2014年4月2日(水)
次にお邪魔したのは、Tuneちゃんのボイスを担当する南條さんの収録現場。この日の南條さんは大きなメガネが印象的な装いで、とてもリラックスした雰囲気でしたよ。
南條さんといえば、『ラブライブ!』の絢瀬絵里役や、『とある科学の超電磁砲』の泡浮万彬役などを担当されています。今回の収録前の打ち合わせでは、マウスコンピューターさんから「南條さんが演じている『ふたりはミルキィホームズ』の明智小衣ちゃんの年齢を2つか3つ上げた感じで」という注文を受けていました。マウスコンピューターさんも、なかなかのアニメ&声優好きのようです。
▲南條さんの収録風景。マイクに向かう真剣な横顔にドキドキします! |
打ち合わせが終わったら、早速収録開始です。南條さんがこの日収録したセリフは100種類以上。最初に、10種類くらいのテストを行い、その後の本番では20種類くらいずつを一気に収録していきます。1つずつのセリフをその場でチェックして、声の質感や演技、ノイズなどを確認していきます。NGのセリフはその場で再び収録です。
ちなみに、Tuneちゃんのボイスはノーマルバージョンと“世話焼き系”の2種類を収録。この世話焼き系は、G-Tuneの公式サイトでユーザー投票を行い、あまえんぼ系/クール系/世話焼き系/中二病系の4つの中から選ばれたものとなっています。
最初はノーマルバージョン(いつものTuneちゃん)を収録したのですが、第一声を聞いた瞬間、スタジオ内のスタッフから「カワイイわー」という声が。おそらくコレは、その場にいた全員が感じたことなのですが、本当にカワイイ声でした。このカワイサを表現する言葉が上手く見つかりません。
ノーマルバージョンの収録後は、投票企画で決まった世話焼き系Tuneちゃんの収録です。超カワイイ幼馴染みが「もうしょうがないなー(はぁと)」と言いながらアレコレと世話を焼いてくれる感じが、もうすごい勢いで出ていて、なんだか脳を侵食されるんじゃないかと思うぐらい本当に素晴らしいボイスだったのです。
一部のセリフの演技は、音響監督さんが「南條さんしか出来ない」と太鼓判を押すほど。甘えんぼ系/クール系/中二病系のTuneちゃんのボイスも、今後どこかで聞いたみたいものです。
――それではまず、Tuneちゃんを演じてみた感想をお聞かせください。
南條愛乃さん(以下南條):すごく楽しかったです。2つのパターンがあったので、とても楽しくやらせてもらいました。
――Tuneちゃんのイラストを初めてご覧になった時、どのような印象を持たれましたか?
南條:気は強そうですけれど、身長を気にしているところがかわいいなと思いました。ちっちゃいキャラは、共感しますね(笑)。
――Tuneちゃんを演じるうえで、注意した点などありましたら教えてください。
南條:とにかく、元気でお調子者な感じで演じてみました。また世話焼き系は、それとは違う感じでガッツリ変えてやってみました。
――ノーマルバージョン以外に、クール系や中二病系などのタイプもありましたが、どれか気に入ったものはありますか?
南條:中二病系です!
――なるほど(笑)。特に印象に残ったセリフはありましたか?
南條:中二病系のプログラム終了のセリフですね。「すべてを漆黒の闇に塗りつぶす」というセリフでPCがシャットダウンというのが、すごくシュールでした(笑)。何の変哲もないことなのに、とても大げさに言っているところが印象に残っています。
――Tuneちゃんはジャンルを問わず、いろんなゲームをプレイするのが好きなのですが、南条さんはどんなゲームがお好きですか?
南條:実は昨年末に初めてオンラインゲームに手を出しまして、がっつりとハマっています。それに最近はiPhoneなどで手軽にゲームができるので、パズルゲームだったり音ゲーだったりを遊んでいます。あとはPSPとかDSとか、いろいろやりますね。
――オンラインゲームにハマっているとのことですが、具体的にはどのタイトルですか?
南條:PS3で『ファイナルファンタジーXIV』を遊んでいます。もともと『FF』シリーズが好きなんですけれど、オンラインゲームはやったことがなくて。「大丈夫かな、会話できるかな?」と思ってましたが、今はめちゃくちゃ楽しいです。
――G-TuneのゲーミングPCで『ファイナルファンタジーXIV』を遊んでみたいと思いますか?
南條:思いますね。PCでしか利用できない便利なシステムなどもあるみたいですし。私は白魔道士なのですが、PS3だと仲間を回復する時に1人ずつ指定するのが大変なんです! でも、「白(魔道士)上手いね」って言われます(笑)。これでPCから遊んだら、もっとイイ感じになれるんじゃないかなと。
――ジャンルで言うと、やはりRPG系を遊ぶことが多いですか?
南條:RPG以外に、シミュレーションなども好きですね。
――どのようなタイトルですか?
南條:『プリンセスメーカー』とか、好きでしたね(笑)。PCゲームだと、父の持っていた『信長の野望』などをやってました。父が最新ハードを買うのが好きなタイプで、ファミコンやスーパーファミコン、ニンテンドー64、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、そしてプレステやセガサターンも家にありました。
――なるほど(笑)。子どもこの頃から英才教育だったのですね。
南條:上京する前まではかなりプレイしてましたね。上京する時に、弟からどのゲーム機も持って行っちゃダメって言われて(笑)。専門学校に行き出して新しく買う余裕もなかったですし。
――初めてPCを触ったのはいつ頃ですか?
南條:お父さんのPCだったんですが、保育園の頃に風船のゲームをやっていた記憶があります。それから中学生の時、PCでよくチャットをしていたんですよ。その頃はまだインターネットが定額制ではなかったので、テレホタイムとか使ってました(笑)。
――チャットの相手は実際のお友だちだったんですか?
南條:リアルの友人ではなかったです。オープンなチャット部屋でいろんな人とアニメの話や雑談などをしていました。その後、高校に入ってからPCが欲しいと言い出して、ケータイより先にPCを手に入れました。親の目を盗んで、みんなが寝静まってから暗闇の中でケーブルをつなぎ、夜な夜なチャットをやってましたよ(笑)。
――個人的に、こんなPCがあったらいいなという希望はありますか?
南條:普段、移動している時間が長いので、気軽に外に持ち出せるものが欲しいです。タブレットを使って自宅のPCと同期して、手軽にゲームができるとうれしいですね。ノートPCでもいいのですけれど、持ち出すものが多いと、バッグの重さにくじけっちゃったりするので。
――最後に、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
南條:このスペシャルな製品を手に入れた方は、Tuneちゃんのいろんな表情を音声で楽しめると思いますので、ぜひお気に入りのセリフを見つけてほしいなと思います。
――本日はありがとうございました。
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