMが何やらやかましいってこと? いいえ、違います。『DOD3』は、とにかく“キャラがよくしゃべる”のです。ある意味、うるさいほどに(笑)。
▲キャラがよくしゃべるゲームって、たぶんいろいろあるとは思いますが、本作は特にスゴイ!! |
個性的な登場人物が多数登場することは、既報でとっくに明らかにされているわけですが、その誰もがとにかくしゃべるしゃべる。とりわけゼロとミハイル、そして使徒の4人が、ほぼずっと、何かしらしゃべっています。
▲そりゃあ、ゼロ役の内田真礼さんやミハイル役の東山奈央さんが、台本の分厚さに驚くよな……と察してしまうレベル。 |
本作は、ミッションごとに敵を倒しながらステージを進んでいく、小気味のいいアクションRPG。アクションゲームの主人公たちが、ステージ中にしゃべりまくるのは、ある意味そこまでめずらしくないかもしれません。が! 本作ではスタートからゴールまでの間、主要なキャラたちだけではなく、敵兵もしゃべりまくりなんです。これには驚愕!!
「助けて!」
「やめろぉぉぉぉ」
「死にたくないよぉぉぉ!」
それはこっちのセリフだと言わんばかりの阿鼻叫喚が、さわやかにえげつなく入り乱れ、いい感じに“うるさい”状態をキープしつつ、ストーリーが進行していきます。そう、うるさくはあるんですが、それらのセリフは決してプレイの邪魔にはなりません。織りなされる会話は戦場の狂気をほどよく感じさせてくれ、なおかつ主人公であるゼロたちの人となりを理解する助けとなってくれるからです。
▲敵にも敵の戦う事情があるんだなぁ……と、その背景を妄想してしまうことも。ある意味、とてもアニメ的な印象を受けました。まぁ、それでも敵を斬り倒して進むことになるわけですが(笑)。 |
血しぶきを浴びながら敵を斬り捨てていくゼロ。想像外のタイミングで挟まってくる、ある種下品なトーク。そこかしこの会話が、決して単なる繰り返しではない点にも注目です。みなさん、本作を遊ぶときは、ぜひ大音量でプレイしてみてはいかがでしょう。MONACAの岡部啓一さんが手がけられた楽曲もよく聞こえて、一石二鳥ですよ。
▲楽曲はどれもステキなので、ぜひ大音量で。ボス戦とか超カッコいいです! |
あ、ですがスピーカーで大音量にしますと、ステキな音楽のみならず、ありとあらゆるキャラクターの会話や罵倒、あえぎ声、断末魔その他がすべてダダ漏れになるのも自明の理。家庭環境やお住まいの状況に合わせて、責任を持ったセルフジョイをお願いできればと思います。女子的にはやはり、ヘッドホンこそがジャスティスかと!
▲ディトのサディスティックなセリフやデカートの「うぅっ」というドMなうめきを、スピーカーから大音量で出力するのは危険。ご父兄様や大家さんとかに「あの子、いったい何を…」って言われても自己責任ですよ。 |
→全編にわたって“性に奔放”、あるいは“性に開放的”(2ページ目へ)
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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