2014年1月26日(日)
イベント後半は、近藤社長とオカジさんのトークコーナーが展開。最大のトピックは『閃の軌跡』の続編のタイトル名が『閃の軌跡II』だと発表されたことだが、その他にも気になる話題について話がおよんだ。以下、トークの中の注目内容についてピックアップしてお届けしていく。
――『閃の軌跡II』というタイトル名について
近藤:一部では『閃の軌跡 セカンドチャプター』という予想もありましたが、今回は『II』です。とにかくドストレートなネーミングにしました。これも、『閃の軌跡』というタイトルへの思い入れの強さがあるからです。
――『閃の軌跡II』の開発状況について
近藤:シナリオが先週完成しました。
オカジ:システム的な進化もあるのでしょうか?
近藤:新作ですので、当然いろいろと進化しています。キャラクターのモーションについても、全部作りなおしました。
また、『閃の軌跡』の最後に出てきた例のシステムも、その続編ですので、ないわけはないでしょう。リィンの武器は、刀だけではないでしょうね。
――リィンについて
オカジ:リィンはモテモテですよね。『II』ではどうですか?
近藤:引き続きモテモテです(笑)。
――お気に入りのキャラについて
近藤:僕はずっとユーシスが好きだと言い続けています。最初はイヤなヤツに見えますけど、あるところでコロリといくじゃないですか(笑)。ああいうところに弱いんです。
オカジ:自分はラウラが好きです。お弁当のイベントは反則ですよ!
近藤:周囲の反響を見ていると、一番人気はアリサで、次点はいろいろな女性キャラが並んでいる感じですね。
――『閃の軌跡II』の見どころについて
近藤:全部です! その中でも、しいて言うとシナリオ展開に注目してほしいですね。いよいよ帝国で内戦が勃発して、どうなっていくのか。もうすぐ『碧の軌跡』で描かれた時代に追いつくわけですが、果たしてその先が描かれるのか……。ぜひご期待ください。
――謎の大型新作について
近藤:まだ詳しくは明かせませんが、ジャンル的にはアクションRPGです。
オカジ:今年の年賀状にも気になるイラストが描かれてましたよね?
近藤:そのあたりは、必ずしも同じタイトルではないかもしれませんよ。基本的には複数のラインを同時に動かして開発しているので。もちろん、“Y”がつくあのシリーズだって、考えていないわけがありませんからね(笑)。
▲トーク中には、謎の新作の開発資料や設定画をチラ見せする場面も。これらの設定画は、必ずしも同じタイトルのものではないとのこと。 |
――日本ファルコムの開発体制について
近藤:基本的に開発の初期は少人数でチームを組み、企画を考えるところから始まります。
オカジ:それはやっぱり、ベテランの方がメインとなるんですか?
近藤:そうとは限りません。たとえば『ツヴァイ!!』なんかは入社1年目くらいの若手が集まって作りました。だから、日本ファルコムのゲームの中ではちょっと異色な感じにもなっているんだと思います。
『ザナネク(ザナドゥ・ネクスト)』なんかも、昔『ブランディッシュ』を遊んで好きだった若手を中心にして作りあがった企画ですしね。
――“Y”がつく、あの人気シリーズについて
オカジ:(謎の新作の設定画を見ながら)うわ。あのキャラがバイトをしている!?
近藤:そりゃあ、冒険者だって、冒険をしていない時はお金を稼がないといけませんからね(笑)。
オカジ:じゃあ、畑仕事なんかもしちゃうんですか?
近藤:あの冒険者はもともと、農家の息子ですからね(笑)。
オカジ:なるほど。って言うか、冒険者って言ったら、ばれちゃうんじゃないですか?(笑)
近藤:あくまで、たとえばの話ですけど(笑)、『イース』の続編を作るとしたら、完全新作でいくのか、過去作のリメイクでいくのか、いろいろな考え方があると思います。
オカジ:とはいえ、『イースI』の説明書に書かれていた冒険は全部ゲームになりましたよね?
近藤:そうですね。これまで我々は『イースI』で作られたレールの上に乗ってきた部分がありますが、今後は我々自身でレールを作らないといけないと思っています。とても大変ですけど、そういった考え方も含めて、いろいろと企画を考えています。
→『空の軌跡』開発秘話&会場内に広がる「ゴーファイ!」の賭け声(3ページ目へ)
※画面は開発中のもの。
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