アーケード『パズドラZ テイマーバトル』が発表！ 3DS『パズドラZ』をベースにカード使用スタイルを採用し今夏稼働予定

文：皐月誠

　マーベラスAQLは本日4月15日、東京都・TKPガーデンシティ品川にてアーケード向けタイトル『パズドラZ テイマーバトル』の発表会を開催した。

　『パズドラZ テイマーバトル』は、2013年12月にガンホー・オンライン・エンターテイメントより発売された3DS用ソフト『パズドラZ』のスピンオフタイトル。カード使用スタイルのキッズ向けゲームとなっている。

　最初に登壇したのは、マーベラスAQLの許田修一社長。同氏は本作について、縮小の続くアミューズメント業界の活性化を狙って投入すること、新規ユーザーでも既存の『パズドラ』ユーザーでも満足できる内容になっていることなどを紹介した。

　また香港版AppStore/Google Playにおいて『パズル＆ドラゴンズ』が売り上げトップを獲得（4月14日集計時点）したことへ触れ、『パズドラZ テイマーバトル』も国外展開を視野に入れていると語った。本作の稼働時期は夏ごろを予定しており、初回1,500台の出荷から、市場の様子を見つつ逐次投入していくとのことだ。

▲マーベラスAQL 代表取締役社長 執行役員 COO 許田修一氏

　次に、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの森下一喜社長が登壇。始めに『パズル＆ドラゴンズ』の国内2,600万ダウンロードや『パズドラZ』の130万本出荷（1月末時点）など、既存タイトルの好調な売上状況をアピールした。

　そして、チャレンジ精神とアーケードゲームのノウハウを持つマーベラスAQLが優れたコラボレーション相手だったこと、スクウェア・エニックスの『パズドラ バトルトーナメント』は『パズル＆ドラゴンズ』のアーケード用スピンオフであり、本作とは別の系譜にあたることなどが語られた。その他、ミリオンタイトルとなった『パズドラZ』について、続編の開発を検討しているともコメントした。

▲ガンホー・オンライン・エンターテイメント 代表取締役社長 CEO エグゼクティブプロデューサー 森下一喜氏

　各社代表に続き、ゲーム自体を紹介するために登壇したのはガンホー・オンライン・エンターテイメントの山本大介プロデューサーと、マーベラスAQLの山口健太郎プロデューサー。ここで紹介された情報の概要は、以下の通りだ。

▲ガンホー・オンライン・エンターテイメント パズドラスタジオ プロデューサー 山本大介氏（手前左）＆マーベラスAQL アミューズメント事業部 プロデューサー 山口健太郎氏（右）

■筐体の仕様
・『パズドラZ』と同じく白をカラーの基調として、男女になじみやすい青を配色。
・キッズ向けアミューズメントマシンとしては初の本格的なタッチパネルを搭載。
・内蔵したプリンターによってカードに印刷されたモンスターの進化を表現。
■ゲームの仕様
・舞台は『パズドラZ』同様、特殊能力者“ドラゴンテイマー”がいる世界。
・戦闘システムは3体のモンスター同士によるチームバトル。
・フィールドに出現するドロップは3色＋回復の計4種類。
・フィールドに出現するドロップの3色は編成したモンスターに応じる。（例：“火・水・木”や“火・光・闇”など）
・3DS『パズドラZ』との連動要素も搭載予定。
■モンスターチケット（カード）の仕様
・ワンプレイごとに排出。
・カードには“Zボーナス”という特典が付与されている。※後述
・筐体内部のプリンターによって、モンスターの進化が表現される。
・ゲームのアップデートに応じて新規モンスターが追加される。

▲モンスターチケット。右端の赤い部分が“Zボーナス”。

▲ゲーム画面。低年齢プレイヤー向けに、ドロップの種類が少なくなっていることがわかる。		▲特定の条件を満たすと、特別なモンスターを召喚できる。バトルのキモとなる存在だ。

▲筐体の構成図。プレイデータのセーブには別途“テイマーカード”というICカードが必要なようだが、今回それについては触れられなかった。

　本作は、稼働に向けて夏の各種イベントにてプレイアブル出展を行っていくとのこと。小さな子どもを連れてゲーム関連のイベントに向かう人は要注目だ。

(C)GungHo Online Entertainment, Inc. / MarvelousAQL Inc.

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