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2014年1月24日(金)

『フリーダムウォーズ』のオンライン対戦はアジア各国の勢力戦となる!? “台北GS”にて新情報が公開【台北国際ゲームショウ2014】

文:皐月誠

 1月23日より台湾にて開催されている“2014 台北國際電玩展 Taipei Game Show(台北国際ゲームショウ2014)”。23日のSCEステージにて行われた、『フリーダム ウォーズ』ステージの模様をお届けする。

 このステージに登壇したのは、SCEの吉澤純一さんと制作を担当している開発会社・シフトの保井俊之さん。吉澤さんは、本作の概要を紹介するにあたり、「ブームを作りたい! そのために『フリーダムウォーズ』を作りました」と宣言し、大きな自信を伺わせた。

『フリーダム ウォーズ』
▲SCEの吉澤純一さん(右)とシフトの保井俊之さん(左)。

 まず紹介されたのは、本作の製作に携わるメインスタッフ。ゲームデザイナーに『ゴッドイーター』の保井さん、ディレクターに『ストリートファイターIV』の塚本高史さん、そして『パタポン』シリーズの吉澤さんと、各ジャンルで名作を産み出した面々の結集したことが、改めて強調された。

 『フリーダムウォーズ』のキーワードとなるのは、“懲役100万年”、“奪還のマルチプレイアクション”、“都市国家対戦”の3つとのこと。それぞれのキーワードについて、詳細な解説が行われた。

『フリーダム ウォーズ』 『フリーダム ウォーズ』
▲メインスタッフと3つのキーワード。

■懲役100万年

 世界設定の紹介を行ったのは保井さん。本作の舞台は資源が枯渇し人類の存亡が危ぶまれる近未来であり、人々は各地に点在する牢獄都市国家・パノプティコンに住んでいる。異なるパノプティコン間では、資源を巡って抗争と略奪が頻発しているようだ。パノプティコンには“生きているだけで罪”になるPT法という制度があり、一般の人々は懲役100万年を科せられた“咎人”となっている。

『フリーダム ウォーズ』
▲パノプティコンの外観。

 プレイヤーキャラクターも咎人のひとりで、“アクセサリ”という少女型アンドロイドに監視されながら独房で暮らしている。咎人たちは減刑のため“ボランティア”と呼ばれる戦いへ赴くが、アクセサリはボランティアにおける活動のパートナーにもなるという。

 また、アクセサリは顔や服装、AI、ボイスなどのエディットが可能とのこと。音声合成によって生成されるボイスは、ゲームを進めて“権利”を獲得するとエディットできるようになるらしい。アクセサリ以外にも、謎の女性・アリエスやパノプティコンの司令官・ナタリアなど、キャラクターの一部が紹介された。

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▲アクセサリ▲アリエス▲ナタリア

■奪還のマルチプレイアクション

 本作のゲームプレイにおける目標には、一般的な協力型マルチプレイアクションと同様の“特定の敵を倒す”以外に、指定数だけ“シヴィリアンを救出する”というものが設定されている。シヴィリアンとは、“アブダクター”という敵に捕らわれた市民のこと。“シヴィリアンを救出する”とはどのような行為なのかを説明するため、実演プレイが行われた。

『フリーダム ウォーズ』
▲勢いよく実演プレイを開始!

 本作の特徴的なシステムのひとつが“茨アクション”。実演プレイの中では、茨を遠隔地に引っ掛けてのジャンプや、アブダクターに引っ掛けての引き倒し、敵の部位を破壊する“溶断”などが披露された。戦闘のセオリーとしては、どうやら“敵がスキを見せたらイバラで引き倒し、動けなくなっているうちに溶断で弱らせる”という流れになるようだ。

 今回、吉澤さんと保井さんは3人のシヴィリアンを救出し、敵を倒しきらずにクリアしてみせた。このように、撃破と救出のどちらで攻略するかもプレイのポイントとなる。

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■都市国家対戦

 “パノプティコン同士の戦い”という世界設定を持つ本作だが、それは実際にオンラインマルチプレイにおける組織同士の戦いという形で表現される。今回、オンラインマルチプレイ上におけるパノプティコンが、アジア各国の10都市として設定されると発表された。

 “大組織同士の勢力戦”をテーマにしたオンラインゲームは数あるが、本作は実在の国・都市が設定されているだけに、各国プレイヤーの誇りをかけた熱い戦闘が繰り広げられそうだ。さらに、アジア諸国における発売日が日本と同日になるとも発表された。発売初日から、アジア一帯にて激闘が始まるだろう。

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▲アジア各国にパノプティコンが出現! 異国の戦士となって戦うのもアリ?▲アジア各国と日本にて同時発売が決定!

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