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2014年3月4日(火)

『大航海時代V』は近日サービス開始予定! ロッコの孫娘“ニーナ”などの登場キャラと気になるゲームシステムや新要素を紹介

文:キャナ☆メン

 コーエーテクモゲームスは、近日サービス開始予定のPC用SLG『大航海時代V』について、ゲームシステムやキャラクターの情報を公開した。

『大航海時代V』

 本タイトルは、大航海時代を舞台にした海洋冒険シミュレーションゲーム『大航海時代』シリーズの最新作で、ナンバリングタイトルとしては15年ぶりの新作となる。探検、交易、海戦の3要素を柱にしたゲームシステムを踏襲しつつ、プレイヤーの手に入れた“海図ピース”によって地形が変化する“マルチポルトラノ”という新要素を搭載。ゲーム自体は、PCブラウザ上でプレイでき、基本プレイ無料のアイテム課金制タイトルとなっている。

『大航海時代V』
▲ストーリー中の会話シーン。ジュピトルという青年については、後ほど紹介する。

 なお、公式サイトで事前登録を行うと、『大航海時代V』のサービス後に使用できるレア航海士“カタリーナ・エランツォ”と、『大航海時代 Online』のゲーム内アイテム“プレミアムロット”を入手できる。カタリーナは、『大航海時代II』で主人公の1人だったキャラクターだ。

■『大航海時代V』あらすじ

 大航海時代……

 多くの航海者たちがまだ見ぬ世界を求めて旅立っていった時代。

 彼らの探究心は多くの真実を明らかにする一方、同じ数だけの新たな伝説や伝承を生んだ。若き航海者たちは海に眠る伝説や伝承に魅せられ、大海原へ次々と漕ぎ出していったのだった。

 ポルトガル王国の都リスボン。ここに母と2人で暮らす若者がいた。父のラモンは、物心つかぬ子の元にコンパスと自分が作った海図を残し、行く先も告げないまま、航海で消息を絶った。

 この物語は、ラモンを父に持つ若者……つまりあなたが、不思議な石の存在について聞かされるところから始まる。


■おなじみロッコの孫娘がプレイヤーをサポート

 『大航海時代V』には、ゲームオリジナルキャラクターから歴史上の人物まで、多彩なキャラクターが登場する。シリーズファンにおなじみのロッコ・アレムケルも本作に登場し、その孫娘であるニーナが、プレイヤーのサポート役として航海をともにしてくれる。また、航海士としてプレイヤーの仲間になる人物は、それぞれ異なる能力とスキルを持っており、その編成によってゲームを有利に進めることができる。

『大航海時代V』
▲ゲームに登場する航海士たち。航海士たちの育成要素など、ゲームシステムについては後述する。

ロッコ・アレムケル
『大航海時代V』

 『大航海時代』シリーズを通じての主要人物で、ポルトガル出身の航海士。長年フェレロ家に仕え、幾度となく航海を行う。船長よりも航海士として舵を握ることと、新米船長を盛り立てることに生きがいを感じている。不安の多い航海でも、彼の義理人情に救われることは多い。

ニーナ
『大航海時代V』

 ロッコ・アレムケルの孫娘。メルカトルに師事し、若年ながらもひと通りの航海術を修めた。ひょんなことから、プレイヤーのサポート役として旅についてくることになる。

ジュピトル・フェルナンデス
『大航海時代V』

 ポルトガルの没落貴族の息子として生まれ、幼少時から港を出入りし、海の仕事で小銭を稼いでいた。青年になってからは探検商人として、没落してしまった家の再興のため活動する。行動力と人懐っこい愛嬌(あいきょう)で道を切り開く、自信あふれる航海士に成長した。

ソニア・デラクルス
『大航海時代V』

 イスパニア出身のトレジャーハンター。父は高名な冒険航海士で、幼少時から鍛えられた操船技術を持って冒険航海士の道を進むことになった。探検中に偶然発見した遺跡で宝を得てからトレジャーハントの虜(とりこ)となった。

フランシス・ドレイク
『大航海時代V』

 イングランドの私掠海賊。イスパニア海軍の奇襲にあって遭難して以来、イスパニア船への襲撃を繰り返すようになる。また、ガレオン船ゴールデン・ハインド号を操り世界一周を果たす。後にアルマダの海戦でイングランド艦隊副司令として参戦。火のついた船をイスパニア艦隊にぶつける戦法で、無敵艦隊を壊滅させる働きを見せた。


■探検、交易、海戦を柱にした基本システム

 各地の伝説や遺跡を求めて未開の海域や土地を探索する“探検”、さまざまな交易品を扱って財を成す“交易”、悪事を働く海賊などと船団同士で戦う“海戦”。この3要素を基本にしたシリーズ伝統のゲームシステムは、『大航海時代V』でも健在だ。プレイヤーは、この3要素をバランスよくこなしていくことで、自分の船団や航海士を強化し、活動範囲を広げていくことができる。もちろん、1つの要素を集中的にこなして極めていくプレイも可能となっている。

●探検……未開の海域を探索して世界各地にある伝説のなぞを解いたり、未開の土地を見つけ出し、遺跡やまだ見ぬ交易品を発見していくプレイ要素。

『大航海時代V』 『大航海時代V』
▲船に食料を積み、いざ海へ。次なる冒険の場所はどこだろうか?▲ペロポネソス半島(現在のギリシャ)にある拠点を探検し、オリンピア遺跡を発見。

●交易……世界各地の特産品を安く仕入れ、別の地で高く売ることで利益を出すプレイ要素。大もうけできる交易ルートを確立させれば、大富豪も夢ではない。

『大航海時代V』 『大航海時代V』
▲ジャムが高値買取中とのこと。積荷のジャムの売り時だろうか。▲交易所の主人から、安売りの話を持ちかけられることも……これはもうけるチャンス到来!?

●海戦……世界中で悪事を働く海賊を討伐したり、探検家の護衛をしたり、武力によって名声や戦利品を得られるプレイ要素。

『大航海時代V』 『大航海時代V』
▲戦闘は、砲撃フェーズと各艦戦闘フェーズの2つで構成される。また、船ごと存在する属性が3すくみの関係にあり、それによって与えるダメージが変わってくる。

■クエストでプレイの幅を広げよう

 ストーリーを進めていくと、さまざまなクエストが登場する。依頼内容を達成すれば、資金やアイテムといった報酬を得ることが可能だ。また、達成したクエストの内容によっては、他の方法では入手できない特別なアイテムを獲得したり、交易品の価格を変動させたりすることもある。クエストは、各都市の酒場や王宮などからも受注できる。

『大航海時代V』 『大航海時代V』
▲ストーリー中に、ソニアから遺跡の発掘を手伝うよう依頼を受ける。▲酒場で受けたクエストを達成。海賊を討伐して資金と名声を得た。

■航海士の育成と“列伝クエスト”

 前述の通り、航海士として仲間にできるキャラクターは、それぞれ異なる能力とスキルを持っている。スキルには、航行距離を伸ばしたり、交易を有利にしたり、さまざまな効果を持ったものが存在するという。

 航海士を育成する場合は、他の航海士の力を借りることで、能力値をアップさせることができる。また、一部の航海士については、その航海士にまつわるストーリーを描いた“列伝クエスト”が用意されている。

『大航海時代V』 『大航海時代V』
▲列伝クエストをクリアすると、その航海士が新たなスキルを覚えたり、特別なアイテムを入手したり、いいことが待っている。

■新要素“マルチポルトラノ”を活用して自分だけの海図を

 新要素の“マルチポルトラノ”は、ストーリーやクエストをこなすことで入手できる“海図ピース”を使い、該当する場所の海図を入れ替えてしまうシステム。これにより、その場所の地形が変化し、今まで到達できなかった内陸の都市まで船で行けるようになったり、新たな交易ルートを生み出したりすることが可能になる。

『大航海時代V』

 なお、必要な海図ピースを持っていれば、“ラピスラズリ”というアイテムを使用することで、いつでも海図を入れ替えられる。

『大航海時代V』
▲海図ピースを入れ替えた例。ポルトガルのリスボンは存在しなくなり、イスパニアは海によって南北が分断される地形に。そのおかげで、トレドという元々は内陸の都市だった場所まで行けるようになった。

※画面は開発中のもの。
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.

データ

▼『大航海時代V』
■メーカー:コーエーテクモゲームス
■対応機種:PC(オンライン・ブラウザ専用)
■ジャンル:SLG
■サービス開始日:2014年(近日サービス開始)
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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