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2014年1月22日(水)

3DS『カラス BOR』をエレキコミック・今立進が斬る! STG好き芸人×k.h.d.n.永田大祐の濃厚対談をお届け

文:ミゲル

■“裏ワザ”を自分で見つける、懐かしい感覚

『Karous ‐The Beast Of Re:Eden‐(カラス ザ ビースト オブ レデン)』

今立:最初は普通のSTGかなと思っていたんですが、敵の属性によって攻撃方法を変える必要があったりと、パズル的な要素が入ってくるじゃないですか。そこは、STGとして新しいと思いましたし、おもしろかったですね。

 今回は、発売前に『カラス BOR』を触らせてもらったので、なんの情報もない中で“攻略法を自分で考える”という感覚は久々でした。原点に戻った気がしましたね。最近は、発売したらすぐにインターネット上に攻略法が上がってしまいますから。

 STGは“攻め”を基軸としたものが多い中、『カラス BOR』はボムやシールドといった“守り”をどう使うかが重要なゲームだと感じました。携帯機の小さい画面では、大きく自機を移動させたり、細かい動きで弾を避けたりといったことが難しいですので。

永田:そうですね。あとは、どのステージでどのアシストアイテムを使ったらいいのかという悩みも出てくると思います。

『Karous ‐The Beast Of Re:Eden‐(カラス ザ ビースト オブ レデン)』 『Karous ‐The Beast Of Re:Eden‐(カラス ザ ビースト オブ レデン)』
▲敵には属性が存在。ショットやソード、ボムといった各属性に対応するもので攻撃する必要がある。▲ボムやソードなどの装備品の他、移動速度が上がったり、敵の弾を一定数弾いたりといった、“アシストアイテム”の選択も攻略のカギに。

今立:ミッションの設定がまたうまいんですよね……。例えば“ボムだけで敵を倒せ”では、ボムゲージの回復量が上がるアイテムを装備したほうがいいのか、それとも落とされたら元も子もないので“オートボム”が発動するアイテムのほうがいいのかなど、戦略性が重要になっておもしろかったです。

永田:プレイヤーは、まったくヒントがない状態からプレイすることになります。でも実は、プレイ中に下画面へ表示されている“Message(メッセージ)”にヒントが隠されているんですよ。そこにプレイヤーが気が付くかどうかがカギですね。

『Karous ‐The Beast Of Re:Eden‐(カラス ザ ビースト オブ レデン)』 『Karous ‐The Beast Of Re:Eden‐(カラス ザ ビースト オブ レデン)』
▲プレイ中、画面下に表示されるメッセージ。後からログを追うこともできる。

今立:ログを読むしかないですよね。実は今、詰まっているミッションがあって……。“メッセージを20通受信しろ”というものなんですが、どうやったら受信メッセージが増えるのかわからないんですよ! 「(実際の)友だちを増やせばいいのかな」とかいろいろ考えているんですけれど(笑)。

永田:(笑)。メッセージがよく届くようになるというアシストアイテムがあるんです。アイテムありきのミッションですね。そこに気が付かないと、クリアができないようになっています。

今立:僕はまだ持ってないですね。どこで手に入るんだろう……。STGなのに、このSTGの要素と関係のないミッションも含まれていたりするのもおもしろいです。僕は、まだDegree:3までしかクリアしていませんが、この先どんなバリエーションのミッションがあるのかも楽しみですね。

 何より、レベルが上がるのでプレイした時間が無駄にならないところがいいです。弱い武器を育てる意味もあるし、もちろん決めた武器だけでステージを進めるのもアリですし。

『Karous ‐The Beast Of Re:Eden‐(カラス ザ ビースト オブ レデン)』 『Karous ‐The Beast Of Re:Eden‐(カラス ザ ビースト オブ レデン)』
▲レベル1の閃光ボム(左)と、レベル100の閃光ボム(右)。レベルが上がると、効果も大きく変化する。

永田:ミッションをクリアできなくても、“ショットのレベルが上がった”など、何かしらの恩恵を得られるようにはなっています。

今立:そうですね。なので、シールドのレベルを上げるために、延々とシールドで弾を受け続けるといったこともやりました(笑)。

永田:昔よくやった、“裏ワザを探す”感覚です。

今立:そうなんです。その匂いがとてもしますね。ストーリーにも言えることですが、与えられた最低限のものから「どんな世界なんだろう」と考えて補完する、ファミコンの時代にあった楽しみがあります。できれば、この作品はネットの攻略情報をあまり見ないでプレイしてほしいですね。

→これからも、STGの歴史は続いていくのか(3ページ目へ)

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