2014年2月14日(金)
こんにちは! ライターのファイです。1月31日に『ポケモンカードゲームXY』がすぐに遊ぶことができる構築デッキ『ゼルネアスデッキ30』と『イベルタルデッキ30』が発売されました。
『ゼルネアスデッキ30』と『イベルタルデッキ30』はそれぞれ30枚のカードで構築されていて、すぐに対戦を楽しむことができます。また、デッキを強化するための拡張パックが1パック封入されていますが、この拡張パックは特別仕様になっていて、デッキにピッタリのカードが1枚必ず出るようになっています。
今回の記事では、この構築済みデッキを紹介しつつ、以前の記事で開封した『拡張パック「コレクションX」「コレクションY」』から出てきたカードを追加して、デッキを改造してみたいと思います。
▲『ゼルネアスデッキ30』には《ピッピ》が必ず入っている特別な『拡張パック「コレクションX」』が封入 | ▲『イベルタルデッキ30』には《ヤンチャム》が必ず入っている特別な『拡張パック「コレクションY」』が封入 |
それではまず、『ゼルネアスデッキ30』から解説していきましょう。『ゼルネアスデッキ30』は、フェアリータイプのポケモンがたくさん入ったデッキです。フェアリータイプの基本エネルギーも10枚入っているので、フェアリータイプのデッキをこれから作ろうと思っている人にもオススメです。
▲『ゼルネアスデッキ30』を開封したところ。特別なパックは《ピッピ》が必ず出る以外は通常のパックと同じようです。 |
デッキの動きとしては、《ゼルネアス》のワザ“ジオコントロール”でベンチポケモンにエネルギーを付けて、じっくり育てながら戦うイメージです。ベンチポケモンのダメージを回復する《バリヤード》や《きずぐすり》も入っているので、ポケモンが“きぜつ”しにくいです。
“スタジアム”の《フェアリーガーデン》は、フェアリーエネルギーが付いているポケモンの“にげる”ために必要なエネルギーがなくなるカードで、これを使えば自由にポケモンを入れ替えて戦うことができます。定番の《サナ》や《ティエルノ》、《スーパーボール》も複数枚入っていて欲しいカードを引きやすくなっているのもうれしいですね。
続いて『イベルタルデッキ30』。こちらは悪タイプのデッキになっていて、相手を妨害しながら戦うデッキとなっています。エースの《イベルタル》は攻撃と同時にエネルギーを付けられるワザの“デスウイング”と、100ダメージを与えるワザの“やみのやいば”を持っていて非常に強力なポケモンです。
他にも、《マーイーカ》やその進化ポケモンの《カラマネロ》のワザ“つらぬく”は抵抗力を計算しないので、相手のポケモンの種類に関係なくダメージを与えることができます。《ニューラ》や《ワルビル》のように、ダメージだけでなく相手を妨害するワザを持っているポケモンも上手に使いたいところですね。
では、それぞれのデッキの特徴を紹介したところで、『拡張パック「コレクションX」「コレクションY」』のカードを使ってデッキの改造をしてみましょう。改造をする際のポイントは、カードの種類の比率はそのままにしておくことです。構築デッキは非常にバランスが取れているので、初めてデッキを改造する人は、まず構築デッキからポケモンを何枚か抜き、拡張パックのポケモンと入れ替えるのがいいでしょう。
『拡張パック「コレクションX」「コレクションY」』には《ゼルネアスEX》と《イベルタルEX》という強力なポケモンが封入されていて、今回もこれを使いたかったのですが、実はどちらもパックから出ていなくて手元にありません……。
しかし他にも使えるカードはたくさんあります。『ゼルネアスデッキ30』は、たねポケモン7枚と進化ポケモン3枚の合計10枚なので、この比率を守りつつ拡張パックから出てきたポケモンと入れ替えます。
▲パックから出てきたフェアリータイプと悪タイプのポケモン。ここからデッキ改造に使うポケモンを選びます。 |
ちょうど《シュシュプ》から進化する《フレフワン》があったので、たねポケモン2枚と進化ポケモン1枚という比率が同じ《フラべべ》と《フラエッテ》と交換して入れてみました。もとから入っている《シュシュプ》は抜いて、構築デッキに封入されている特別な拡張パックから必ず出る《ピッピ》を入れました。
構築済みデッキにもとから入っている《プクリン》は攻撃力が高いワザを持っていて魅力的なのですが、拡張パックに入っている《プクリン》は次の相手の番にワザを使わせない“パンプロピン”が強力なのでこちらも交換します。
これで改造する前のデッキよりも、山札からエネルギーを付けやすくなりました。《ゼルネアス》のワザに加えて、《プクリン》のワザでも付けることが可能になり、《フレフワン》の特性でエネルギーを付け替えられます。
▲こちらが改造後のデッキ。持久戦に持ち込めば有利になるようにしました。 |
続いて『イベルタルデッキ30』も改造してみましょう。こちらのデッキもたねポケモン7枚と進化ポケモン3枚の10枚ですので、この比率はそのままで拡張パックから出てきたカードを入れ替えていきます。
まずは《マーイーカ》とその進化ポケモンの《カラマネロ》を拡張パックの同名カードと交換しました。《カラマネロ》が1枚しか手元になかったのですが、《マーイーカ》の特性“さかさましんか”を使えば山札から《カラマネロ》に進化することができます。
《カラマネロ》のワザ“ブレイントラッシュ”は、ダメージは与えられませんがエネルギー1枚で使え、最大で4枚の手札を相手にトラッシュさせる強力なワザです。相手のペースを崩すのに有効ですので、相手が立て直している間にベンチポケモンを育てておきたいですね。
その相手が立て直している時間に育てておきたいのが《メグロコ》と《ワルビル》です。《カラマネロ》を1枚しか入れていないので、代わりに《ワルビル》を2枚入れました。じっくり育ててから、相手に大ダメージを与えるワザ“やみのキバ”を使いたいところです。
▲相手を足止めしつつじっくり育てられるように改造してみました |
さて、早速デッキを改造したのでちょっと対戦してみました。ポケモンだけを入れ替えた対戦では、改造前よりもお互いにより強いポケモンが出ているという印象でした。対戦のスピードは速く、ポケモンが育ちきる前に終盤になってしまいました。
『イベルタルデッキ30』は、当初は持久戦に持ち込みやすく改造したはずでしたが、実際にはいかに早く《フェアリーガーデン》を出すかが勝負のカギのようでした。『ゼルネアスデッキ30』は《フェアリーガーデン》を出される前に押し切れるかポイントのようです。実際に対戦してみないとわからないことはたくさんあるので、改造と対戦を繰り返してよりよいデッキにしていきたいですね。
▲パワーのある『イベルタルデッキ30』を相手に序盤はちょっとゆっくり展開。 | ▲《フェアリーガーデン》があると、相手のポケモンにあわせて交代できて強かったです。 |
今回は『ゼルネアスデッキ30』と『イベルタルデッキ30』を改造したので、フェアリータイプと悪タイプのポケモンだけしか使用しませんでしたが、他のカードは『はじめてセット』に入っているデッキの改造などに使えます。
さまざまなタイプのデッキができたら、お店の大会や公式のイベントに行ってみるのもいいと思います。新しい改造がひらめくかもしれませんよ? それではまた!
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