2013年12月13日(金)
さて、すでにみなさまご存知とは思いますが、本作においては発売前から“性”というものが、じつに重要かつ派手なファクターとして取り上げられてきました。『DOD3』のテキストを書くにつけ読むにつけ、いったい何度“性に奔放な”というワードを目にしたことでしょうか。“性に開放的な”もよく使ったかなぁ。
ライターの事情としては、「だって、いろんな世代が読む媒体で、それ以上に過激で正直な表現はできねぇっすよ」という側面もあったりするわけですが。
▲こんなに美しいウタウタイたちが、性に奔放ですってーーー!? |
プレイしてみるまで、いったいどの程度奔放なのか。そして、かなりの変態ぞろいだとは説明こそされているものの、どの程度変態なのか。私は正直、あやしんでいました。いくら奔放、そして奔放といったって、そうはいってもコンシューマのゲームですからね。日本が誇る、スクウェア・エニックスさんから出るゲームなんですからね!! 通称“ヨコオゲー”の最新作とはいえ、いやいやそこまで激しくはないだろうと、高をくくっていたわけです。
そう。あの日あの時、シナリオを目にし、マスターROMをプレイするまでは……。
電源を入れて数分後、私は画面に向かって言ってましたね。
「ちょww待てヨコオwwww」
ごめんなさい……まがりなりにもライターともあろうものが、“w”なんて表現を使ってはいけないのかもしれません。せめて使うなら“(笑)”なのかもしれません。ヨコオさんを呼び捨てにするなんて、もってのほかなのかもしれません。
ですがっ! 私のその時の心情を的確に表現するには、さんづけをしている余裕などないし、もはやこの“草”を使うよりほかないのです! つまり不可避! ちょっと待てと言わざるを得なかった!
驚愕と諦念とが極まって、あきれてもう一周回って笑顔になってしまうほどの、激しい動揺が私を襲ったのです!!
▲そういえば、「エーッ!?」もよく口に出してましたね……。どうしてこうなった的な意味で。 |
ここでその驚愕の内容を逐一書き連ねたい気分ではありますが、ネタバレは自重しておきます。みなさん自身で、ぜひ体験していただきたいので。ただ、震える指先がコントローラの○ボタンを押すことすらためらうレベルで、私の時間が軽く静止したということだけは、ここに記しておこうと思います……。
あ、ちなみにこの「ちょ」なセリフと「エーッ!?」な驚愕は、今後エンディングまでずっと、私がことあるごとにつぶやいた最多ワードであったことも併記しておきます。みなさん、いろいろと覚悟を決めてゲームをプレイされることをオススメします。
ここで、自分が周回プレイまで遊んでみて、実感したポイントをあげておきます。ゲームとして人によっては気になるだろうな、という点もありました。それは、“アクションを難しいと感じるプレイヤーもいるかも?”ということ。
▲基本的には、戦闘はボタン連打でこなしていけますが……ボス戦などはそれなりのテクニックが要求されます。 |
私自身があまり攻略要素を意識せず、自分の感覚だけで適当に押し進めてしまうタイプなので、余計にそう感じた部分もあるのでしょう。とはいえ、かなりスピード感があるためか、“思っていた以上に難しいぞ”というのが最初の印象でした。
だって、スピード感があるということは、それだけ制御するのも大変ってことなわけで……。もちろん、うまくなってくると爽快感バツグンになるわけですが、そこに至るまでは要練習かと。もしも敵を倒すのに苦労しはじめたら、ストーリーを急いで進めるのではなく、武器の強化などを適宜行って、攻撃力を上げつつ進めることも重要ですよ。
▲戦況に合わせて、4種類の武器を持ち替えることも大切。私のように「格闘装具が好きなんだもん!」とか言って、ヘタレがごり押しで無理をするのは禁物です。 |
ちなみに、ミッションスタート前に購入できる回復薬や攻撃力&防御力の強化アイテムは、ゲームオーバーやコンティニューを避けるために、とても有効です。ケチらず買って、ケチらず使いましょう。
別の某ゲームで、「せっかく手に入れたエー●ルやエリ●サーを“今使うのはもったいない! 大事な局面まで取っておかないと!!」って貧乏性な考えで、最後までほとんど使わずに終わっちゃうプレイスタイルの私は、序盤から回復薬をケチってずいぶんバカをみました。使えるものは全部使って、とにかく生き残るべしです。
▲同様に、武器の強化も大切。コンボも使いやすくなりますしね。 |
本作では回復薬を買うにも、武器を強化するにもお金が必要。金だ、金が足りない! よっぽどアクションに自身がある人でない限り、基本的にお金は不足しがちになると思うので、不足したら“依頼”と呼ばれるクエストで、地道に稼いでいきましょう。
あと……私のようなへっぽこさんにアドバイスをするとしたら。用意されたアクションは全部使いましょう! ○ボタンのガードとか、ちゃんと使いましょう! 武器ごとに設定されたコンボの説明とかも、きちんと読んで試してみましょう! 闇雲に勢いだけで突き進んではいけません。そんなことしてると……詰まりますからっ!
▲ガードやカウンター、回避などのアクションも、ぜひ使いこなせるようになりたいところ!! 自分自身に言い聞かせてます、これ。 |
▲ただまぁ……困ったときは“ウタウタイモード”を発動すれば、意外となんとかなったりもします(コッソリ)。 |
倒れたとしてもコンティニューをすれば、特にペナルティもなくチェックポイントからやり直せます。少し強化された状態でリスタートできるというオマケ付きなうえ、何度でもコンティニューできるので、いつかはクリアできる仕様だと感じました。それは素直にうれしい。ただ、ちょっとだけ問題もあるのです。それは……。
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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