2014年3月5日(水)
コーエーテクモゲームスは本日3月5日、PS3/PS Vita用ソフト『戦国無双4』の完成発表会を実施した。
3月20日に発売される『戦国無双4』は、戦国時代を舞台に一騎当千の爽快感を味わえる『戦国無双』シリーズの最新作。シリーズ10周年を飾る本作は、全国各地の武将たちの活躍を描く“地方編”や、新たな戦国世界を描く“天下統一編”などを搭載し、従来作から大きくボリュームアップしている。
開幕を飾ったのは、渡辺峨山さんによる尺八のライブ演奏。同氏は、『信長の野望』シリーズや『討鬼伝』などでも尺八の演奏および邦楽監修を行っている人物だ。
次に、同社社長・襟川陽一氏が登壇。本作を「今期を飾るにふさわしい一大タイトル」と語った他、同社の“IP(知的財産)の創造と展開”という経営方針のもとに造られた、『戦国無双』関連タイトルを本日の完成発表会にて発表すると告知した。
続いて上映されたのは、SCEジャパンアジアの河野弘プレジデントからのビデオメッセージ。同氏はスケジュールの都合で直接来場できなかったことを惜しむとともに、「SCEとしては“春の一押しタイトル”として大いにプロモーションをかけて盛り上げていきたい」と『戦国無双4』への期待を語った。
また、コーエーテクモゲームスがPS4のローンチタイトルとして『信長の野望・創造』と『真・三國無双7 with 猛将伝』を発売したことに触れ、『戦国無双4』についてもPS4フォーマットにて発売してほしいと述べていた。これを受けてコーエーテクモゲームスがどのように動くのか、今後の動向にも注目しよう。
本作の概要を紹介するパートでは、プロデューサーの鯉沼久史さんが登壇。同氏は「シリーズを続けられたのはユーザーの支援があったから」と、改めてファンへの感謝を語っていた。
そして上映された最新プロモーション動画は、BGMに黒夢とのタイアップソング『Reverb』を採用したもの。この動画はドラマ部分にフォーカスを当てたものとなっていて、公式YouTubeチャンネルではシステム部分を取り上げた動画も公開されている。
・『戦国無双4』第3弾プロモーション動画 ドラマ編
さらに詳しい情報を紹介すべく、三枝修ディレクターが登壇。三枝ディレクターからは、本作のプレイアブル武将が50人超であることや、メイン武将とパートナー武将の操作を戦闘中に切り替えられるシステムなどが解説された。
▲シナリオは、キャラクターの選択制から章の選択制に変更されている。 | ▲メイン武将とパートナー武将を選択。メインとパートナーは、ゲーム中にセレクトボタンにて操作を切り替えられる。 |
▲自分だけの物語を楽しめる“無双演武”モード。 | ▲キャラクターエディットも大幅に進化。 |
▲NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』とのコラボレーションも実施される。 |
▲追加衣装を始め、続々配信されるDLC。 | ▲黒夢のシングルCD『Reserv』は、3月26日に発売。『戦国無双4』にて使用できるプロダクトコードも同封されている。 |
ゲーム自体の紹介が終了すると、再び鯉沼プロデューサーが登壇。本作を中心として展開される、各種プロモーションの紹介が行われた。
『戦国無双4』の発売翌日である3月21日12:00から、テレビ東京系6局で放送されるのがオリジナルアニメ『戦国無双SP 真田の章』。アニメでは、時代の流れに翻弄される真田兄弟の姿が描かれる。前述の『戦国無双4』プロモーション動画に使用されていた黒夢のタイアップソングは、『戦国無双SP 真田の章』にもエンディングソングとして使われる。
また、本作を収録したBDは『戦国無双4 アニメBOX』および『戦国無双4 トレジャーBOX』に同梱されるが、TVアニメ版ではさらに出演声優が『戦国無双4』を紹介するミニ番組もあわせて放送されるとのこと。一方、BD収録版ではTVアニメ版にはない一部シーンが追加される。
・『戦国無双SP ~真田の章~』プロモーション動画
日本赤十字社の献血事業へ協力する形で行われるのが、全国献血会場へのコラボレーションポスターの掲示。義にたぎる熱い血潮を世の役に立てたい人は、献血会場に足を運んでみよう。
▲会場には全18種類のポスターから一部が掲示されていた。 |
地方の文化を紹介する、ANAの機内番組“スカイアイ”。そこで3月から上映される“宮城編”では、“熊本編”で登場した加藤清正に続いて伊達政宗が登場する。
▲「宮城の魅力を教えてやる!」と宣言し、ずんだ餅を紹介する伊達政宗。番組内のボイスはすべて番組専用の録り下ろし。 |
2014年夏に巡回展示予定の“戦国無双の刀剣展(仮称)”。その中から“森蘭丸の大太刀”がお披露目された。この大太刀は実際に刃入れされていて、相応に危険ということで、全日本刀匠会の方が慎重に取り扱っていた。展示会会場にはその他、武将と縁ある刀剣や再現された真田幸村の十文字槍なども展示される。
▲重量は3キロ。現在の我々から見ても長大な太刀だが、体格が優れない当時の人々にはもっと大きく感じられただろう。 | ▲切っ先を見て、思わず顔をこわばらせる鯉沼プロデューサー。 |
眼鏡市場とのコラボレーションによって制作・販売される全14種類の眼鏡フレーム。単純にカラーやデザインが各武将風になっているだけでなく、武将を象徴するワードや家紋などが刻印されているとのことだ。
TBiグループが展開する飲食店と『戦国無双4』のコラボレーションが決定。発表されたものは“第1弾”とのことなので、今後も続報がありそうだ。
先日スタートした、サークルKおよびサンクスにおけるブックマーカー定規のプレゼントキャンペーン。景品がなくなり次第終了となってしまうので、確実に欲しい人は早めにコンビニを訪れてほしい。
『戦国無双4』では従来以上に地方のシナリオをピックアップしているだけに、各地方とのタイアップも精力的に実施していくとのこと。現在すでにいくつかのタイアップが決定していて、公式サイトにて公開されている。
『戦国無双4』のTV-CMが初公開された。各地方をピックアップした『戦国無双4』だけに、放映地域ごとにバリエーションが存在する(大阪エリア/福岡エリア/名古屋エリア/静岡エリア)。
・『戦国無双4』TV-CM 全国編
あわせて初公開されたのが、iOS/Android用アプリ『戦国無双シュート』のTV-CM。本作は、タッチ操作で武将を飛ばして敵兵をなぎ倒す、ボウリングのようなルールのゲームだ。正確なサービスイン時期は未定ながら、鯉沼氏は『戦国無双4』の発売日近日のサービスインを目指して鋭意開発中と語った。
▲デフォルメされた武将たちにも注目だ。 |
いよいよ開催日が今週末に迫った“戦国無双 声優奥義 2014春 祝宴 十年の祭”。今回は2日間4公演という大ボリュームにて公演される。当日券には少しだけ余裕があるとのことなので、これから行きたくなった人も間に合うかも?
各種情報の告知に加えて、『戦国無双』シリーズと同じく10周年を迎えるBerryz工房から、“ももち”こと嗣永桃子さんが登壇。嗣永さんは好きな武将として内面や生き様に惹かれる徳川家康や、好きな女性武将として自分に似ているガラシャを挙げるなど、『戦国無双4』に関するトークを鯉沼プロデューサー&三枝ディレクターと繰り広げた。
嗣永さんは、『戦国無双4』開発スタッフがエディットした嗣永さん風のオリジナル武将を操作して、実機でのプレイを披露。爽快感あふれるゲーム性をアピールしていた。
▲プレイを実演する嗣永さん。ちなみにユニークな家紋やアイコンは画像データの取り込みにて作られたもの。本作では、プレイヤーが任意の画像を設定できる。 |
ステージの最後には、鯉沼プロデューサーからファンへのメッセージが贈られた。同氏は、10周年イヤーである2014年はさまざまなメディアやイベントを通して『戦国無双』を展開していくこと、今後も20年・30年と『戦国無双』シリーズを続けていく意欲があることを述べ、完成発表会を締めくくった。
発表会の後、明日3月6日に誕生日を迎える嗣永さんへ、サプライズのバースデーケーキがプレゼントされた。『戦国無双』シリーズや各『無双』シリーズともども、Berryz工房と嗣永さんの活躍に期待しよう。
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