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2014年1月6日(月)

PS3『The Last of Us』は人類が滅ぶ前に遊んでおくべき世紀の大傑作である【電撃オンラインアワード2013】

文:まさん

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■頼れるものは道に落ちている限られた物資! サバイバルを重視したアクションも秀逸

 ここまでストーリー重視の作品だと言ってきましたが、じゃあ、ゲームとしておもしろくないのかと言えばそうじゃありません。このゲームは、引き込まれる演出と密接に絡んでくるゲーム性も魅力の1つなのです。いわゆるサバイバルアクションなので、銃器や火炎瓶などを駆使して敵を倒していく場面も多いのですが、アイテムは無限ではありません。銃器の弾は少なく、火炎瓶や爆弾といったアイテムも、物資を組み合わせて作る必要があります。

 しかも、アイテムは持てる数に上限があり、ケガを治す治療キットと火炎瓶の材料が重複していたりするので、少ない物資をいかにやり繰りするかが重要になってきます。ゲームも後半になってくると、集団で一気に襲ってくる人間や感染者の目を潜り抜けて物資をかき集め、敵から隠れてアイテムを作るなんて場面も多く登場し、プレイヤーのスキルの向上に合わせてサバイバル感が増していくのもおもしろいところ。もちろん、慣れてくれば逆に物資が余りまくる、なんてことも可能です。

 例えば、敵が死体を見つけると周囲を探索する性質を利用し、窓の外で敵対者を1人殺してから窓の裏に隠れ、他の仲間をおびき寄せて1人ずつ倒していくなど、周囲の地形や敵の行動を利用することで、アイテムを消費しなくても素手で立ち回れます。初回ではめちゃくちゃ苦労するような集団戦も、再プレイすればいったん逃げて入口にやってきた敵を爆弾でまとめて吹き飛ばせば楽だと気付くなど、アクションとして発見が多いのも素晴らしいですね。

『The Last of Us』 『The Last of Us』
▲どんな敵でも吹き飛ばせるお手製の爆弾やインフェクテッドに効果バツグンの火炎瓶、治療キットなど攻撃アイテムも回復アイテムも自分で作らなければならないサバイバル感。慣れてくるとレンガでボッコボコ殴り殺せるようになり、むしろ敵に同情するくらい。

 そんな感じでアクション部分を楽しみたい人は、クリア後の難易度を上げた周回プレイや『DLC』で新マップが配信されたばかりのマルチプレイもオススメ。個人的にはストーリー推しで遊んで欲しい作品ですが、アクションでサバイバルしたいぜー! という人にも満足してもらえると思います。

 今後、ストーリーを追加した『DLC』も配信されることが決定しているので、これからもまだまだ遊べる本作。ラストまでプレイすれば、そのオチが納得できる、できないにかかわらず、きっと何か心に残るはず。だからこそ、この年末年始の長いお休み中に挑戦してほしい! 例え翌日に世界が滅んでも、最後までプレイしてください!!


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(C)Sony Computer Entertainment America LLC. Created and developed by Naughty Dog, Inc.

データ

データ

▼『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』(ダウンロード版)
■メーカー:SCE
■対応機種:PS3
■ジャンル:ACT
■配信日:2013年10月31日
■価格:5,145円(税込)

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