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2014年2月12日(水)

PS4発売目前クリエイターアンケート! 第3回は、バンダイナムコゲームスの原田勝弘氏や寺田貴信氏など、11名の回答を公開!!

文:電撃オンライン

PS4発売目前クリエイターアンケート

 2014年2月22日、いよいよ日本でも発売となるPS4。国内発売を目前に控え、ゲームの制作に携わるクリエイターの皆様に、PS4に関するアンケートにお答えいただく電撃オンラインの特集企画“PS4発売目前クリエイターアンケート”

 このアンケートでは、クリエイターの方々が個人的に注目しているPS4ならではの部分や、クリエイターとしてPS4で挑戦してみたいこと、気になってるPS4タイトルなどについて質問しています。

 第3回となる本記事では、コードマスターズ、サイバーコネクトツー、日本ファルコム、バンダイナムコゲームス、B.B.スタジオ、プラチナゲームズ、フリューのクリエイターの方々からお寄せいただいたアンケートの回答を公開します。なお、回答は各回ごとにメーカー名50音順で掲載しており、各回答の番号は以下の共通設問に対応しています。

■クリエイターアンケート設問内容

【1】性能や機能といったPS4本体に関する感想、個人的に注目しているPS4ならではの部分についてお答えください。

【2】既存のハードとPS4とで、もっとも大きく異なる部分と、それによってユーザーが得られるメリットはなんだと思いますか?

【3】PS4で開発を行うことによって得られる、メーカーとしてのメリットはなんだと思いますか?

【4】設問1でお答えいただいた、“個人的に注目しているPS4ならではの部分”を利用して、挑戦してみたいことなどがありましたらお答えください。

【5】PS4で発売が予定されているゲームの中で、気になるタイトルを最大3つまであげてください。また、お答えいただいたタイトルについて、抱いている印象や注目しているポイントなどを教えてください。

【EX】現在、ご自身が手がけているタイトルについて、読者の皆さんに向けてのメッセージをお願いします。


PS4発売目前クリエイターアンケート

コードマスターズ
シニアプロデューサー
大庭将司氏

【1】個人的に注目しているのは、SHAREボタンによる動画や画像の共有及びストリーミング機能。そしてPS Vitaとのリモートプレイです。

【2】既存ハードとの違い、メリットはもちろんその描画力による圧倒的なグラフィックなどにあると思いますが、最も大きなものは各種機能を使うことで世界中の人とつながり、遊べるという点だと思います。もはやPS4は、単に家に置いて友達数人を呼んで一緒に遊ぶためだけのものではありません。色々なものとつながる事で、その先にある広大な世界をユーザー1人1人が享受できることにあると思います。

【3】今までもそうしてきているのですが、自分たちの国だけでなく、より世界中に散らばるユーザーを対象にゲーム作りが行えると思います。PS4になるとより「世界」が近くなるので。

【4】個々の嗜好にあった動画編集や画像撮影ができるようにかなりマニアックな編集がゲームの中でできるようにしたいです。リモートを使えば、ゲームを外に持ち出せるので、外出時しかできない何かと家で落ち着いてできる事という2つの要素を取りいれて作ってみたいです。

【5】
・『THE CREW』(ユービーアイソフト)
・『DRIVECLUB』(SCE)
・『THE DIVISION』(ユービーアイソフト)

 『THE CREW』と『DRIVECLUB』に関しては、同じ車を題材としたゲームを作る会社として非常に興味があるので挙げさせてもらいました。『THE DIVISION』はTom Clancyの描くストーリー、世界観が好きなので挙げさせてもらいました。


PS4発売目前クリエイターアンケート

サイバーコネクトツー
代表取締役
松山洋氏

【1】ネットワークを中心とした新機能全般に注目しています。『ネットに繋ぐ』という言葉がもう無くなる感じですね。それぐらい当たり前に繋がっていてそれを世界中のプレイヤーと(価値観と共に)共有できる部分が楽しみです。

【2】近年のハードはどれもスペックは向上しても、ユーザーレベルでの不満やイライラは多くなってきたように感じていました。それはロード時間だったり、インストールの時間だったり、せっかく立ち上げてもシステムアップデートで待たされたり、と。高機能であるがゆえの不便さというか。PS4はそれらの(言い換えると)高機能ならではのイライラを解消してくれるハードであることを期待しています。同時に我々“作り手”もそこをもっともっと考えて設計していきたいですね。

【3】新しいことに挑戦できることです。表現力とサービス。この両輪ですね。

【4】表現としてはやはり弊社の得意とする演出表現の更なる飛躍ですね。誰も見たことが無い感動を表現していきたいです。もうひとつはネットワークサービス。新しい感覚で新時代の演出とプレイ体験を表現していきたいです。

【EX】シリーズ最新作『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム3』の世界累計出荷本数が180万本を突破しました。PS3/Xbox 360ソフトですが、こちらは今年2014 年に発売を予定しています『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームレボリューション』の開発にも力が入ります。ぜひ、ご期待ください!

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームレボリューション』

発売元:株式会社バンダイナムコゲームス
開 発:株式会社サイバーコネクトツー

【PROFILE】博多にある元気なゲーム制作会社サイバーコネクトツーの代表兼ディレクター。開発の傍らで毎月、60冊の漫画誌を読んでいる大の漫画好き。アニメや映画、もちろんゲームも漫画も幅広く、こよなく愛している。非常に“濃く”“熱い”人間である。代表作は『.hack』シリーズ、『NARUTO-ナルト- ナルティメット』シリーズ、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』、『アスラズ ラース』など。アクションと映像演出に特別なこだわりを持つ作品づくりが特徴。最近では『ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い』や『死神メサイア』『フルボッコヒーローズ』などスマートフォンゲームの開発も手掛ける。 また、ゲーム制作会社だからこそ発揮できる能力を最大限に生かし、福岡県の「消防・防災・安全」のイメージキャラクター「まもるくん」の キャラクター・世界観デザインを制作。


PS4発売目前クリエイターアンケート

日本ファルコム
代表取締役社長
近藤季洋氏

【1】気になっている機能はシェア機能です。自分たちの世代は一台のテレビとゲーム機の前に友達と集まってゲームをワイワイ楽しみましたが、ネット上でそれが実現されてしまうのかと思うと時代が変わったと感じますね。この機能が日本でどのように受け入れられ、どういったゲームの楽しみ方につながるのかなと楽しみにしています。

【2】PS4は今考えうる、あらゆる機能を搭載したハイエンドマシンです。まずはその機能を楽しめること自体がメリットだと思いますが、やっぱりゲームコンテンツ自身もそれに沿って進化していかないといけないですよね。その進化によってますますゲームを皆さんに楽しんでもらえるようになることもまたメリットなので、自分たちももっと頑張りたいですね。

【3】自分たちにとってはスペックの高さやアーキテクチャから来る開発のしやすさだと思っています。これまで特に開発の後期ではゲームを快適に動作させるために作業時間をそれなりに割いてきましたが、その負担が減る分、ゲームそのもののクオリティーアップに時間を使えればと考えています。

【4】ファルコムのタイトルは一人で楽しめるRPGが多いのでこれまでユーザー様とのつながりやコミュニティーというと、イベントやウェブが中心だったのですが、ゲーム内でもそういったことが活発に行われたり、促すことができる工夫や仕込みをしていきたいです。

【5】
・『METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES』(KONAMI)

 海外メーカーのタイトルはすでにいろいろな話題を聞いていますので、国内のタイトルがやっぱり気になります。中でも『METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROES』はプロローグ的な内容とのことですがPS4の新機能を意欲的に取り込んでいる印象を持っています。ハードの新機能と合わせて楽しめそうだなと思って注目しています。

【EX】今年は早く続きをという声をたくさん頂いている『閃の軌跡』の続編、『英雄伝説 閃の軌跡II』を発売します。軌跡シリーズが10周年を迎えることもあり、イベントやライブ等も例年以上にますます盛り上げていきたいと思いますので応援よろしくお願いします!

PS4発売目前クリエイターアンケート
▲『英雄伝説 閃の軌跡II』

→次ページでは、バンダイナムコゲームス、B.B.スタジオ、プラチナゲームズ、フリューのクリエイターの方々の回答を公開(2ページへ)

(C)2013 Sony Computer Entertainment Inc.All rights reserved.
(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ (C)2014 NBGI
(C)2014 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
※『英雄伝説 閃の軌跡II』の画面は開発中のもの。
(C)本郷あきよし・東映アニメーション・テレビ朝日・電通 (C)2013 NBGI
(C)Sammy
(C)東映アニメーション/京騒戯画プロジェクト
(C)BROCCOLI
(C)Project シンフォギア
(C)2006-2014 Nitroplus
(C)2006 竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通
(C)2011 赤松中学・メディアファクトリー/東京武偵高校
(C)2011 Izuru Yumizuru, MEDIA FACTORY/Project IS
(C)2012 ヤマグチノボル・メディアファクトリー/ゼロの使い魔F製作委員会
(C)2014 SEIJI OKUDA All Rights Reserved
(C)2014 NBGI
※『超ヒロイン戦記』の画面は開発中のもの。
(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project (C)2014 NBGI
※『ソードアート・オンライン -ホロウ・フラグメント-』の内容・仕様は予告無く一部変更になる場合がある。
※『ソードアート・オンライン -ホロウ・フラグメント-』の画像は開発中のもの。
(C)GAINAX・中島かずき/アニプレックス・KDE-J・テレビ東京・電通
(C)GAINAX・中島かずき/劇場版グレンラガン製作委員会
(C)賀東招二・四季童子/ミスリル
(C)賀東招二・四季童子/陣代高校生徒会
(C)賀東招二・四季童子/Full Metal Panic! Film Partners
(C)カラー
(C)サンライズ
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C)2006-2008 CLAMP・ST
(C)XEBEC・フライングドッグ/創通
(C)SHOJI KAWAMORI, SATELIGHT/Project AQUARION EVOL
(C)創通・サンライズ
(C)BANDAIVISUAL・FlyingDog・GAINAX
(C)光プロダクション・TMS
(C)藤原忍/ダンクーガ ノヴァ製作委員会
(C)1983 ビックウエスト・TMS
(C)1994,1997 ビックウエスト
(C)2009,2011 ビックウエスト/劇場版マクロスF製作委員会
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C)2009 永井豪/ダイナミック企画・くろがね屋
(C)Konami Digital Entertainment Developed by PlatinumGames Inc.
(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2014
(C)FURYU CORPORATION 2014
※『ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』の画面は開発中のもの。

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