2014年3月20日(木)
“GTAオンライン”での金稼ぎに加えてミッションクリエイトやロックスター・ゲームスのロンドンのスタッフとの対戦をレポ!
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『グランド・セフト・オートV』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
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ロックスター・ゲームスが、2013年10月に発売したPS3/Xbox 360用アクションゲーム『グランド・セフト・オートV』のオンラインサービス“グランド・セフト・オート:オンライン(以下、GTAO)”をプレイした模様をレポートする。
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“GTAO”は、最大16人のプレイヤーが同じロスサントスに集い、ジョブ(一般的に言うミッション)やスポーツなど、無数のオープンワールドアクティビティに参加できるサービス。大きなルールは存在せず、何をするのもプレイヤーの自由だ。多種多様なアクティビティでお金や名声を稼ぎ、そのお金で容姿や服など、さまざまなものをカスタマイズできる。
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今回、ロックスター・ゲームスの計らいでメディア向けの体験会が開催された。『グランド・セフト・オートV』を購入して遊んではいるが、オンラインに接続していないというユーザーに向けて、ゲーム内容についてお届けしていく。
■オンラインオープンワールドでの略奪とは!?
オンライン上のロスサントスに降り立つと、一緒にプレイしているロックスター・ゲームススタッフの部屋にいた。稼いだ大金をつぎこめば自宅を購入でき、そこに仲間を集めることができる。他のプレイヤーが集まるまで時間があったので部屋のテレビを見ると、すでにプレイしているプレイヤーが警察とカーチェイスしている様子が、TVのニュース番組として流れていた。あくまで自然な流れで他のプレイヤーの動向を確認でき、“GTAO”の奥深さを最初に感じられる瞬間だった。
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▲テレビでは番組やアニメなどを視聴可能。こちらは、基本的に本編『グランド・セフト・オートV』と同様の仕様だ。 |
オンラインショップにアクセスして車を購入。しばらくすると購入した車がガレージに届いた。今回はこの愛車を使ってプレイしていくことになる。
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最初に挑戦したのは、コンビニの略奪。“GTAO”でも、ガソリンスタンドや酒店を襲い、お金を奪うことができる。1人で行ってもいいし、協力して行ってもOK! 幸いさびれた店には、店主1人しかいない様子。とっとと済ませて、お金をまきあげてしまおう。
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略奪自体は簡単そうだが、準備を怠ってはいけない。略奪に参加したメンバーには、“手配度”が発生。警察に追われると、銃撃されたりパトカーをぶつけられたりして車が破壊されてしまうことも。
それに備えるのが、車のカスタマイズだ。ロスサントス・カスタムでは、車やバイクに改造オプションでカスタマイズできる。外見だけでなく、エンジン、ブレーキなどをアップグレードして性能を上げることも可能だ。今回は防弾タイヤを購入した。さらに損害保険に入っておくと、車がボコボコになったとしても安心だ。
カスタマイズした愛車は乗り回すだけでなく、他のプレイヤーとのレースにも使える。車は購入以外に、道に止めてあるものを使ったり、ドライバーを引きずり下ろして奪ったりすることもできるが、カスタムは自分で購入したものしかできないので注意してほしい。
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準備が整ったので、コンビニに直行。他のプレイヤーが銃をつきつけると、店主が震えだした。もたもたしていたので威かく射撃をして、とっととお金を出すように要求。せっかくなので撮影しようとカメラを起動したところ、一緒にプレイしていたメンバーも同じように撮影していたため、コンビニの中で銃とカメラをかまえるメンバーが混在するという、ややカオスな状況が発生した。
無事、お金が手に入ったので店から出て車に乗ろうとすると、すぐさま警察が到着。店主が通報したのか、発砲音を聞いて駆けつけたのか、いずれにしろなかなか素早い行動だ。他のプレイヤーが店から離れた位置に車を置いていたため、そのプレイヤーが警察に囲まれてしまった。いつもであれば面倒な警察の追跡だが、彼が警察の注意を集めてくれたためか、普段よりもスムーズに逃げることができた。ただし、横にいたそのプレイヤーからは罵詈雑言を浴びせられた。これも協力プレイの1つの遊び方ではないだろうか。
■自分でジョブを作れる“ミッションクリエイト”が熱い!
ロンドンのロックスター・ゲームススタッフとのオンライン対戦も
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“クリエイター”モードでは、ユーザーがルールをカスタマイズして、レースやデスマッチなどのジョブを作成することが可能。スタンダードなレースや武器を使ったGTAレースといった大枠のルール設定以外にも、車の交通量や手配度など、細かい設定も行える。
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その後、ルートをチョイス。スタート位置やチェックポイントを設置して、自分だけのルートが完成する。今回作成したものは、全長2km程度の短いコースで、ガソリンスタンドの建物の周りを一周した後、横にある坂を下り、再び上ってゴールを目指すというシンプルすぎる程、わかりやすいもの。
作成したジョブは、自分たちで楽しむだけでなく、世界中のユーザーと共有できる。ロックスター・ゲームスのお眼鏡にかなえば、“認定ジョブ”として全世界へ配信される。
ここで、先日より配信されている認定ジョブを、ロンドンにいるロックスター・ゲームススタッフと対戦することになった。当然向こうは、本作をしっかりプレイしている。先に結論を書いてしまうと、メディア陣は勝つことができなかった。その対戦した感想や様子をお届けしていく。
●“4ウェイ・マッドネス”
ユーザーが作った、交差点を中心にしたステージ。交差点には障害物が配置され、その手前にあるジャンプ台を使って飛び越える仕組みになっている。
今回は、GTAレースを選択したために道路に設置されているアイテムや、銃撃によってさまざまな場所でバトルがぼっ発……すると思ったのだが、爆発のほとんどは車同士の衝突やジャンプ台のミスが原因であった。ジャンプ台は速度が足りないと中央の障害物の中に落ちてしまうが、速度をつけすぎると着地が難しくなる。いかに失敗せずにジャンプ台を飛んでいくかが、ポイントとなっていた。
●“デスマッチ 製材所”
山に立てられている、製材所にて銃撃戦が展開するチームデスマッチ。そこまで広いマップではないが、部屋の上から狙撃したり、敵の裏に回り込んで攻撃したりと多彩な場所が用意されている。立体的な空間を使うことで敵の裏をとったり、平坦な場所でガンガン撃ち合ったりすることが可能だ。
対戦で活躍したのは、ロックスター・ゲームススタッフのスナイパー。建物の上や遮蔽物越しの狙撃で、メディア陣を次々と倒していった。ただし、負けっぱなしでは名誉にかかわる我々も、仲間が倒されている間に、裏から回りこみ、スパイパーを撃破。ひと泡吹かせて、対戦は終了となった。
●パラシューティング 貯水池
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ダムの上空より、谷に沿って降りていくパラシューティング。途中にあるチェックポイントを通過しつつ、ゴール地点を目指していく。チェックポイントは上下に設置されているために、急降下とブレーキで細かい微調整を行いつつ、操作していくことになる。
眼前には絶景が広がっているため、ついつい目を奪われそうになるが、その気持ちを律して進んでいこう。
●ランドレース GTAモナコグランプリ
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現実世界にあるモナコグランプリを、ロスサントスに再現したレース。一般車のいない公道だが、きついヘアピンカーブに加えて、細かくチェックポイントがあるため、ドライビングテクニックを試されるコースになっている。
今回はGTAレース形式だったために、コース以外にも敵の銃撃が立ちはだかったのだが、普通のレースでも白熱したバトルが展開するだろう。
●チームデスマッチ“ベスプッチの浜辺”
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浜辺の街角で繰り広げられる、4~8人プレイによるチームデスマッチ。表通りを避けて、裏路地を進んでいくと敵チームも同じようなことを考えていたようで、はちあわせした際に激しい銃撃戦となる。なるべく複数人数で進み、数的不利にならないようにしたいところだ。
端にあった建物の屋上から狙撃を試みたのだが、走っている人が多いうえに、高い建物ではなかったため、見渡せる範囲が狭く、うまく活用できなかった。それよりも、きちんとカバーリングを行いつつ射撃することや、仲間と連係していくことが重要となりそうだ。
●キャプチャー強襲:ハイロード
相手陣地に置かれたバッグを回収して、自分たちの陣地に運ぶことでポイントが入る“キャプチャー”ルールでバトルする。中央に長いトンネルがあり、トンネルを出たところにそれぞれの陣地が存在。陣地には車やバイクなどの乗り物があり、それを使って移動できる。
バッグを取るための道は2つ用意されている。中央にあるトンネルを抜けるか、山を越えて敵陣に向かうかだ。トンネルを乗り物で抜けたほうが楽だが、敵が待ちかまえている可能性は高い。一方の山を越えるほうは敵と遭遇しないかもしれないが、トンネルを抜けてきた敵に対応しにくかったり、仲間と連係しにくいというデメリットもある。
■本編の楽しみに加えてオンラインならではの要素が満載の“GTAO”
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先ほども記載したが、最大16人のプレイヤーが同じロスサントスにて、ジョブやスポーツなどを楽しめる“GTAO”。ともに参加しているプレイヤーと協力して強盗する以外にも、今回のようにジョブで競い合ったり、スポーツやレースで対戦することも可能。ランダムで発生するイベントも用意されていて、オンラインでの、よりスケールの大きなオープンワールドを満喫できる。
『グランド・セフト・オートV』ストーリーモードと“GTAO”で使用可能な追加コンテンツも配信されているので、まだプレイしていないという人だけでなく、最近ログインしていなかったという人も遊んでみては?
(C) 2013 Rockstar Games, Inc.
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