2014年6月6日(金)
こんにちは! TCG担当のファイです。テレビアニメ『selector infected WIXOSS』に登場するトレーディングカードゲーム『WIXOSS』の構築済みデッキを順番に紹介している短期集中連載も今回で最終回です。
最終回となる今回は、謎のヴェールに包まれた黒の構築済みデッキ『ブラックデザイア』を紹介します。こちらも前回紹介した『グリーン ワナ』と同じく、6月12日発売となっていますが、緑と違って黒はブースター第1弾に封入されていないため、完全に新しいタイプの戦術が増えることになります。
黒はトラッシュの活用が得意な色です。まず、様々な方法でトラッシュを増やし、トラッシュからシグニを手札に入れたり、トラッシュの枚数でパワーアップしたりといった動きをします。
トラッシュを増やすということは、メインデッキの枚数が減るということでもあります。メインデッキがなくなってしまうとリフレッシュ(山札の再構成)によりライフクロス1枚をトラッシュに置かなければなりません。また、リフレッシュによりトラッシュがなくなるという点にも考慮する必要があります。このようなことから、黒はまず他の色を使って『WIXOSS』そのものに慣れてから使ってみるとよいでしょう。
この構築済みデッキのルリグは“ウリス”です。これまでのデッキのルリグたちの衣装は、デッキの色と同じでしたが今回は白っぽい感じです。“ウリス”は、白のルリグ“タマ”と同様にレベルがあがるとピアスの数が増えていきます。黒と白というのは『WIXOSS』ではカードの裏面の色だったりもするので、“ウリス”と“タマ”の関係も気になるところですね。
《獄卒の閻魔 ウリス》は他の構築済みのレベル4ルリグ同様に、特定のシグニがいるかどうかが条件となってパワーアップします。さらにトラッシュが20枚以上ある場合なのですが、参照しているシグニの《堕落の砲女 メツム》は登場時にトラッシュを7枚増やす効果なので、忘れないようにしましょう。
ちなみに、『WIXOSS』のメインデッキは40枚です。ここから、ライフクロスと手札を除いた28枚が山札になってゲームが始まるので、実はトラッシュ20枚というのは山札が残り数枚の場合のみです。トラッシュの枚数だけでなく、山札の枚数もしっかりと管理する必要があります。
レベル3のシグニ《堕落の砲女 キャリ》もトラッシュの枚数を参照しパワーアップします。こちらは10枚以上なので条件を満たすのは比較的簡単です。レベル1の《堕落の砲女 サキュ》は登場時にデッキから3枚トラッシュに置きます。一見すると山札が減ってしまうのでデメリットのようですが、同じレベル1のシグニを見比べると能力がある方がパワーが下がっています。つまり、トラッシュが増えるというのはメリット能力ということになります。第2弾のブースター『ステアードセレクター』で、トラッシュを活用するどのようなカードが封入されるのか注目です。
いずれも対戦相手のパワーをマイナスする効果を持つスペルやアーツです。奇襲性は低いですが、相手のパワーを大幅に下げることでパワー差のあるシグニでも相手を倒すことができるようになります。もちろん、パワーを0以下にしてバニッシュしてしまうというのも強力な手段です。
トラッシュを利用するという黒の特徴を生かしたスペルとアーツがこの2枚。《グレイブ・アウト》は黒5エナが必要になるのでなかなか使い所が難しいのですが、コストで支払ったエナもトラッシュに移動するので、事実上エナからも手札に加えることができます。黒デッキはリフレッシュを挟むことが多くなるため、どのカードをエナに残し、どのカードをトラッシュに置くのかもしっかり考えなくてはなりません。
《想起する祝福》も同様です。こちらはスペルなので手札交換になりますが、任意のシグニを加えることができるので、一番使いたいシグニを手札に加えたいところです。ライフバーストで発動した時にも全く同じ効果ですが、こちらは手札が増える上、エナを支払う必要がないのでおトクです。
5回にわけてお届けしました『WIXOSS』構築済みデッキ紹介はいかがだったでしょうか。黒の構築済みデッキは、発売時点では他にカードがないためまだ強化できません。6月26日発売のブースター第2弾『ステアードセレクター』に黒のカードも封入されるので、それまでの間に黒デッキの特徴をつかんでおきたいですね。
▲お気づきの方も多いと思いますが、『WIXOSS』の構築済みデッキのパッケージはDVDサイズになっています。アニメのDVDと同じように並べてみるものいいでしょう。 |
構築済みデッキ紹介の連載は今回をもって一区切りとなりますが、今後も『WIXOSS』の情報をお届けしていきたいと思います。それではまた!
>> 白デッキ『ホワイトホープ』の紹介はこちら
>> 赤デッキ『レッドアンビション』の紹介はこちら
>> 青デッキ『ブルーアプリ』の紹介はこちら
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