News

2014年5月22日(木)

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』主題歌を歌うRayさんにインタビュー! さっそくゲームをプレイした感想は……?

文:バオウ中里

 本日5月22日発売のPS Vita用ソフト『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』の主題歌を歌うアーティスト・Rayさんのインタビューをお届けする。

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』
▲本作で主題歌を手掛けるRayさん。TVアニメでもオープニングテーマ『楽園PROJECT』を担当しており、高い歌唱力とダンスパフォーマンスで人気を博している。ゲームも好きで、さまざまなゲームをプレイしているそうだ。

 本作は、TVアニメ『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』を題材にした“超快楽ハーレムアクション”。爽快感あふれる本格的なアクションパートや、タッチ操作などでヒロインたちのきわどい反応を楽しむ“トラブルタッチタイム”が用意されている。原作に匹敵する刺激的な内容に、原作ファンの枠を越えて期待が高まっている作品だ。

 そんな本作の主題歌『やわじゃないDID!!‐Catch me! To LOVEる‐』を歌うRayさんにこのゲームをプレイしていただき、その感想を伺った。他にも担当した楽曲や原作に対する思い、そして彼女の大好きな猫のことや発売を間近に控えた2ndアルバムについてなど、さまざまな質問に答えてもらったので、ぜひご覧いただきたい。

■ヒロインたちのかわいさがずるいです

――まずは『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』をプレイした率直な感想をお聞かせください。

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』

 いろいろと驚かされましたが、オープニングの映像がすごくキレイでビックリしました!

――オープニングには、Rayさんが歌っている主題歌が使用されていますね。

 はい。自分の歌が流れるのはもちろんうれしいんですけど、とにかく映像がキレイで見入ってしまいました。

――ゲーム部分についても感想を聞かせていただけますか?

 アクション部分とタッチする“トラブルタッチタイム”がありますが、正直に言うと、“トラブルタッチタイム”がメインでアクションはおまけ程度なのかなと思っていたんです。でも実際にプレイしてみたら、アクションパートがすごくしっかりと作られていて、かなり難しいんですよ! 予想していた以上に本格的なバトルが楽しめました。

――その後の“トラブルタッチタイム”についてはいかがでしたか?

 ヒロインたちのかわいさがずるいです(笑)。いいポイントを探してタッチしないといけないんですけど、なかなかいいポイントが探せなくて。でも、その“いいポイントじゃないところ”をタッチしても、女の子たちのリアクションがすごくかわいいんです! 「早くいいポイントを探さなきゃ!」とあせりながらも、ヒロインたちの魅力を堪能できました。

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』 『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』

■これは運命? Rayさんは主題歌を担当する以前から『To LOVEる‐とらぶる‐』ファンだった

――登場する女性キャラが結構キワドいリアクションをする“トラブルタッチタイム”ですが、Rayさんのご感想は?

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』

 私はもともと原作コミックを全巻持っているファンなので、キャラクターの魅力たっぷりの“トラブルタッチタイム”を楽しく遊ぶことができました。ファンなら納得のクオリティだと思いますし、女性のプレイヤーでも楽しんでいただけるんじゃないかと思います。

――原作をお持ちなんですね! どういったきっかけでファンになったんですか?

 たまたま書店でふと見た時に、表紙がすごくかわいいと感じて、何気なく買ったのがきっかけです。最初は内容にちょっと驚きましたが、ストーリーがすごくおもしろくてだんだんのめりこんでしまいました。それ以来、シリーズの単行本は全部買っています。

――好きなキャラは誰ですか?

 みんな大好き! と言いたいところですが、あえて選ぶならヤミちゃん(金色の闇)ですね。私は猫好きなのですが、ヤミちゃんには猫っぽさを感じるんですよ。ツン要素がとてつもなく多めのツンデレかな。普段は「触らないでください」、「近づかないでください」って言っているのに、時折見せるデレ……。私はこれにハマっています(笑)。笑顔もすごくかわいくてステキですね。

――『To LOVEる‐とらぶる‐』シリーズの魅力はどんなところに感じていますか?

 この作品は男性ファンのほうがきっと多いでしょうし、女性目線だとちょっと違うのかもしれませんが……。私は“かわいい女の子たちがくり広げる熱いバトル”に魅力と萌えを感じてファンになりました。『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』は特にバトルシーンが多いので、楽しく読んでいます。

――TVアニメ放映時はご覧になっていましたか? もし当時の思い出や感想がありましたら聞かせてください。

 やっぱりオープニングテーマの『楽園PROJECT』にまつわる思い出が強く残っています。試行錯誤しながらのレコーディングで、苦労の多い楽曲でした。大変だった分、初めてアニメのオープニングを見た瞬間のよろこびは大きかったですね。オンエアされたものを録画して、何回も巻き戻して見ました。

■ゲームの主題歌には“女の子が胸に秘めた熱い想い”が詰まっています

――『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』のオープニングテーマである『やわじゃないDID!!‐Catch me! To LOVEる‐』について、まずはどういう楽曲か紹介していただけますか?

 女の子が胸に秘めた熱い想いを歌った楽曲です。かっこいいメロディやアレンジと、女の子らしさ満点のかわいい歌詞が生み出すギャップがポイントだと思います。

――具体的な聴きどころを教えてください。

 サビにある「秘密で内緒のズルしても」という歌詞が私のお気に入りです。ここは先ほどお話した“女の子が胸に秘めた熱い想い”を色濃く表現しているところで、一曲通して聴いてみてもポイントになるところだと思ったので、特に気持ちを込めて歌いました。公開中されているゲームのPVでも聴くことができるので、ぜひチェックしてみてください。

【動画:『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』プロモーションムービー ~超快楽!!楽園篇~

――“女の子が胸に秘めた熱い想い”が作品の世界観とリンクしているということでしょうか?

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』

 そうですね、私はこの曲を聴くとモモちゃん(モモ・ベリア・デビルーク)の顔がなんとなく浮かんできます(笑)。女の子らしいんだけど、たまに強気に攻めていくってところが似ているかな。

――先ほどオープニングの話が出ましたが、Rayさんから見て楽曲と映像はマッチしていましたか?

 最高でした! 「どんな映像がつくんだろう?」とワクワクしていたら、期待をはるかに上回るステキな映像でうれしかったです。バトルシーンや“トラブルタッチタイム”もそうですけど、ヒロインのかわいさがキレイな映像によってグっと引き立っていると思います。

――収録時の印象的なエピソードはありますか?

 いろいろ考えながら少しずつレコーディングを進めたところもあるんですけど、後半は自分がノリノリになって、あたかも自分が歌詞の中の主人公になったかのように歌った結果、とても楽しく順調に収録できました。

――『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』に関係する楽曲は2作目ですが、前回と比べていかがでしたか?

 そうですね。アニメのOPの時は男性向けの作品で主題歌を歌うことが初めてでしたし、しかも自分が好きな作品だからこそ「私が歌って、受け入れもらえるのだろうか?」と悩みながら作っていました。その後、ライブなどで歌った時に、皆さん熱い声援の送ってくださったのでちょっと自信がつきました。そんな経験も踏まえ、今回は前回よりもすこしだけ自信を持って収録できました。

――TVアニメの『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』の時から約1年半ぶりに同作品のオープニングを手掛けるにあたって、何か意気込みはありましたか?

 アニメが終わった後は結構しんみりしたんですけど、まさかこういう形で再び『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』にかかわれるとは思っていませんでした。「やるぞ!」って感じで燃えていました。

――やはり好きな作品だと気合の入り方が違いますか?

 担当するって決まってから好きになる作品もあれば、もともと知っていて興味があるって作品もありますね。この作品に関しては前回勉強になることがすごく多かったので、またちょっと気合の入り方が違かったと思います。

■ゲームはなんでも好きなRayさんの一番好きなジャンルは……?

――Rayさんは普段ゲームをプレイしますか?

 はい、大好きです! いろいろな作品をプレイしています。

――好きなジャンルや作品はなんですか?

 リズムゲーム、女性向け、アクション、RPG……なんでも遊びますけど、ハマりやすいのはリズムゲームですね。熱中すると「フルコンボするまでやめない!」とか(笑)。

――ゲームも音楽も好きだからリズムゲームも好きなのでしょうか?

 そうですね。あとキャラクターゲームも好きで、ハマってしまいますね。

――“トラブルタッチタイム”の前半部分もリズムゲームの要素があると思うんですが。

 そうですね、タイミングを見てボタンを押していくところが意外と難しかったです! 慣れてくるとおもしろいし、先ほども言ったようにヒロインたちのリアクションがとてもかわいいので、リズムゲームが得意でない人も、ついつい熱中しちゃうと思います。

■猫好きで猫耳好きなRayさんのファンクラブ会員はイベントで猫耳装着必須?

――作品のテーマに“楽園(ハーレム)”がありますが、好きなものをいくらでも集められるとしたら何を集めたいですか?

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』

 猫に囲まれて生きていきたいです! 動物全般が好きですけど、猫が飛び抜けて好きなんですよ。

――先ほどもおっしゃっていましたね。どういうところが好きなんですか?

 全部です! しなやかな身体だったり、すごい跳躍力だったり、ツンデレなあの性格だったり。ご飯の時だけ甘えてくる……お前はなんてずるいんだ! って思いますね(笑)。すべてが好きです。

――実際に猫を飼われているんですか?

 はい、もうデレデレです! でも実家で飼っているので、めったに会えないのが物足りないです。

――それだけ好きだと猫カフェに行くこともあるんですか?

 一度行ったことはあります。でも、人に慣れている猫ちゃんたちなので、警戒してくれないんですよ。「お前は誰だ!? 何しに来た!?」みたいな空気を出してほしいんです。

――Rayさんのファンクラブの名前は“猫耳団”ですよね。これも猫好きだからですか?

 私が猫好きであるのも理由の1つですが、決め手は“猫耳が好きだから”ですね。自分が猫耳を着けるのも、着けている人を見るのも、猫耳が付いた雑貨や服を見るのもとにかく好きなんです。なんて愛らしいシルエットなんだろうと、見るたびに思いますね。

――では、ファンクラブに入ったからには猫耳を愛さなくてはいけないと?

 もちろんです(笑)。一応“イベント時は猫耳着用”というルールがあるんです。さすがに恥ずかしい方もいると思うので強制ではないんですけど、最近は自主的に猫耳を着けてくる方も増えていて、ありがたいです。

――増えているんですね(笑)。

 猫耳を着けてくださる方は男性が多いです。イベントの参加者の男性率が高いこともあるんですけど。女性の場合は猫耳の小物を付けてきたり、握手会などでその場で着用してくれたりはするんですよ。でも恥ずかしいのか、すぐ外してしまう方が多いですね。もっと浸透して猫耳が増えればいいなって思います。

■Rayさんの魅力が詰まった2ndアルバム! 初回限定盤には『To LOVEる‐とらぶる‐』を意識したミュージックビデオも?

――2ndアルバムの『Milky Ray』についてお聞きします。こちらはどのようなアルバムなのでしょうか?

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』

 タイトルは天の川を意味する“Milky Way”に私の名前のRayを合わせたもので、天の川のようにいろんな色や表情のRayがギュッと詰まった1枚になっているよ、という意味を込めています。1stアルバム『RAYVE』もコンセプトは“いろんなRayを見てもらいたい”だったので、方向性は変わらずにさらにパワーアップしたRayを見ていただけるようなアルバムになっています。

――こちらのアルバムの初回限定盤には『やわじゃないDID!!‐Catch me! To LOVEる‐』のMV(ミュージックビデオ)が付属するそうですね。MVの収録時のエピソードをお聞かせください。

 今回の撮影は私自身すごく楽しませていただきました。初めてエキストラの方たちにもたくさん参加していただいて……これまでも演技っぽいことはしていたんですけど、今回は本格的に役を演じさせていただきました。

――ということは、ストーリー仕立てになっているんですか?

 そうなんです! 悪の大王と結婚しなくてはならない“Ray姫”を演じました。大王と結婚したくない彼女は、身代わりを置いて結婚相手を探す旅に出ます。そして猫惑星にたどりついて猫星人と恋に落ちます。Ray姫と猫星人の恋はどうなるの? というストーリーになっています。学園でライバルの女の子とバトルなんかもあって、Rayの迫真の演技が見られます(笑)。もちろん歌や踊りのシーンもあるので、楽しんでいただけたらと思います。

――お話をうかがうと、宇宙人で学園モノでバトルもあって、という点で『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』と共通点が多いですね。

 タイトルの『Milky Ray』を意識して、じゃあ宇宙でおもしろいことしよう! と進めた結果、学園モノの要素が加わったりなどで『To LOVEる‐とらぶる‐』の世界観に近づいたMVができました。個人的には大満足です。リアルタイムでできなかった、学校でのキャッキャウフフな青春時代がちょっとできた気がします(笑)。

――それでは最後に、電撃オンラインの読者へのメッセージをお願いします。

 本作のオープニングテーマ『やわじゃないDID!!‐Catch me! To LOVEる‐』を担当させていただきましたが、とても楽しくてかわいくて魅力たっぷりの楽曲です! まずはゲームの一部として私の曲を楽しんでいただけたらと思います。6月4日に発売される2ndアルバム『Milky Ray』の初回限定盤にこの曲のMVがDVDで収録されますので、ゲームをプレイした後はぜひこちらもチェックしていただきたいです。

『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』

(C)矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社・とらぶるダークネス製作委員会
(C)FURYU CORPORATION 2014.

データ

関連サイト