2014年1月31日(金)
▲『メガミエンゲイジ!』の広報を担当する、ONE-UPのセールス・マーケティンググループ マネージャー、島嵜直樹さん。 |
――まず最初に、本作をギネスに申請された経緯について教えていただけますでしょうか。
島嵜直樹さん(以下、島嵜):これには大きな理由が2つあります。まず1つ目は、『メガミエンゲイジ!』自体がすでに1年半以上サービスを続けているタイトルで、新しいキャラクターや新しい作品を毎週あるいは毎月追加することで話題性を作ってきたんですが、「いろいろなキャンペーンはやっているけれども、それ以外の盛り上がりをなかなか作れない」というのが大きな課題となっていました。
そこで、「どういう話題であれば、ユーザーの皆さんに興味を持ってもらえるのか?」ということで考えたアイデアの1つが、ギネス記録の認定だったんです。「他社の版権キャラクターをこれだけ使っているゲームって、他にはないよね!」ということで、記事のネタにもなるんじゃないかなと(笑)。
――確かに、版権キャラクターの多さが、ある意味『メガミエンゲイジ!』の一番尖っている部分ですよね。
島嵜:そうですね。それをアピールすることで、『メガミエンゲイジ!』という作品とONE-UPという会社名を、幅広く世間に認知させたいというのが、今回のギネス認定にまつわる1つ目の大きな理由となっています。
さらに本作は、他社の版権元さまありきのゲームになりますので、版権元の各社の方にも喜んでいただきたいという考えがありました。美少女ゲームというジャンルをもっと盛り上げるためのカンフル剤として、『メガミエンゲイジ!』のギネス認定が業界が注目されるきっかけとして寄与できればと思ったのが、2つ目の理由です。
――ギネスの認定を受けるまでに苦労した点などはありますか?
島嵜:『メガミエンゲイジ!』は“世界で最も多くの版権キャラクターが登場しているカードバトルゲーム”というカテゴリで申請したのですが、ギネスから正式に認定されたキャラクターは577名になります。
▲「昨年の6月にギネス申請の話をしてから、認定されるまでに半年以上の期間が掛かりました」と語る島嵜さん。 |
実際のゲーム内には650名以上のキャラクターが登場するんですが、ギネスに認定してもらうに当たっては、各キャラクターについてそれぞれ証明が必要になります。この証明が、結構難しかったんです。例えば、原作における隠しキャラクターやネタバレキャラクターというのは、公式に発表されていないので、ギネスに認定してもらえません。他にも、二重人格のキャラクターのように外見が同一で、ゲーム本編では別のキャラクターとして描かれている場合でも、ギネスでは認められませんでした。
――ギネスへの申請に際して、具体的にどのような項目が必要になるのでしょうか?
島嵜:まず第一に、認定されるキャラクターが他社の版権であるものなのかどうかです。そして、そのキャラクターが登場する作品が実際に発売されていて、知っている人がある程度いるということが証明できなければいけません。
『メガミエンゲイジ!』自体に関しても、現在のユーザー数が1,000人以上でないと実働しているゲームとして認められないという項目があるので、そこも証明する必要がありました。これは弊社が証明したとしても、いくらでも偽装することができてしまうので、弊社とはまったく関係のない第三者機関――今回は監査法人を使ったんですが、そういったところにも証明書を出してもらわないといけなかったので、とても大変でした。
▲こちらがギネスの認定証。心なしか、『Megami Engage!』の文字が輝いて見えるのは気のせい? |
――『メガミエンゲイジ!』に昨年登場したコラボ作品の中で、特に人気のキャラクターはいましたか?
島嵜:Willplusさんの『この大空に、翼を広げて』という作品のメインヒロイン、羽々音小鳥というキャラクターが人気でしたね。この『この大空に、翼を広げて』は、2012年の“萌えゲーアワード”で大賞を授賞した作品で、そうした作品自体の人気もあって、ユーザーの皆さんに喜んでいただけたかと思います。また、新たに描き下ろしのイラストも入れていただいたので、その辺もうまくタイミングが重なったのではないかと思います。
――タイミングがよかったということは、先回りして交渉を始めていたですね。
島嵜:ある程度は早めにお話をさせていただいて、いろいろとタイミングを合わせていただきました。他の作品でも同じように動いていただいてはいるんですが、ベストな時期にゲームへ登場させるのは、なかなか難しいですね。
――参加作品を選ぶ会議などでは、どんな意見が出るのでしょうか。
島嵜:『メガミエンゲイジ!』はすでに600人以上のキャラクターがいるゲームですので、キャラクター自体が可愛かったり、特徴があるかどうかだったりといった、個性の部分が大きな選択要素になります。
――タイアップする作品の調査は、日常的に行われている感じですか?
島嵜:美少女ゲームも日々新作が出てくるので、常に目を光らせています。例えば、「あそこの新作がおもしろそう」だとか、「話題性がありそう」だとかという点を考慮して、すでにおつき合いのあるメーカーさんであれば、前もって参加の打診をさせていただきます。初めて交渉するメーカーさんの場合でもしっかり営業をかけて、契約をさせていただいていますね。
――今回のギネス記録に絡んだイベントなどは予定されていますか?
島嵜:詳細は後日発表になりますが、何らかのキャンペーンを実施します。
――最後に、『メガミエンゲイジ!』のこれからの展開についてお聞きかせください。
島嵜:すでに新しい版権元さまとのコラボも決まっていますし、新作も登場しますので、ユーザーの皆さんにどんどん新しいものをお届けできると思います。現時点では詳細をお伝えできませんが、スマートフォン(iOSおよびAndroid)向けのネイティブアプリとして『メガミエンゲイジ! クエスト』というタイトルも開発中ですので、こちらの続報にも期待していただきたいです。
→シリーズ最新作『メガミエンゲイジ! クエスト』とは!?
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