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2013年12月27日(金)

『アンジュ・ヴィエルジュ』第2章『黒き夜の奇跡』をプロデューサーと遊んでみました! インタビューも掲載

文:カワカミ雁々

 皆さんこんにちは、ライターのカワカミ雁々です。今年10月のブースターパック第1章『青蘭の聖少女』発売以来、コミカライズやノベライズ、ソーシャルアプリ化と、多彩なメディアミックスで話題を呼んでいる新作TCG『アンジュ・ヴィエルジュ(以下、アンジュ)』。そのブースターパック第2章『黒き夜の奇跡』が、12月20日に発売されました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』

 大手ライトノベルレーベルである富士見書房とメディアファクトリーがタッグを組んで世に送り出したこの『アンジュ』は、各レーベルで活躍する人気イラストレーターが多数参加し、すべての登場人物がカワイイ女の子という突き抜けたコンセプトを持ったTCGです。今回は、このブースター第2章『黒き夜の奇跡』について、本作のプロデューサーである荒井 健史さんと大和田 隆さんにお話をうかがい、実際に第2章のカードを使った対戦レポートをお届けしていきます。

■Σ単デッキとΩ単デッキの2つのサンプルデッキで対決!

 それでは早速対戦の様子をお伝えしていきたいと思います。この日プロデューサーに用意してもらったデッキは、《羽ばたく片翼 レミエル》《一騎刀千 御影葵》を投入したΣ単デッキと、《コードΩ33カレン 殲滅モード》と《呪われし指先 イレーネス》を投入したΩ単デッキの2つ。

 Σ単のデッキは《羽ばたく片翼 レミエル》の能力をフィーチャーしたもので、ブーストカードが大量に投入されています。《羽ばたく片翼 レミエル》と《覚醒 レミエル》および《覚醒 御影葵》と《一騎刀千 御影葵》のコンボも搭載しており、《一騎刀千 御影葵》がいる状態で《羽ばたく片翼 レミエル》の能力で《覚醒 御影葵》を登場させることで、一気に大ダメージを与えられるという作りになっているようです。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』

 対して、Ω単のデッキは《コードΩ33カレン 殲滅モード》の能力でレベル4のプログレスを展開することを狙ったデッキ。こちらも《コードΩ33カレン 殲滅モード》から《呪われし指先 イレーネス》や《花の妖精 フローリア》を登場させることで、高いダメージが見込めるデッキになっていました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』

 というわけで、対戦スタートです。最初はΣ単のデッキを使わせてもらうことにしました。第1章『青蘭の聖少女』環境では、やや影の薄かった感のあるブーストカードを生かすデッキということで、とても興味がわきました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲荒井P(右)が先攻でゲームスタート。なお『黒き夜の奇跡』収録の0レベルプログレスは、クリスマス仕様のイラストになっています。今後も、発売時期に合わせたイラストのカードを出していくとのことなので、夏には水着や浴衣姿のプログレスなども期待できそうですね!

■『アンジュ』の勝負は一瞬で決まる……!?

 先攻の荒井Pは《貴族 カトリーヌ・オベール》からのスタート。いきなり手札を回転させていきます。さらに《整備士 エルセア=エコルダ》も展開してエナジーを1枚アウェイクすると、《オペレーター システムNP=ゼシカ》という見慣れないカードを出してきました。ええと「エナジーを2枚アウェイクする」だって!? こちらが目を白黒させているうちに、能力でエナジーを2枚アウェイクさせレベル2のプログレスを場に出し、なんと1ターン目に4体ものプログレスを並べてきました! さらにこのターンのアタックでダメージゾーンにキーカードであろう《一騎刀千 御影葵》が2枚落ちてしまうという悲劇が……。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲急戦にもほどがある展開に。『アンジュ』は第1弾のころからスピーディなゲーム進行がウリでしたが、『黒き夜の奇跡』以降はデッキによってはさらにスピードアップした展開ができそうですね。

 「いやあ、ブン回りましたね(笑)」とドヤ顔を浮かべる荒井Pに対して、こちらは《まどろみの巫女 神薙千鳥》をプレイするのみ。返すターン、荒井Pは仕事を終えた《オペレーター システムNP=ゼシカ》をシフトして早くも《コードΩ33カレン 殲滅モード》を展開。さすがにデッキ1周目なのでリンク成功はなかったものの、ガリガリとダメージを与えてきます。続くこちらのターンでは、《誓いの女神 ユラ》で捨て札のレベル2のプログレスを回収しつつ、レベル3の《訓練中 御影葵》を出してなんとか戦線を構築していきます。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲ものすごい速さで攻撃を仕掛けてくる荒井P。《訓練中 御影葵》で必死に対抗します。

 しかし、荒井Pは攻め手を緩ませず《呪われし指先 イレーネス》を追加。山札も2周目に入ってリンク成功率が上がっていることを考えると、かなりピンチです。《コードΩ33カレン 殲滅モード》の攻撃は、『黒き夜の奇跡』で新登場した“キーパー”(特定のプログレスのガード時に発動して、パワーを上昇させられる能力)を持つ《カメラ少女 遠山キャロル》でしのぎますが、続く《小さな勇気 生嶋兎莉子》と《呪われし指先 イレーネス》の攻撃であえなくゲームエンドとなってしまいました。

 リンク失敗時に追加でカードをめくれる“奇跡”持ちと、今回の、他のプログレスのリンク成功で自身のめくれる枚数が増えるレベル4のプログレスはとても相性がいいですね。しかし、ブーストカードがたくさん手札に来てしまって、ガードも満足にできませんでした……。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲“奇跡”持ちのプログレスは、自身への修正値は小さいものの成功率の高さが魅力です。今回のように「他のプログレスのリンクが成功していたら~」のプログレスと組み合わせていきたいですね。

→コンボデッキが大爆発!?(2ページ目へ)

(C)Ange Project

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データ

▼『アンジュ・ヴィエルジュ ブースターパック第2章 黒き夜の奇跡』
■メーカー:KADOKAWA
■発売日:2013年12月20日
■希望小売価格:1パック 315円(税込)
 
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