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2014年3月11日(火)

『三国志大戦』『戦国大戦』をやり込んでいるオフィス加藤君主が『THE WORLD of THREE KINGDOMS』をレビュー! コツなどもお届け

文:オフィス加藤

 こんにちは。アーケードゲームの『三国志大戦』や『戦国大戦』について、電撃ARCADEゲームなどでライターをさせていただいているオフィス加藤と申します。自分は『三国志大戦』が2005年に稼働してから『戦国大戦』が稼働するまで、ほぼずーっと『三国志大戦』をプレイしてきました。引かれてしまうことが多々あると思いますのでどのくらいやっていたかはお話しいたしませんが、本当にずーっとです(笑)。

 とにもかくにも長年どっぷりと“三国志”の世界に浸からせてくれたセガさんによる、新たな“三国志”にまつわるゲームが稼働! ということで早速プレイをしてきました。ここでは、長年ゲームセンターでさまざまなタイトルを遊んできたプレイヤーとして、その感想をお伝えさせていただきます!

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

■戦って鍛える。鍛えて戦うが相互に密接に絡み合う

 『THE WORLD of THREE KINGDOMS』は自分のキャラの成長を楽しむ育成ゲームでもあり、合戦で頭脳戦やアクションを楽しむこともできるゲームでもあります。武将の育成は配下武将からの戦法伝授や能力教授、論功行賞で提示される装備アイテムの取得などがあり、中でももっとも武将育成に期待を持てるのが、合戦で得た名声上昇による“官位昇格”です。

 官位が昇格すれば武将のさまざまな能力が上がるので、飛躍的に武将の成長を見込めます。当然、名声を大量に得るには合戦で活躍しなければなりません。合戦で活躍するには武将の装備や計略の活用が必要となってくるので、武将育成が重要です。育成をしたければ合戦で活躍し、合戦で活躍したければ育成を頑張る、と育成と合戦が非常にうまく絡み合っている印象です。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』 『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

■すべての育成に無駄などなく、永遠に武将を育て続けられる!?

 自分の分身である武将は、一世代で最大100戦まで合戦に参加することができます。この100戦を終えた後は“それまでの育成が無駄になってしまうのか?”といえば、そういうわけではありません。嫁候補と愛を重ねることで世継ぎを誕生させることができるのです。

 この世継ぎには、育ててきた武将のさまざまな要素を引き継がせることができるので、自キャラを育成すればするほど次代の世継ぎはたくましい武将になりやすくなります。この“次代に夢を託す”という点が、このゲームの大きな特徴と言えるでしょう。いかなる武将育成も一切の無駄がないので、終始一貫、育成や合戦を楽しむことができました。

 長いようで短い、短いようで長い、最大100戦の武将人生をどのように過ごすのかが非常に重要になってきます。そこで! ここからは、“武将の育成方針”という名の遊び方を、2つご提案させていただきます。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』 『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

■自分のペースで! “気楽にまったりのんびりプレイ”

 1つ目の遊び方は、軍資金の消費を抑えて、ゆっくりと武将の成長を楽しむ遊び方です。少ない軍資金でも十分な兵数をそろえられる軽騎兵や強襲兵などを選択し、合戦は小合戦で遊んでいきます。

 これでしたら仮に合戦で負けても軍資金の消費は少なくて済みますし、そもそも小合戦では敵の武将数が少ないので、自分の活躍次第で自軍を勝利に導きやすくなっています。中合戦以上ですと、敵武将が多く、さまざまな場所で同時に戦闘が行われるので、自分が目一杯活躍しても、負けることは少ないかもしれませんが引き分けになる可能性も高くなります。負けはもちろん、引き分けになってしまうと褒賞金は多く得られないので、軍資金の減りのスピードが速くなってしまいます。

 また、そもそもそのような大きな合戦で活躍するには、軍資金をそれなりに使用する強力な兵種が必要となる場合があるので、必然的に軍資金の投入数が多くなり、軍資金が減る確率も上がります。小合戦で徐々に名声を上げていき、自分の満足する武将は次代、またその次代で狙っていく、という気持ちや時間にゆとりをもって遊んでいくのがこの遊び方です。

 このような感じで遊んでいけば、たとえば軍資金を200枚用意したら、1時間以上、うまくいけば閉店まで遊べてしまうこともあります。あまりお金をかけずにゲームセンターで長く遊べるというのは素敵なことですよね。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』 『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

■どんどん強くなって大合戦で活躍したい! “軍資金に糸目をつけない急速強化プレイ”

 2つ目の遊び方は、その名の通り、軍資金を大量に使って自キャラをどんどん強化していく遊び方です。論功行賞で名声を大量にもらいやすい中合戦以上の合戦を選択し、兵種もAランクの上位兵種などを使って合戦での大活躍を狙います。

 軍資金の使用枚数が多くなるので、負けた時などは軍資金の減りが大きくなりますが、逆に勝った時の勝利褒賞も大きくなるのでハイリスクハイリターンと言えるかもしれません。論功行賞では装備品などが提示されることがありますが、ランクの高いものは迷わず入手し、装備させて武将の強化を図ります。

 この遊び方だと、序盤は合戦で負けることもあり、軍資金の追加投入が必要となる場合がありますが、幾度と合戦を経験したころには武将は十分に成長し、合戦で大きな活躍をしやすくなってきます。活躍できれば、必然的に敵武将を捕縛するチャンスも多くめぐってくるので、軍資金を大量に入手する可能性も増えてきます。中盤以降は軍資金をドンドン増やしてドンドン使って遊ぶことができるかもしれません。今日はお財布に余裕があるので、思いっ切り遊びたい! などという時にオススメの遊び方ですね。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

■合戦で勝利するために心掛けている7つのこと

 ここまで2つの遊び方をお伝えさせていただきましたが、どちらの遊び方にしてもやはり1番大事なことは、“合戦に勝利する”ということに変わりありません。「引き分けじゃダメなんでしょうか?」。はい、ダメなんです(軍資金的に)。ということで、ここからは合戦に勝利するために、自分が感じたポイントを少しだけ解説させていただきます。

●1:多勢に無勢

 兵数はできる限り多くそろえるのがよく、できれば2万人を募って出陣したいところです。兵数が多いほうが戦場で活躍しやすいのは間違いありません。軍資金を抑えてプレイしたい場合は、軍資金20枚で2万人を集められる軽歩兵などで出陣してもよいかもしれません。少数の上級兵種より、多数の普通兵種をそろえるほうがよいですよ。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

●2:人事を尽くして天命を待つ

 合戦前の練兵は怠らないようにしましょう。軍資金が必要となりますが、練兵による能力値の上昇は非常に大きいので、必ずやりましょう。できれば上級練兵を選択したいところですね。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

●3:兵は神速を尊ぶ

 移動速度に注意してください。戦場は思った以上に広く、移動にかなりの時間を費やしてしまいます。“味方の救援に駆けつけたらすでに味方は撤退していた”、では時間を大きくロスしてしまうので、素早く駆けつけたい時は、計略の“駿足”や“神速”を使って移動速度を上げていきましょう。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

●4:武者は犬ともいへ、畜生ともいへ、勝つことが本にて候

 合戦での目標は敵を数多く倒すことではありません。目標は勝利、つまり“敵戦力ゲージをゼロにする”ことです。敵の戦力ゲージは“敵陣を奪う”ことでも減少させられます。敵の防備が薄い陣を見つけたらすかさず奪取しに行きましょう。

 敵武将がいない陣はあまりありませんが、1武将のみということは多々あります。そういった陣は奪取しやすいので積極的に狙っていきたいですね。計略の“千里眼”などがあれば戦場を広く見渡すことができるので、手薄な陣を見つけやすくなります。その計略を持った装備品を手に入れたら、優先的に装備することをオススメいたしますよ。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』 『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

●5:腹が減っては戦はできぬ

 統率は十分にためてから戦闘をしましょう。できれば統率が10たまっている状態で戦闘を仕掛けたいです。兵数差がかなりあっても統率差が大きければ攻撃を何度も受けて士気が下がり戦闘に負けてしまうこともあります。兵数はそれほど減らないかもしれませんが、戦闘に負けた時に受ける追撃などに時間を割かれ、活躍する時間が減ってしまうことになります。

 統率の少ない状態での戦闘は、主に戦闘後に間をあまり置かずに連戦した時に起こりやすいです。ですので、一旦戦闘が終わったら勝利したとしても敵と距離を置き、統率が十分たまるのを待ってから再び戦闘を仕掛けるのがよいかと思います。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』 『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

●6:げーっ 孔明!

 戦闘は敵の横や背後から仕掛けるべし。敵と戦う際に横や背後を突いて戦うことができれば、戦法の成功率が非常に高くなります。戦法の成功率は非常に重要で、戦法を“miss”してしまうと統率が無駄になってしまいます。最低でも80%以上の成功率から戦法を使っていきたいところです。敵の背後や横を突くと戦法の成功率が高くなるので場所取りが重要です。戦闘中も武将を動かしてよいポジションをキープしていきましょう。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

●7:伏龍と鳳雛を手に入れれば天下を握れる

 合戦では軍師的なポジションの副将の皆さん。彼らは時に非常に有効な献策をしてきてくれる場合があります。副将献策は軍資金がかかりますが、必ず成功し、また統率も必要としません。軍資金に余裕がある場合は必ず献策を採用するのがよいと思います。お互いあと1撃を加えれば士気を0にできる状況などでの統率UP待ち時に、副将が献策を行ってくれると小踊りしてしまいます(笑)。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』 『THE WORLD of THREE KINGDOMS』

■スリルを味わい続けられるゲーム

 最後に自軍の現在の状態をお伝えしつつ、このコラムを終わらせていただこうかと思います。最初に来てくれた副将は張遼で、あまりのスペックのよさに当然終始フル稼働していただいております。忠誠を上げて義兄弟の契りを交わしているので、何代にも渡って協力していただきたいところです(笑)。

 最近、呂蒙が陣営に加わり、副将は、張遼、呂蒙、田豊、紀霊、徐栄から4名を時と場合に合わせて選んでいます。呂蒙と紀霊はAランクです。探索によって連れてきてくれた時の、あの“Aランク登場!”というアナウンスは何度経験してもたまりません!

 徐栄は“大車輪攻撃”を戦法に持っているので献策を期待したり、伝授を期待して酒を酌み交わして忠誠を上げたりしています。お嫁さんは甄氏です。前回のmooさんの記事を読むと「小喬がかわいいかわいい」と言って(しかもAランク)、若干うらやましいですが、甄氏も非常にかわいいですよ。ランクがBランクとかそういうところは、あまり考えたくありません(笑)。

 兵種は主に“黄金騎兵”を使って戦っていますが、2万そろえるのに軍資金が160枚ほど必要となるので、毎回負けられない戦いをしております。負けた時の絶望、勝った時の喜びと言ったらもう。これを約10分(1合戦)ごとに味わえるのですから、なかなかスリキンは素敵なゲームですね(笑)。スリルを味わいにこれからも長く楽しませさせていただこうと思っています。

『THE WORLD of THREE KINGDOMS』
▲『スリキン』では、3月19日から新規プレイ無料サービスが実施されます。新規で開始すると軍資金(ゲーム内通貨)がもらえるので、この機会にぜひプレイしてみてください!

(C)SEGA

データ

▼『THE WORLD of THREE KINGDOMS』
■メーカー:セガ
■対応機種:AC
■ジャンル:ETC
■稼働時期:2014年2月26日

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