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2013年12月24日(火)

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』はシリーズ未経験者にも遊んでほしい、雄大なる“海のオープンワールド”【電撃オンラインアワード2013】

文:イトヤン

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『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
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 こんにちは、ライターのイトヤンです。電撃オンラインでは現在、ファンによる投票で2013年のベストゲームを決める“電撃オンラインアワード2013”が行われています。そこで今回、私がオススメするのは、ユービーアイソフトより11月28日に発売されたPS3/Wii U/Xbox 360/PC用ソフト『アサシン クリード4 ブラックフラッグ』です。なお、次世代機での発売も予定しており、PS4版は2014年2月22日発売、Xbox One版は発売日未定となっています。

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』

 『アサシン クリード』は、史実に基づいたストーリーに、“アサシン教団とテンプル騎士団の対立”というテイストが採り入れられた、アクションゲームの人気シリーズです。アサシン(暗殺者)の主人公による、歴史上の都市を舞台にしたオープンワールドの探索や、スリリングな暗殺ミッションの楽しさは、過去のシリーズをプレイした経験のある人なら、よくご存じかと思います。

 シリーズの経験者はもちろんですが、この『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』は、これまでシリーズをプレイしたことのない人にもぜひオススメしたい作品なのです。「『4』ってついてるぐらいだから、過去の作品を遊んでいないと楽しめないのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。ここではその理由についてご説明しましょう。

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』

■広大な大海原を自由に行動して“カリブの海賊”生活を体感!

 『アサシン クリード』シリーズはこれまでに、十字軍時代の中東や、ルネッサンス時代のイタリア、そしてイギリスとの独立戦争を戦っている時代の北米と、世界史のさまざまな時代や土地が舞台となってきました。そして本作『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』では、“海賊の黄金時代”の末期となる、18世紀初頭の西インド諸島が舞台になっています。

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』

 この舞台設定からもわかるように、本作の主人公であるエドワード・ケンウェイは、富と成功を求めて“カリブの海賊”となった人物です。海賊とアサシンという2つの顔を持つエドワードは、海賊船“ジャックドー号”の船長として、カリブの島々と海上を自由自在に移動して、多彩な冒険を繰り広げていくのです。

 このように本作では、主人公の活躍する舞台が、従来の『アサシン クリード』とは大きく異なっています。これまでのシリーズでは、エルサレムやローマといった歴史上の大都市を探索し、暗殺ミッションをはじめとするさまざまな活動を行うことができました。もちろん本作でも、ハバナやキングストンといった都市に上陸して、そうしたプレイを楽しむことができます。しかし本作ではそれに加えて、都市の周囲に広がる南国のジャングルや、カリブの島々が浮かぶ大海原も、冒険の重要な舞台となっているのです。

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』
▲大勢の住人が存在する街の中を探索したり、建物の屋根や木の枝に登って素早く移動したりと、従来の『アサシン クリード』らしいプレイも、たっぷりと楽しめます。

 ちなみに帆船の操縦や海戦は、前作にあたる『アサシン クリードIII』でも楽しむことができました。とはいえ、前作での海戦がある程度限定されたシチュエーションだったのに対して、本作では海上をどこでも好きなように航行して、輸送船団や敵の軍艦をいつでも襲撃できるという、まさに“海のオープンワールド”と呼ぶにふさわしい、自由度の高いプレイが可能になっています。主人公の自由な行動範囲が海上まで広がったことで、過去のシリーズにとらわれない、新鮮なプレイ感覚が味わえるのです。

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』
▲陸上でのアクションに加えて、ジャックドー号を操縦して海上を航行する敵船を襲撃するという、海賊ならではの海戦を自由に行うことができます。

 筆者としては、この大海原をのびのびと航行する解放感が、本作の大きな魅力だと感じました。美しい帆を広げて青い海を進む気持ちよさもさることながら、航行中に船員たちが歌ってくれる“船乗りの歌”が、船を操縦している気分を大いに盛り上げてくれるんですよね。ちなみにこの“船乗りの歌”は、陸上の街や港を探索することでその種類がどんどんと増えていくので、ぜひ収集してみてください。

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』

 船長であるエドワードは、ジャックドー号を離れて港へ上陸するだけでなく、船から直接海中へ飛び込んで、小島などに泳いで渡ることもできます。その際、船員たちが「船長が海に!」「船長がひと泳ぎしているぞ!」といった具合に、いちいちリアクションしてくれるのが、なんだかとっても微笑ましい雰囲気で、ついつい笑ってしまいます。

『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』 『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』
▲航海の途中で見つけた小島に、宝箱などが眠っていることも。ちなみに、探索を終えて船に戻ってくると、今度は船員たちが歓声を上げて出迎えてくれます。

→これまでのシリーズとは一味違う“ワイルドさ”を持った主人公(2ページ目へ)

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データ

▼『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年11月28日
■希望小売価格:7,770円(税込)

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