2014年5月16日(金)
フリューから5月22日に発売されるPS Vita用ソフト『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』。発売を1週間後に控え、待ち遠しさがエクスタシーな領域に突入している3人の編集&ライターの座談会をお届けする。
本作は、TVアニメ『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』を題材にしたアクションゲーム。モンスターを倒してヒロインを助ける“アクションパート”や攻略したヒロインと交流する“ホームパート”を通して、ゲームを進めていく。タッチ操作でヒロインたちのさまざまな反応を楽しめる“トラブルタッチタイム”も、本作の見どころの1つだ。
この座談会では、本作を実際にプレイした編集とライターの3人が自分たちの感想や、イチオシのヒロインやコスチュームなどを公開することに。座談会の最後には有益な情報もあるので、発売を待っているファンはお見逃しないように。
カネキング:本作の担当編集その1。自宅にジャンプフェスタで買った複製原画を飾っているほどの『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』ファン。大好きな作品のゲームを担当できて大喜び。好きなキャラは結城美柑とセリーヌ。
てけおん:本作の担当編集その2。電撃オンラインのアニメ担当でもある。原作やアニメなどで『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』はキッチリチェックしている。好きなキャラは古手川唯。
バオウ中里:本作では『電撃G’sマガジン』と『電撃プレイステーション』の記事を担当し、電撃オンラインでもいくつか記事にかかわっている。親と編集以外とは、2週間くらい口を聞かないこともしばしばなマスターぼっち。好きなキャラは古手川唯。
てけおん:まず、『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』のゲーム化と聞いてどう思いました?
カネキング:僕は原作の矢吹健太朗先生、長谷見沙貴先生ともに、それぞれ別の作品でお仕事されていた時からのファンだったんですよ! なので連載開始を知った時は夢のタッグの誕生に震えがきましたね。もちろん大好きな作品のゲーム化なので、一番に特集担当に手を挙げました。
バオウ中里:最初に話を聞いた時に脳裏に浮かんだイメージは「謎の光が飛び交うゲームなのかな?」でした(笑)。実際CEROも“D(17歳以上対象)”なので、いろいろと期待しています。
てけおん:初回限定版では光が消えます……といったことはないみたいだけど、4つの特典が付くみたいだね。
1:描き下ろし限定パッケージ
2:描き下ろし“金色の闇”添い寝シーツ
3:描き下ろし“モモ”コードリール
4:オリジナルコスチューム“セクシーエプロン”が手に入るプロダクトコード
▲描き下ろし限定パッケージ |
▲描き下ろし“金色の闇”添い寝シーツ | ▲描き下ろし“モモ”コードリール | ▲オリジナルコスチューム“セクシーエプロン” |
てけおん:それじゃ、さっそくですけどゲームについて話しましょうか。2人の感想を聞かせてくださいな。
カネキング:ゲーム本編の前に、まずオープニングがよかったですね。アレは必見のデキでしょう!
てけおん:確かに映像も音楽もよかったよね。軽快なテンポで。
バオウ中里:TVアニメのオープニングを再構成したテイストだったね。
カネキング:てけおんも触れているけど、僕が推したいのは音楽。特にRayさんが歌うオープニングテーマです。RayさんはTVアニメの主題歌も担当していて、『To LOVEる‐とらぶる‐』の原作コミックをしっかり読んでいる“作品をわかっている人”ですからね。さすがのクオリティです。
てけおん:“作品をわかっているかどうか”は、作品そのものの説得力につながる部分だからね。そういう意味ではオープニングはいいツカミになっているんじゃないかと。
てけおん:ゲームは簡単に言えば、アクション+リズムゲームなわけですが、アクションを入れてきた点は意外でしたね。もっとリズムゲーム要素である“トラブルタッチタイム”を前面に押し出したものになるかと思っていました。
バオウ中里:確かに、カネキングから「『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』のゲームを特集するから記事をよろしく!」と言われた時も、ゲームの概要を詳しく聞くまではテキストを読んで進めていく、いわゆるアドベンチャーゲームだと思いこんでいました。
カネキング:僕は「なるほど、そうきたか!」と思わず納得しちゃいましたね。『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス』はラッキースケベ満載のラブコメですけど、バトルシーンも大きな見どころですから。なので、バトルとラッキースケベを主軸にしたアプローチは、ある意味理想の形だと思いますよ。
てけおん:そのアクションパートについて聞かせてもらっていいかな。実際に遊んでみると、しっかり作られているように感じたけど、2人の感想は?
カネキング:こう言っては失礼かもしれないけど、意外でしたね。デキのよさにビックリしました。こうした作品にしては、かなり難易度も高めですし。
てけおん:最初にやった時、ララの必殺技で即死させられたっけ。
バオウ中里:ああ、僕もあそこでやられました。
てけおん:リトをしっかり育てないと、アクションパートですぐに行き詰っちゃうんだよね……。
カネキング:そういう意味では“育成もあるアクション”という感じですね。アクション6割、育成4割くらいの比率でしょうか。
バオウ中里:ある程度育てないと勝てないけど、立ち回り次第で多少の差は埋められるように感じましたね。
カネキング:メインストーリーを進めて行き詰ってしまった場合でも、“ミッション”で経験値を稼げばなんとかなると思うんですよ。だからアクションゲームが苦手な人でもきちんと楽しめるようになっていますね。
てけおん:それに、ミッションの中でも“50コンボ達成”などのミッションだと、ものの10秒足らずクリアできますし、くり返しやることで簡単に育成が進められていい感じでした。
バオウ中里:購入しようという人は、「キャラゲーだから」なんて甘く見ていると、足元をすくわれるので注意してくださいね!
てけおん:アクションパートはリトが“ラッキーアイテム(発明品)”を武器にして戦うんですけど、あれっていろいろ武器があるよね。お気に入りのラッキーアイテムってあります?
カネキング:僕は毛筆剣とフランクフルトがお気に入りですね。地上攻撃→ジャンプキャンセル→空中攻撃→着地後回避→地上攻撃に戻る連携がかなり使えました。
バオウ中里:普通にやっていくと真っ先に強くなるのがタイヤキソードだったんで、オレはそれを使い続けたよ。武器レベルが高くなると□連打の最後が突き上げる攻撃になって、それが範囲広くて無敵時間長くて使いやすかった。なによりボタン連打で戦えるのが楽でいいわ。
てけおん:ラッキーアイテムは作るだけでなく鍛えることもできるし、鍛えてレベルが上がると攻撃の連携が増えて使い勝手がガラリと変わるね。別の武器になったような感覚だった。ラッキーアイテムは2種類装備して使い分けられるけど、どう使ってた?
バオウ中里:う~ん、ラッキーアイテムの使いわけは、アクションパートよりもトラブルタッチタイムの時に役に立ったように感じましたね。
カネキング:バトル用は特に使い分けを考えず1本にして、もう1本をトラブルタッチタイムで反応を見たいためのものを装備しておくってことですね。僕も同じスタイルでプレイしていました。
てけおん:なるほど。毛筆剣ばかり使っていたけど、この座談会が終わったらいろいろと試してみます!
カネキング:ついでに敵についても話してみましょうか。僕は、道中のザコ敵よりもボスとして登場するヒロインや特定ポイントの中ボスが圧倒的に強いと感じましたね。
バオウ中里:ザコで怖かったのは突進がきついイノシシですね。
てけおん:ある程度攻撃パターンがあって、それを読んで対処する。アクションゲームにおけるセオリーではありますが、ヒロインたちと戦う時はこれがとても大事になるよね。
カネキング:ただ、パターンのスキを突くことができても、ダメージをくらうと痛いし、体力を減らすと攻撃が激しくなったりで、行動パターンが分かっていても神経をすり減らす面はありますね。
てけおん:本作のヒロインの中で、ボスだった時に苦戦したキャラは誰ですか?
カネキング:ララたちデビルーク三姉妹は序盤の敵なんですが、ビーム攻撃がかなり強力でしたね。それと、ヤミも全体的に強い。他には強さとは違うんですけど、ネメシスがトランス能力で別のキャラに変身するのがおもしろくて印象的でした。この作品は戦闘能力が高いキャラが多く登場するので、彼女たちがどう戦うのかは必見です!
てけおん:アクションパートについてはたっぷり触れたと思いますので、次は“トラブルタッチタイム”について触れていきましょうか。
カネキング:やっぱりこれが目玉ですよね!! このためにアクションパートを頑張るわけですから。
てけおん:いきなりテンションあがってない? では、“トラブルタッチタイム”が満足いくものかどうか話していきましょう。
バオウ中里:“ヒロインたちの反応を楽しむ”という点においては期待に応えていますし、オレは満足しましたよ。
カネキング:プレイ自体はシンプルでいいですよね、タッチなどの操作に応じてヒロインが反応する。でも、それだけじゃなくて多彩なカスタマイズで楽しませてくれるところが魅力ですね。
てけおん:カスタマイズは、コスチュームの着せ替え、ラッキーアイテムによる反応が該当する部分ですね。
バオウ中里:個人的には着せ替えが楽しかった! キャラクターの衣装着せ替えが自由にできるから、とにかくいろいろなパターンが楽しめます。
カネキング:ヤミと仲よしの美柑の服を交換させてみたり、ネメシスに制服を着せてみたり。原作やアニメだとララのスク水姿って貴重なんで、そういうのをここで実現できるのも魅力ですね。
てけおん:プレイヤーごとにツボの組み合わせが見つかりそうだよね。ボイスについてはどうでした? あれ、ラッキーアイテムごとにヒロインの反応ボイスが違うんですよ。
カネキング:ですね。あの反応を見るためにも、アクションパートで素材を集めてラッキーアイテムをたくさん作るべきです。せっかくですので、僕たち3人のイチオシヒロイン&コスチュームをお見せしましょうか?
美柑は言うまでもなくかわいい! その一方で着ている私服もかわいらしいんですよね。これを誰かに着せてみよう、といろいろ試したところ、スレンダーなナナにピッタリでした。原作では胸がないのを気にしているナナですが、そういうスタイルだから似合うってこともあるんですよね。
これは原作にもあったデフォの装備ですけど、やっぱり唯にピッタリだと思います。裸Yシャツってシルエットが隠れやすいから、メリハリボディの唯にはジャストフィットだし、なによりお堅い娘が男の匂いただようコスっていうシチュエーションにグッときます! 裸Yシャツの理想型と言っていいでしょう。
原作のメインヒロインに触れないわけにはいかないでしょう! 本質はともかくとして、ビジュアル的には“可憐”という言葉がピッタリなモモには、花柄がアクセントの白い下着が一番似合うと思います。あとは体操服とかスク水といった定番もオススメですね。
てけおん:1つ気になっていたんですけど、トラブルタッチタイムってゲームオーバーはあるのかな?
カネキング:ありませんよ。失敗しまくってもクリアが遅くなるだけです。ボイスも「くすぐったい」みたいな感じで、イヤがられたりはしない。その点でも“純粋にヒロインの反応を楽しむ”というのにはマッチしてます。ご褒美であるはずのトラブルタッチタイムでゲームオーバーとか誰も得しませんし。そういうところも制作陣が実によく“わかっている”んですよね!
てけおん:その他には何かあるかな。システム的にはホームとかイベントとか。
カネキング:ホームは結城家をよく再現していたと思います。原作やアニメの背景をしっかり思い出せましたから。
バオウ中里:とりあえずステージクリア後はひと通り部屋を回っておくことを推奨します。個別イベントが発生していることがあるので、見逃さないように注意してほしいですね。
てけおん:イベントはゲームオリジナルのもので、シチュエーションとしては妄想系と巻き込まれ系が多かった印象でした。
カネキング:そういうところも実に“らしい”ところですね。リトがいろいろとエッチなハプニングに巻き込まれるのは、見ていてニヤニヤしちゃいました。
バオウ中里:他には限定版特典についても触れておきたいところですね。描き下ろし“モモ”コードリールの現物を見たんですけど、モモの身体にヘッドフォンのコードを巻き付けるという、いい意味で「バカだな~」と笑ってしまうようなアイデアを実現していて素晴らしいと思いますね。
てけおん:胸の上下に集中して巻いて強調するとか、そういうことですよね、わかりますわかります。
バオウ中里:……まあ、そのへんは個人の趣味趣向が出るかと。数カ月後に画像検索したらすごいことになってたりして。
カネキング:このゲームを買うなら可能であれば限定版、それも予約して買ったほうがいいですよ。限定版特典と予約特典それぞれでオリジナルコスチュームがもらえるので、トラブルタッチタイムに興味があるなら絶対入手しておくべきです。着せ替えパターンは多いほうが絶対に楽しめます。
てけおん:さて、『To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス バトルエクスタシー』についてだいぶアツく語ってきたけど、この辺でシメにしようと思います。何か言い残したことがあったら、ここでどうぞ!
カネキング:実はあと1人ヒロイン、と言っていいのかな……というキャラが登場するのでお楽しみに! 個人的には絶対出してほしいキャラだったので、いい意味でサプライズでした。
バオウ中里:カネキングが言っている他にもう1人、ヒロインではありませんが意外なキャラが登場します。古手川唯役の名塚佳織さんのインタビューに同席した際に、ゲームをプレイしてもらったのですが、プレイした名塚さんがひと言「ひどい」と言っていました。これがヒントですね。
てけおん:最後の最後に気になる情報が出てきましたが、あとはゲームをプレイしてのお楽しみということで。この座談会をご覧になっている皆さんも、発売をお楽しみに!
(C)矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社・とらぶるダークネス製作委員会
(C)FURYU CORPORATION 2014
データ