2014年5月28日(水)

美少女たちが荒廃した都市からの脱出を目指すアドベンチャーRPG『感染×少女』をチェック! キャラクターイラストも一挙公開!!

文:チョロ松

 ガマニアデジタルエンターテインメントは、PC用の新作オンラインゲームのサービス開始を、DMM.comのプラットフォームにて明日5月29日に予定している。そのタイトルの名前は『感染×少女』。21XX年の未来、東京湾に浮かぶ人口都市“渚輪区”を舞台にしたアドベンチャーRPGで、ウィルスに侵された生ける屍“ゾンビ”を相手に個性あふれる美少女たちが戦うというストーリーだ。

『感染×少女』

 今回、この『感染×少女』のディレクターを務める生天目未来氏に話をうかがいながらプレイを体験できたので、そのインプレッションとともにゲームの内容を紹介していこう。

『感染×少女』
▲特殊メイクでゾンビになりきって出迎えてくれた、ガマニアデジタルエンターテインメント・オンライン事業部の生天目未来氏。

 ●ストーリー

――21XX年、東京湾に浮かぶ人口都市“渚輪区”。
美しい街並みで観光客からも人気のこの街で、異変は起こった。

突如蔓延するウィルス。これによって、美しかった街は地獄と化した。
街の人々は次々と生ける屍“ゾンビ”に変異し、生き残った人々に牙をむく。
そして襲われた人々も同様にウィルスに感染し、街はゾンビであふれかえった。

しかし、一定の年齢層の少女たちだけはウィルスの空気感染から免れ、
街の各所で身を寄せ合うようにゾンビから隠れていた。
徐々に尽きる食料や水。次第に少女たちは物資を奪い合うようになった。

そんな地獄の中、主人公は生き残った少女たちに助けられ、遊園地に避難する。
そして、はぐれてしまった親友を探すため、この街から脱出するために奔走し、
事件の真相へと近づいていくのであった。

■美少女たちがゾンビ相手に活躍!

 『感染×少女』は台湾Gamaniaが開発したタイトル(原題『末日少女』)で、日本のユーザーを意識したキャラクターデザインや世界観などが採用されている。物語の舞台となる都市が東京湾に浮かんでいるというのも、オリジナル版からそのまま引き継いだ設定だ。また、FLASHベースのブラウザゲームとなっているため、オンラインゲームを遊んだことがない人でもシンプルな操作で臨場感あふれるプレイを体験できるはずだ。

『感染×少女』 『感染×少女』

 ゲームを開始すると、まずは自分の分身となる主人公キャラクターを、3人の少女たちの中から選ぶことになる。それぞれ回避タイプ/爆撃タイプ/防御タイプとなっているが、目に留まるのは彼女たちが手にした武器。剣道部キャラは長い剣、射撃部キャラは2丁拳銃、帰宅部キャラはチェーンソーを持っており、得意とする戦い方がまったく違うことがひと目でわかるようになっている。

【白石薫】 【波間七海】 【銀鏡雪華】
『感染×少女』 『感染×少女』 『感染×少女』
『感染×少女』 『感染×少女』

 また、自分の好きな名前を入力することができるのはもちろん、ダイスを振ってランダムな名前を提案してもらうことも可能だ。台湾の開発スタッフが考えた、いかにも日本風のかわいい名前が選ばれるので、迷った時には1度試してみよう。

『感染×少女』
『感染×少女』
『感染×少女』

 ゲームは、主人公が意識を失った状態で、遊園地に作られた避難所に保護されたところからスタート。最初はメリーゴーラウンドに設けられた“戦略本部”のみがある状態だが、ストーリーを進めるにつれて、さまざまな施設が開放されていく。というわけで、まずはメインの任務を進行!

『感染×少女』 『感染×少女』

 事件の発端となったウィルスは、空気感染によって街全体に広がってしまったのだが、不思議な謎がある。それは、10代後半の少女たちだけには感染しないということ。ただし、ゾンビにかまれてしまうと、少女たちであってもウィルスに感染してしまう……。はぐれた親友は、果たして無事なのだろうか?

『感染×少女』

 自分を助けてくれた少女“菊地光”に話を聞くと、遊園地の周囲にいる危険な化け物を退治してほしいとのこと。この後、任務はストーリーパートとバトルパートを交互に繰り返す形式で進んでいく。最初のバトルは、無人のバス停で出会った“ゾンビ少女”との対決。バトルは派手な演出を織り交ぜながら、テンポよく進行。基本的にオートで結果が判定されるが、キャラクターの陣形の調整などの事前の準備で、展開が大きく変化する。

『感染×少女』 『感染×少女』
▲バトルの演出をスピードアップする、演出をスキップして結果のみを表示するといったことも可能。限られた時間でより手軽に遊びたいという人にはうってつけの機能だ。
『感染×少女』 『感染×少女』 『感染×少女』
▲ゾンビのバリエーションも多彩! いずれはおぞましい姿をした強敵も?

 バトルの陣形は、3×3のマス目に仲間を1人ずつ配置することで決定するが、基本的にはキャラクターのタイプに合わせて前衛/中衛/後衛を設定すればOK。ただし、1つの列を狙う範囲攻撃などがあるので、安易に設定してしまうと痛い目にあうことも。また、プレイヤー同士で対戦する“競技場”では、相手の陣形を予測しての読み合いが重要になるだろう。右上もマスにいるキャラクターから順番に攻撃を行っていくため、より強力なキャラクターを置くのが良いと考えがちだが、当然ながら相手もそれがわかっているので、そこを集中攻撃……といった具合だ。

『感染×少女』

■拠点が徐々に拡張されてやり込み要素がアップ!

 最初の戦闘をクリアして遊園地に帰ってくると、新たな施設となる商店が開放された。ここでは、さまざまな場面で役に立つアイテムの数々を売買できるのに加え、任務達成時に入手できる勲章を特別なアイテムと交換することが可能だ。他にも、武器の製作・強化を行う施設、自分の能力を向上させる“ドーピング”を行う施設、仲間のキャラクターとの交流を深める施設なども徐々に出現していく。

『感染×少女』 『感染×少女』
『感染×少女』 『感染×少女』
▲“避難所”で新たなキャラクターを仲間に加えるには、ゲーム内通貨(マニー)と名声値が必要。仲間にした後は、会話したりプレゼントを贈ったりして親密度を上げていくことも重要だ。

 少女たちが使用する武器は、バトルで入手できる多種多様な素材と、“闇市”で購入または“強敵戦”で獲得できる設計図を使って作成する。また強化については、ゲーム内通貨(マニー)のみで行うことが可能だ。主人公のレベルによる制限の範囲であれば、好きなだけ強化していくことができる。

『感染×少女』 『感染×少女』
▲アイテム作成に必要な素材を、バトルを自動周回しながら集めるというシステムも用意されている。インベントリーがいっぱいになるとそれ以上周回できなくなってしまうため、アイテムを自動売却することも可能だ。
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▲任務などで必要なアイテムは、右上の部分に明示される。さらに、黄色で表示されるアイテムの名前をクリックすれば、そのアイテムが入手できる場所へワンクリックで移動する。非常に便利なシステムだ。
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▲キャラクターの必殺技を強化していく“戦技”では、獲得した戦技ポイントに応じて、段階を追いながらいくつもの効果を追加していける。

 そして、気になるドーピング。さまざまな“タンパク質”から抽出した“DNA”を各キャラクターに注入することで、“技巧”や“勇猛”、“天才”といった特性を付与できる。DNAを入れるスロットは、キャラクターのレベルに応じて増加していく仕組み。最大で8つのDNAを付与することが可能だ。

『感染×少女』
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 パートナーキャラを廃墟に派遣して探索させるというシステムも存在する。探索はその場で即座に行われるが、次に派遣できるようになるまで一定の時間が必要だ。また派遣する場所は第1~第9エリアまで存在するが、最初は第1エリアしか開放されていない(ダイヤを使って開放していく)。探索に成功すると多量の経験値が獲得できるので、新しくパートナーに追加したキャラクターなどを派遣して成長させるのがオススメだ。

『感染×少女』 『感染×少女』

 ギルドに参加することで、さまざまな補助効果を得られるのもポイント。また、今後は大規模なGvG戦を楽しめるようにもなるとのこと。なお、ゲームプレイの各所で役立つ“ダイヤ”を購入すると、さまざまな特典が得られる“VIPサービス”の内容が徐々にグレードアップ。効率よくプレイを進めたいという人は、ぜひチェックしておこう。

『感染×少女』
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▲特別な敵と戦う“デイリーイベント”も毎日発生。ここでは、自分のメインキャラクターと、他のプレイヤーが育成したパートナーキャラクターを組み合わせて強敵と戦うことに。
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▲“アルバム”では、ガチャで手に入れた“キャラクターカード”をコレクション。特定のキャラクターのカードを獲得すると、そのキャラのバトル能力がアップしていく。
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▲NPCとのおしゃべりで報酬がもらえることもある(1日ごとに回数制限あり)。 ▲チャットで他のプレイヤーと自由に交流できるのは、こういったタイプのゲームでは珍しい。表情のアイコンも活用したいところ。

 プレイ中は、各所でキャラクターのセリフをボイス付きで楽しめる。これも楽しい要素の1つ。さらに、多種多様なやり込み要素が用意されているので、かなり長く付き合えるタイトルになりそうだ。パートナーキャラクターはいわゆるガチャで手に入れるシステムではないので、出会ったキャラクターをどんどん仲間にしてくことができる。今後のアップデートで続々と新しいキャラクターが登場するとのことなので、楽しみにしておこう。

『感染×少女』 『感染×少女』
『感染×少女』

■正式サービスにて実装される新要素!

 正式サービスでは、レベルキャップが40まで解放される。さらに新フィールドとして“中央駅”(レベル20~30)と“鳳凰軍事学校”(レベル30~40)が追加される。そして新ストーリーの解放と、メインストーリーにかかわる新キャラクターの登場も予定されている。

【中央駅(レベル20~30)】
『感染×少女』
▲街の中心に位置し、物流や人々の足として重要な駅。異変後は、すべての電車がその歩みを止め、職員や作業員たちもみな姿を消してしまった。

●中央駅のストーリーにて登場するキャラクター

【小早川真希】 【???】
『感染×少女』 『感染×少女』
▲17歳。ずっと家に帰らず街にたむろし続けている有名な不良少女。スリやゆすり、カツアゲなどをして生活をしており、一般常識や道徳観念がない。異変前からケンカに明け暮れていたため戦闘能力は高く、好戦的。 ???歳。中央駅でゾンビに襲われていた少女。彼女は何か秘密を持っているようだ。
【鳳凰軍事学校(レベル30~40)】
『感染×少女』
▲軍人を養成する軍事学校。有事の際にも利用できるよう軍事施設並の設備がある。異変後、街の中で最も強固な場所となる。

●鳳凰軍事学校のストーリーにて登場するキャラクター

【立花真人】 【桜井玲奈】
『感染×少女』 『感染×少女』
▲18歳。鳳凰軍事学校創設以来の才女。座学・実技どちらもトップクラスの成績で男性にも負けない戦闘力を持っている。軍に将来を期待されていたが、異変後は軍校生をまとめ上げ、政府により封鎖された街からの脱出を画策するため、政府と対立する立場になる。桜井とは親友以上の関係。 16歳。鳳凰軍事学校の在校生。政府に敵対しており、軍隊に挑発行為を行っている。異変前から街から出たいと思っていた。ずぼらで適当な性格だが、戦闘能力は非常に高く、校内の遊撃部隊隊長を担っている。自分の体は甘い物でできていると自負しているほどの甘党で、こんな状況でも何とかお菓子やスイーツを手に入れようとしている。

■今後のアップデートは?

 次なるアップデートは6月中に予定されている。レベルキャップが50まで解放される他、新フィールドとして“下水道”(レベル40~50)が追加される。さらに7月にはレベルキャップが70まで解放され、新フィールドの“墓場”(レベル50~60)と2~3人の新パートナーキャラクターが追加される予定だ。

【下水道(レベル40~50)】
『感染×少女』
▲長く入り組んでいる不気味な下水道。異変後は多くの奇妙な生物が住み着くようになり、入った者を生かしては帰さない死の迷宮へと変わってしまった。
【墓場(レベル50~60)】
『感染×少女』
▲広い芝生と生い茂った森林のある静かな墓地。異変後は姿を変え、荒れた墓地は陰鬱な空気と死臭で満たされている。

●生天目ディレクターからのコメント

「今後導入していくやり込み要素や追加キャラクターなど、ゲームコンセプトに合ったアップデートについて日本のスタッフと現在話し合っています。今後は“感染”をテーマにしたアップデートを行って、パートナーキャラクターがウイルスに侵されてしまうといった、よりシリアスな展開などもできないだろうかと考えています。弊社のこれまでのコンテンツは、女性にも受け入れやすいカワイイ系統のタイトルが多いのですが、そういったイメージとは一線を画すような暗くてダーティーな部分を楽しんでいただければと思います。でも、女の子たちはカワイイですよ(笑)」

『感染×少女』

■パートナーキャラとモンスターを一挙掲載! 今後追加される新キャラも

【千家小鈴】 【雨宮京子】 【綾小路桜歌】
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【早乙女綺乃】 【星井杏】 【薬師寺胡桃】
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【宇津見澄香】 【風間雅】
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データ

▼『感染×少女』
■メーカー:ガマニアデジタルエンターテインメント
■対応機種:PC
■ジャンル:ADV・RPG
■配信日:未定
■価格:無料(アイテム課金)

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