『龍が如く 維新！』完成披露記者会見レポート。高橋克典さんや桜庭ななみさんなどの豪華キャストが収録時のマル秘エピソードを告白

文：ゴロー

　セガは、2月22日に発売するPS4/PS3用ソフト『龍が如く 維新！』の完成披露記者会見を、本日1月22日に都内・渋谷ヒカリエホールで実施した。

　『龍が如く』シリーズは、伝説の極道・桐生一馬を主人公として生々しい人間ドラマを描いてきたアクションアドベンチャーゲーム。その最新作『龍が如く 維新！』では、現代から幕末に舞台を変え、桐生一馬の内面を持つ“坂本龍馬”を主人公にした物語を描いている。桐生の人生になぞらえて親殺しの罪で追われる龍馬が、“斎藤一”と名を偽り、真犯人の手がかりを求めて新選組へ潜り込む斬新なストーリー展開も特徴的だ。また、シリーズの人気キャラクターたちも、それぞれ歴史上の人物として作中に登場する。

　完成披露記者会見では、『龍が如く』シリーズの名越稔洋総合監督に加えて、高橋克典さんや桜庭ななみさんなど本作の出演者たち6名が登壇。ステージにて、初公開となるTV-CMの上映や出演者たちへのインタビューが行われた。

▲“ひょうきん者の町人役”として本作に出演する原口あきまささん（写真右）は、完成披露記者会見のMCを務めた。		▲名越総合監督は「ファンの期待に添える作品に仕上がった。それを発売日に送り出せることを確信できたからこその完成披露記者会」と、力強くコメントした。

▲『龍が如く 維新！』の魅力を凝縮した2本のTV-CMが初公開に。楽曲にはロックバンド“ONE OK ROCKONE OK ROCK（ワンオクロック）”の『Clock Strikes』が使用されている。

　TV-CMの公開後は出演者インタビューに。黒田崇矢さん、高橋克典さん、桜庭ななみさん、大東駿介さん、高橋ジョージさん、徳重聡さんが盛大な拍手に包まれて登壇し、本作に対する思いや収録時のエピソードなどを語った。

▲左から黒田崇矢さん（坂本龍馬・斎藤一役）、桜庭ななみさん（おりょう役）、高橋克典さん（武市半平太役）、徳重聡さん（徳川慶喜役）、高橋ジョージさん（伊東甲子太郎役）、大東駿介さん（藤堂平助役）。

　1作目から主人公・桐生一馬を演じてきた黒田さんは、今作の坂本龍馬という役について、シリーズ初期の頃の熱くてまっすぐな桐生のように演じたとのこと。収録時に盲腸炎を患うハプニングもあったが、今は身体に別状はないそうだ。

　高橋さんはゲームの仕事は本作が初めてということで、音声収録の前に名越監督と綿密な打ち合わせをしたという。ストーリーに奥行きがあってとにかくおもしろく、万人にオススメできると本作を大絶賛していた。また、『龍が如く』のことは前々から知っており、密かに出演オファーを待っていたとも。

　京都弁にとても苦労したという桜庭さんは、方言指導の人と付きっきりで音声収録をしたとのこと。今作の登場キャラクターの中では、男らしさと優しさを兼ね備えた斎藤一が一番のお気に入りだとコメントしていた。

　前作『龍が如く5 夢、叶えし者』に続いての出演となる大東さんは、収録時に気合いを入れすぎて声をからしてしまったという。また、シリーズのファンとして、本作と連動したPS Vita用の無料アプリ『龍が如く 維新！ 無料アプリ for PlayStation Vita』のスゴさを熱く語っていた。

　高橋ジョージさんは、『4』から約4年ぶりの出演になり、今回オファーがきたことにビックリしたという。『龍が如く 維新！』の中で描かれる、各人物のこれまでにはない生きざまに注目してほしいとのことだ。

　徳重さんは『2』以来の出演に。幕末という激動の時代と『龍が如く』の壮大なスケール感がマッチしていると、自身が感じた今作の魅力を語っていた。また、大河ドラマで「慶喜は朝敵」というセリフを言った後だっただけに、複雑な思いで慶喜を演じたとも。

▲土方歳三を演じる中村獅童さんからのビデオレターも公開された。

　インタビューが終わると、名越プロデューサーから2月13日に配信するPS Vita用アプリ『龍が如く 維新！ 無料アプリ for PlayStation Vita』の告知が行われた。このアプリは、いろいろな人に『龍が如く』シリーズに触ってもらいたいという願いから、無料で提供することになったという。詳細な内容についてはこちらの記事を参照してほしい。

▲最後は登壇者による鏡開きにて「龍が如く」→「維新！」のかけ声とともに木槌が振り下ろされ、記者会見は締めくくられた。

(C)SEGA

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