2014年1月16日（木）

『俺の屍を越えてゆけ2』の主要人物やゲームシステムが公開！他国への遠征やSNSとの連動など前作『俺屍』からの進化ポイントも

　SCEは、2014年夏に発売するPS Vita用ソフト『俺の屍を越えてゆけ2』の新情報を公開した。

　『俺の屍を越えてゆけ2』は、1999年にPSで発売されたRPG『俺の屍を越えてゆけ』、通称『俺屍』の続編にあたるタイトル。2つの呪いを受けた一族による世代交代をテーマに、一族を手にかけた者への復讐劇と、呪いを解く宿命に立ち向かう姿が描かれていく。

　今回の記事では、物語のあらすじや主要人物、ゲームサイクルや他プレイヤーとの交流システムについて触れていこう。


▲メインビジュアルを飾るのは、手足を拘束された謎の女性“夜鳥子（ヌエコ）”。狂気じみた印象を与える彼女は、作中でどのような役割を持つ存在なのだろうか。

　時は平安中期。

　突如発生した大地震を皮切りに次々と天変地異が襲い、都は荒れ果てていった。

　そんな中、天変地異を神の祟りと恐れた者たちの手により、帝に使える武家一族が人身御供の名の元に、一族郎党、女子供まで無実の罪で惨殺される。

　無残にも川原に並べられた、一族のされこうべ。そこへ“黄川人（きつと）”と名乗る天界の使いが現れ、一族のされこうべに問いかける。

「こんな目にあわせてくれたヤツに復讐したいよな？」

　黄川人はさらに、一族に2つの呪いが掛けられていることを告げる。1つは、常人の何倍もの速さで成長し、わずか2年ほどしか生きることが叶わない“短命（たんめい）の呪い”、もう1つは、人との間に子を成すことができない“種絶（しゅぜつ）の呪い”。

　一族は惨殺を図った者への復讐をするべく、一族に掛けられた2つの呪いを覚悟したうえで黄川人に蘇ることを望む。復活を遂げた一族のされこうべは、それぞれに復讐への力を蓄えるべく、全国へと散っていった。いつの日か京へと攻め上ることを胸に誓って……。

　わずかな希望は人間と子孫を残せない代わりに、神々と交わることで血を残せること。神々の力を借りて親から子へと繋ぎながら、一族を手に掛けた者たちへの復讐と2つの呪いからの解放という宿命に一族は立ち向かう。

■一族の想いは“交神の儀”を経て子や孫へと継承させる

　寿命がわずか2年という“短命の呪い”と、人との間に子を成せない“種絶の呪い”。主人公の一族は、この2つの呪いに抗いながら世代交代を繰り返し、いつしか宿命を断つために力をつけていく。


▲“短命の呪い”によって2年で死期を迎える一族の者たち。一族を惨殺した者への復讐と、2つの呪いを解く宿命だけでなく、先祖たちの能力や想いも代々受け継がれていく。

　ゲーム開始時は、まず一族の初代当主となる人物の作成から行う。今作ではPS Vitaのカメラを使って自分や他の人の顔を取り込み、その特徴をキャラクターに反映させることが可能だ。もちろん、複数のパーツから自由にエディットして作ることもできる。


▲男性か女性かを選んで初代当主を作成。撮影時の表情なども影響する。


▲一族のテーマカラーとなる衣装の色も決められる。

　作成時は、剣士や弓使いといった中から当主の職業も選択する。基本8種類の職業はそれぞれで特徴が異なるので、能力やバランスなど一族の将来を加味したうえで選んでいきたい。


▲職業によって各能力の成長傾向や装備できる武具などに違いがある。


剣士		弓使い
▲強固な防具に身を包み、前線で敵を切り捨てる。攻守の要。		▲弓矢を使って遠距離戦から敵を射抜き、仕留める。剣士に次ぐ攻撃力を誇る。

　種絶の呪いを受けた一族だが、“交神の儀（こうしんのぎ）”と呼ばれる儀式を執り行うことで神様との間に子を宿せる。生まれる子は両親の素質や見た目を受け継いで誕生するため、職種だけではなく、どの神様を相手に選ぶかも一族を繁栄させるうえで重要になる。


▲性別が女性の場合、相手は男性の神様から選ぶことになる。


▲交神の儀で一族と神様の血脈が交わり、両親の容姿の影響を受けて子が誕生する。

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

データ

▼『俺の屍を越えてゆけ2』ダウンロード版: ■メーカー：SCE; ■対応機種：PS Vita; ■ジャンル：RPG; ■発売日：2014年夏予定; ■価格：未定