2014年5月14日(水)
▲“電撃対戦企画”の前身となった企画“電撃オンライン VS. CAPCOM”のロゴ。なお、このロゴのゲームが発売されるわけではないので注意! |
電撃オンラインスタッフとメーカーがバトルする不定期企画【電撃対戦企画】。今回は、カプコンから発売中のPS3用ACT『戦国BASARA4』を使って対戦を行った。
メーカーやジャンルを問わず、さまざまなゲームで対戦していくという趣旨のもと、お届けしているこのコーナー。対戦したいタイトルがある人や、特定のソフトを宣伝したいという人は、電撃オンラインまで一報を入れてください。広報から開発スタッフ、タレントまで、関係者ならどんな挑戦でも受けて立ちます!
なお、今回の記事も多くのジョークネタが含まれています。ご理解いただき、ご覧ください。
カプコンからの連絡を受けて、電撃オンラインのkbjとカネキングは、カプコン東京支店に到着。受付で2人を待っていたのは……。
カプコン・宣伝担当のドクターZとエレガントマスクMIZUだ。なぜ受付の中にいるのだろうか?
近づいたkbjは、MIZUとガッチリ握手。彼らの中で何かが通じたようだ。「いつも一緒にいるはずのビッグマウスIKEさんは?」とカネキングが聞こうとした時、ビッグマウスIKEが登場……って、なんだそのマントのようなヒラヒラは!
あっけにとられるkbjとカネキングをよそに、IKEは巻物を広げ読み始める。一体何が始まるというのか……!
IKE「永に続く対戦企画、もはや熱は失われた」
kbj「登場するや企画を全否定って、どういうことですか!」
カネキング「そうですよ。我々がなんのためにわざわざ来たと思っているんですか?」
騒ぐ2人を無視して読み終えた巻物を投げると、IKEは一同を引き連れて応接室に向かった。
IKE「よし、では早速対決をするぞ!」
kbj「“熱は失われた”とか言ってたわりに、やる気は結構あるんですね」
ドクターZ「今回は、新学期ということで『戦国BASARA4』を使って対戦しましょう」
MIZU「それぞれのステージで敵兵士斬数を競うんだ。電撃オンラインとカプコンで3回勝負をして、勝利数で勝ち負けを決めるよ! ステージに行く前に行える武器のカスタマイズは30万両まで可能で、カスタマイズの制限時間は2分。その後のプレイ時間もそれぞれ2分だよ。Do you understand?」
kbj「わかりました。以前に行われた、“『戦国BASARA4』メディア対抗プレゼント争奪戦inカプコンバー”で、西軍を優勝に導いたkbjの実力を見せてあげますよ」
カネキング「きっとkbj先輩が勝ってくれると思うので、僕の出番はないでしょうね」
kbj「いやいやいや、これ3on3だから! 人数足りないし、2人とも出るから!」
カネキング「そんなことよりkbj先輩。そのパーカーはなんですか?」
kbj「そこに置いてあったから、ちょっと拝借してきたんだ。どうやら『戦国BASARA4』のパーカーらしいな」
カネキング「おお、なんとなく徳川家康っぽいですね。なら僕もフードをかぶって、それっぽい感じにしましょう」
IKE「(お遊びはそこらへんで)いいだろう。輩(ともがら)よ、これより先はうぬら次第ぞ」
普通にプレイするだけじゃつまらないというドクターZのワガママにより、使用武将と同行させる戦友武将はくじ引きで決めることに。戦友は、使用武将ととともに出陣して、指令を出すことで一緒に戦ってくれる武将。レベルがあがれば、“戦友交替”によって操作もできるようになる。誰がどの武将を引くのか、運も重要な要素になる。
1回戦のステージは“関ヶ原の戦い 東陽”。MIZUは前田慶次と柴田勝家を、カネキングは松永久秀と島左近を引き当てた。
▲前田慶次 | ▲柴田勝家 |
▲松永久秀 | ▲島左近 |
ドクターZ「ではここで、本作のポイントを私が紹介しましょう!」
ドクターZ「この『戦国BASARA4』では、“合戦”や“バサラ屋”で手に入れた武器を強化できます。“玉鋼”や“砥石”が必要ですが、攻撃力や防御力など武器の能力を大幅に強化できるので、読者の皆さんも攻略に苦戦していたらぜひ試してみてください」
今回の企画でも武器強化は超重要。それぞれが開始前に武器をしっかり強化して合戦に挑んだ。MIZUは前方に突進しつつ攻撃する前田慶次の固有技“押しの一手”をひたすら繰り出して、雑兵をガンガン撃破。移動する時はスピードの速い勝家に切りかえるという小技も駆使しつつ、240斬で終了となった。
kbj「へー。240斬。なかなかやりますね」
MIZUの記録に余裕をみせるkbj。しかしこの後、かつてない悲しみが電撃オンラインチームを襲うことを、彼は知る由もない。
対するカネキングは、動きが特殊な久秀にやや苦戦。戦友武将の左近の方が扱いやすいが、ルール上武器を強化できたのは久秀だけだったため、左近では撃破数が伸びない。最後にBASARA技を放つものの、記録は173斬であった。こうして1回戦はカプコンチームの勝利! いつもの企画と違って、カプコンチームがかなり順調な滑り出しだ。
2回戦のステージは“加賀・前田花吹祭”。くじ引きの結果、プレイする武将はドクターZが最上義光と雑賀孫市、kbjが本多忠勝と猿飛佐助に決まった。
▲最上義光 | ▲雑賀孫市 |
▲本多忠勝 | ▲猿飛佐助 |
ドクターZ「2つ目のポイントは、“合戦遊戯書”です。これを設定すれば、プレイヤーの武将や敵兵にさまざまな効果を与えられるのです! 3つまで選択できるので、どれを選ぶのかも重要ですよ!」
動きがトリッキーな最上義光だが、ドクターZは使い慣れているのか見事に操作。土下座しつつすべり込み、そこから敵を打ちあげる“超飛込平身低頭剣”を軸にして、212斬を記録した。
カネキング「ドクターZは、MIZUより記録が低いですよ。kbj先輩なら、こんな勝負負けるわけないですよね! むしろやる前から勝負は決まったようなものですよ!」
振り向いたカネキングの前には、「本多忠勝の操作にまったく自信がない」と固まっているkbjの姿が!
kbj「フッ……確かに、やる前から勝負は決まったかもな」
堂々と敗北宣言をするkbj。戦友の強化は特に明言されていなかったため、悪あがきとして佐助の武器を強化しようとしたが、ドクターZとMIZUのするどい突っ込みにあい、最後の作戦も阻止されてしまった。kbjに未来はあるのか……!
プレイが始まると、自信がないと言っていたわりには順調にヒット数を伸ばしていくkbj。しかし、突如忠勝が倒されてしまう。どうやらkbjは、そのままでは勝てないと思ったようで、攻撃力が4倍になる代わりにダメージが4倍になる合戦遊戯書“捨て身の覚悟”を使用していたようだ。もう少し保身を考えるべきだったのかもしれない!
なんとかゲームオーバーは免れたが、撃破数を伸ばすことができず、185斬で制限時間を迎えた。終わってみれば、カプコンチームが2タテという結果に。kbjの最初の余裕はなんだったのか……。
こうして3戦目を待たずして、勝敗が決まってしまった。たとえ記事的におもしろくない展開だったとしても、インチキはしないのがガチ勝負だ。勝敗が決まったので、カプコンが悠々と帰ろうとした時のことだった。
kbj「このPARADE(パレード)に終わりはねえ! 記事を待つ読者がいる限り!」
kbjが叫ぶ。「いやいや、終わったでしょ今! 信じられないぐらいあっさり!」とカネキングが突っ込もうとした時に、IKEも高らかに声を上げる。
IKE「フハハハハ! この熱を予は欲していた!」
カネキング「え、熱ってこの謎のPARADE発言のことですか……?」
IKE「……たぎり、わめき、騒いでこそ、人の世、さあ朋よ、プレイの時。この『戦国BASARA4』を裏からプロデュースしていた、この予が相手をしてやろう! 勝利したら、2本分の勝利でいいぞ」
2本分ということで、自分が負けても引き分けでとどまるあたりが、実にIKEらしくこざかしいが、記事的なおもしろさを求めて3戦目をプレイすることに。2戦目に続いてプレイをするkbjがくじを引いたところ、実にしぶい表情を浮かべる。徳川家康と伊達政宗ということで扱いやすそうな2人だが、新武将や復活武将ばかりプレイしていて、『3』から引き続き参戦する武将はあまり遊んでいないとのことだった。対するIKEは、お市と島津義弘を引き当てた。
▲徳川家康 | ▲伊達政宗 |
▲お市 | ▲島津義弘 |
3戦目のステージは、“永禄の宮 英断”。またしてもドクターZが解説を入れる。
ドクターZ「3つめのポイントは……戦友でしょう。指令を出して“友”と“共”に敵武将を撃破してください。ちなみに、このステージの攻略点はずぅばり! 扉の色を的中させられるかどうかでしょう! 当てられれば小判を出す兵士が出ますが、外してしまうと敵武将が登場するのです」
この時に、kbjは思っていたという。あまり使っていない武将を2回連続で引いた今日の自分の運勢は、明らかに悪いと。そんなkbjの予想通り、外れの扉を引き続けてしまう。一方のIKEは2回目で当たりの扉を開けて、圧倒的大差で勝利した。
勝敗は決まった。3連敗という企画始まって以来の惨敗、完敗であった。スゴスゴと帰ろうとした電撃オンラインをIKEが呼び止める。
IKE「まさか、ここまで電撃オンラインがぬるくなっていたとはな。もはや余が出る必要もないだろう」
IKE「惰性の企画を天に還し奉るは、余の企画担当たる最後の政。さあ、いまこそ創世の時だ!」
え? 最後の政? そして、何を“創世”するの!?
一同「IKE~~~~~!!」
IKE(胸が高鳴り、心が躍る。待っているぞ、まだ見ぬ朋よ。)
雨が降りしきる東京の空に、IKEは散った。そんな彼の顔を思い浮かべて、一同は黙っていた。「なぜ、勝利したのに、散る必要があったのだろうか……」という1つの疑問を胸に抱きながら。
??「ふふふ。IKE、最後までよくわからないオトコだったわね」
皆の輪の中に、見たことのない女性が1人。え? あ、あなたは?
マリエ「私の名前は、スキャンダラス・マリエ。IKEは私に仕える数多のシモベのうちの1人にすぎない……。『DmC Devil May Cry』の時から密かに監視はしていたけど……次からはこの私がビシバシとしごいてあげるから、覚悟しなさい!」
kbj「え? あの、マリエさんはどういったお仕事をされているのでしょうか?」
マリエ「宣伝は世を忍ぶ仮の姿……その正体は、ゲームを指導するスキャンダラス・ティーチャー(先生)!!」
ええっと……スキャンダラス・ティーチャーの意味がまったくわからないのですが……? そして突然現れたにもかかわらず、その後ろにしっかりと従っているドクターZとMIZU。すでに尻に敷かれているようだ。
またしても変なキャラクターの登場で、絵的に異様な集団ができあがってしまった気がするが、大丈夫なのか? まさかの新展開を迎えた、企画の今後は!?
IKE「期待しておくように!」
あれ、IKEさん。まだいたんですね。あと、負けたんですが、読者プレゼントをください。よろしくお願いします。
というわけで、『戦国BASARA4』3本を読者プレゼントとしてご提供いただきました。以下より、必要事項や記事の感想、今後扱ってほしいソフトなどを記入して応募してください。締め切りは5月28日23:59。
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