2014年5月2日(金)
4月19日、東京の池袋にて『ガンダムウォーネグザ』公式イベント“ネグザツアー”が開催された。
メインイベントは、全国14都市で繰り広げられた“称号争奪戦”の総決算として、2013年度のチャンピオンの称号“覇界の撃墜王”を賭けて激突する“14都市称号争奪戦 THE FINAL”。14都市の称号を持つ強豪プレイヤーを交えて、熱い戦いが繰り広げられました。
速報として、優勝者と準優勝者の紹介し決勝戦の模様をお伝えします。
・“白奏の撃墜王”“蒼極の撃墜王”植田 智路 さん
・使用デッキ:テロリストコントロールデッキ
優勝者が使用したのは、ユニットを一切使わないコントロールデッキである“テロリストコントロール”と呼ばれるタイプです。相手の攻撃を止めるカードを駆使しつつ、ゲームのターンを伸ばして最終的には相手のデッキ切れを狙うデッキです。
今季のツアー以前から存在していたデッキですが、5弾、5弾EXで《天使降臨》や《破滅の回避》といった相性が良いカードが増えたことと、 “デュアルグラフィック”によって安定感が増したことによって、強化されています。さらに、今大会で主流のデッキでは対策がしにくいことを踏まえた上で、いわゆる「メタを読んだ」結果として選択されたデッキです。
・「星海の撃墜王」「黒曜の撃墜王」鈴木 一弘 さん
・使用デッキ:青緑赤デッキ
準優勝者のデッキは、“デュアルグラフィック”登場以降に増えた“青緑CCA”のバリエーションの一つ。《反逆者》《解き放たれた翼》《悲痛な過去》といったカードで相手の展開を止めながら、最期は《Hi-νガンダム》の高い打点で勝ちにいくデッキです。
▲優勝者の植田さん | ▲準優勝者の鈴木さん |
2ブロックの予選を経て、各ブロックの上位2名の計4名で行われた決勝トーナメント。トーナメントを2回戦行い、勝ち抜いたプレイヤーが優勝者となります。決勝トーナメント最終戦の模様をお伝えします。
▲決勝戦の模様 |
互いに称号持の実力者同士の戦いとなった最終戦でしたが、鈴木さんのデッキに対して、植田さんのデッキが圧倒的に有利となる対戦となりました。カードを引くことに長けた“CCAデッキ”タイプは、本来では圧倒的な力を発揮するはずですが、相手のデッキ切れを狙う“テロリストコントロール”を相手にしては、逆にカードを引くことが命取りに。デッキの長所を1つ封じられた形の鈴木さんにとっては、苦しい戦いとなります。
1回戦。攻撃に転じるターンが若干遅い鈴木さんのデッキの隙をついて、植田さんは着々と自分の場を構築していきます。鈴木さんとしては、何とかして植田さんの防御の手が止まった隙をついて、《Hi-νガンダム》の大打点を植田さんの本国に与えたいところ。
《悲痛な過去》や《解き放たれた翼》をタイミングよくプレイできれば、植田さんの隙を作ることも可能ですが、植田さんもそれを承知の上で、妨害されないようにやり過ごしていきます。終始、植田さんのペースでゲームが進められて1回戦は植田さんの勝利。
2回戦も同様の展開で、鈴木さんは奮戦したものの、やはりデッキの相性差は乗り越えられず、植田さんの2連勝。植田さんが2013年度のチャンピオン“覇界の撃墜王”に君臨しました。
▲決勝トーナメントに進出した上位4名の皆さん |
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