2014年6月16日(月)

『シャリーのアトリエ』ではリンカが眼鏡をかけた敏腕秘書に! キースグリフも登場。シャルロッテの幼なじみや新たな成長要素も紹介

文:キャナ☆メン

 ガストは、7月17日に発売予定のPS3用ソフト『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』について、新情報を公開した。

『シャリーのアトリエ』

 本作は『アトリエ』シリーズの最新作にして、『アーシャのアトリエ』や『エスカ&ロジーのアトリエ』に続く『黄昏』シリーズの第3弾。プレイヤーはシャリステラとシャルロッテという、2人の“シャリー”から主人公を選択して物語を進めていく。選んだ主人公によってスタートの状況や掲げる目標が違い、仲間になるキャラクターと出会うタイミングまで変わるので、それぞれに異なるストーリー展開を楽しめる。

 今回の記事では、新たなキャラクター情報に加えて、序盤のストーリーの違いや新たな成長システム、やる気などに関する追加情報をお伝えしていく。

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲ポイント・ピクチャーズが制作したオープニングアニメもついに完成! matryoshkaの歌う主題歌にあわせて、ドラマを予感させるシーンが描かれていく。砂漠に飲み込まれつつある黄昏の海と、2人の少女のはかなさや美しさを表現しているという。公式サイトで動画が公開中だ。

■『黄昏』シリーズのキャラクターが登場!

 『黄昏』シリーズの過去作から、リンカとキースグリフも登場することが判明した。相変わらず真理を追い求め続けるキースグリフに対し、リンカは立場も見た目も激変。現在30歳となった彼女は、ステラードの商会で会長の秘書を務めている。シャルロッテの幼なじみにして、商会長の一人息子でもあるアルバートとあわせ、3人のキャラクターを以下に紹介する。

勘違いの多い天然な敏腕秘書
リンカ(声優:小清水亜美)

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』

「ご用件はなんなりとお申し付けいただくよう、申し使っております」

 年齢:30 / 職業:商会の看板娘 / 血液型:A型 / 身長:160センチ

 商会で働く、冷静沈着な秘書官。商品の仕入れから出荷まで、さまざまな仕事を受け持っている敏腕秘書であり、会長からの信頼も厚く、その美ぼうに隠れファンも多いようだ。

『シャリーのアトリエ』

失われた技術を追い求める、商会の後継者
アルバート・ペリアン(声優:島﨑信長)

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』

「ははは、僕は価値あるものには、金を惜しまない男さ!」

 年齢:20 / 職業:商会長の息子 / 血液型:O型 / 身長:177センチ

 街の運営を取り仕切る商会長の一人息子。中央より取り寄せた資料からオートマタの存在を知り、その技術を復活させることを夢見て独学で勉強したり、財協にこっそりと依頼を出していたりする。シャルロッテやミルカとは幼なじみ。

『シャリーのアトリエ』

黄昏に抗う探究者
キースグリフ・ヘーゼルダイン(声優:中田譲治)

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「まったく、今日は邪魔者に良く会う日だ」

 年齢:55 / 職業:凄腕の錬金術士 / 血液型:AB型 / 身長:180センチ

 真理を追い求める錬金術士。付き人のオートマタとともに、前時代の錬金術の痕跡を探しながら、“黄昏”について調べている。お気に入りの薬用パイプを持っていて、何があっても決してそれを手放そうとしない。

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』

<キャラクターの魅力を掘り下げるイベントの数々>

 ゲームを進めると、個々のキャラクターをより深く描いたイベントの数々が発生する。普段は見せない意外な一面や、キャラクターの想いを知る機会になるイベントの中から、ほんの一部を紹介する。

●リンカのイベント

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲聡明で冷静沈着なリンカ。しかし、彼女に秘書の仕事を教えたのが母親のナディだと知ったシャルロッテは、驚きを隠せない。 ▲自分の出生について思うリンカ。複数確認されているリンカの謎は、果たして解明される時が来るのだろうか。

●アルバートのイベント

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲幼なじみであるアルバート、シャルロッテ、ミルカの3人。アルバートは2人からよく泣かされていたようだ。思わず昔話に花が咲く。 ▲オートマタに執着するアルバート。ついには量産することまで考えるようになる。商会長の息子らしいスケールの大きな夢だが、果たして実現できるのか……?

●キースグリフのイベント

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲錬金術士としては随一の腕前を持つキースグリフ。シャリーたちは少しでも実力をつけようと、彼に教えを請う。 ▲相変わらず煙草が手放せないキースグリフだが、“不肖の弟子”の影響で、中身は体に害のないものへとなっているようだ。

■序盤のストーリー展開を紹介

 生い立ちも叶えたい願いも、それぞれ異なるシャリステラとシャルロッテ。それぞれ序盤の物語がどのように展開するのか、その一端を、画像を交えながらお伝えしていく。まずは、本作の世界観とあらすじからおさらいしよう。

『シャリーのアトリエ』

乾いていく水源
枯れていく草木
飢えていく生き物たち
青き海は黄砂へと姿を変え、海に生きる生命は帰る場所を無くした
それでも照り続ける陽の光は、大地に残ったわずかな水分すらも
無慈悲に干上がらせていく
そうやって、ゆっくりと、しかし確かに色褪せていく
黄昏の世界

人々の生きる気力すらも汲み干す砂礫の海に
いまだ煌々と輝くオアシスの街と
そこで出会った2人の若き錬金術士

源泉の異なる2つの小さな流れは
ぶつかり合い、あふれながらも、前へと進んでいく

(左)シャリステラのストーリー/(右)シャルロッテのストーリー

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲シャリステラは、故郷の水が涸れるという一大事に直面し、その解決策を求めてステラードの街を訪れる。 ▲収入の少なさを嘆くシャルロッテ。一方、ミルカはこの辺りでは珍しい“錬成”を武器に、大忙しの様子だ。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲しかし、ステラードの街は他の村を助ける余裕のある状態ではなかった。 ▲うらやましさからか、それとも焦りからなのか、仲のよい幼なじみに対してもトゲのある言い方になってしまう。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲辛らつな言葉を浴びせられるシャリステラ。現実を知り、落胆を隠せない様子だが……。 ▲ひとりで落ち込むシャルロッテ。こんなはずではなかったのに……。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲それでも故郷のため、落ち込んでいるヒマはない。あきらめず、故郷を救う決意を新たにする。 ▲しかも、いつまでもゴミ拾いの仕事しか与えてくれないラウルに大きな口を叩いてしまう。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲シャリステラは、ステラードの置かれた状況を理解し、それでも故郷を救うため、何ができるのか最善の手段を模索する。 ▲自分にしかできないことを求めて、でも今は何もできないまま夜をすごしていくシャルロッテ。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲旅の途中で出会う仲間たち。故郷を知る人物にも出会う。 ▲持ち前の明るさで、気持ちを前向きに切り替える。今はがむしゃらに行動するのみ!
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲くじけずにステラードを回り、力を貸してもらえるよう、試行錯誤する。 ▲そんな折、街に大きな問題が発生し、それを飛躍のチャンスと捉える。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲シャリステラは人々と出会ううちに、まずはステラードの問題を解決することが故郷を救うことにもつながると結論を出し、手伝いを買って出る。 ▲シャルロッテは、母からの無償の愛とも言うべき応援を背に受けながら、ただ、ひたむきにがんばり続ける。

 このように、2人の物語は同じステラードを舞台に進んでいくが、互いが出会うまでは、完全に個別のストーリーが展開する。だが、自分にできることを探すうちに、2人はサンドドラゴンの脅威という同じ壁にぶつかり、ステラードを守るため協力してその討伐に挑む。そして、2人が出会った時から物語が大きく動き始めるのだ。

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲サンドドラゴンが出没し、被害にあう人々が出始める。その脅威を前に、ステラードの街は対処を迫られる。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲シャルロッテに対し、シャリステラは自分の気持ちを心から打ち明ける。 ▲大きな使命を持つシャリステラに出会い、自分にできること、したいことを考え始めたシャルロッテ。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲サンドドラゴン討伐協力の打診を受けるシャリステラ。彼女は、族長代理としての答えを出すことに。 ▲サンドドラゴンと戦うことを決意したシャリーたちのもとに、仲間が集う。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲次第に心を通わせる2人。セリフからは、部外者と半端者という立場に苦しんできた日々、そこから脱しようと努力してきた日々を感じさせる。 ▲そしてついに、サンドドラゴンと対峙するシャリーたち。ステラードを守るため、自分の大切なものを守るため、思いをひとつにして立ち向かう。

■新たな成長システムで自分好みのキャラクターに育てよう

 キャラクターのレベルが40に到達すると、グロウシステムという成長要素が解放される。以降、レベルが1上がるごとに“グロウポイント”を1ポイントずつ入手し、このポイントを消費して好きな能力を強化できるようになる。強化できる項目は多岐にわたり、特定の能力を集中して上げたり、バランスよく能力を強化したり、最終的にどんなキャラクターに育つかは、プレイヤーの好みを反映させられる仕組みだ。

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲グロウシステムは、キャラクターのステータス画面で△ボタンを押すと使用できる。素早さなどの基本パラメータを上げられる他、アシストやスキルを強化する項目も存在する。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲強化項目によっては、レベル40以降、さらにレベルが上がると開示されるものもある。ポイントの使い方は、よく考えて行うようにしよう。 ▲レベル40までは、どのプレイヤーでも同じように成長するが、最終的には同じキャラクターでも十人十色の能力に。バトルが楽しみになる要素だろう。

■何事にも影響する“やる気”

 ライフタスクに表示された“やりたいこと”をこなしていくと、主人公の“やる気”ゲージが上昇し、冒険のさまざまな場面で恩恵を得られるようになる。“やる気”が高い場合のメリットは以下の通りだ。

●やる気上昇によるメリット
・採取数アップ
・移動速度アップ
・戦闘終了時におけるバーストゲージの保持

『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲やる気ゲージが低い場合。この状態で採取を行っても、得られるアイテム数はさほど多くない。
『シャリーのアトリエ』 『シャリーのアトリエ』
▲やる気ゲージが高い時は、同じ場所で採取してもアイテムの入手数が大幅アップ! やる気ゲージを高い状態に保つことが、効率のよいプレイにつながる。

 なお、やる気ゲージは、採取や調合など特定の行動を取ることで、徐々に減少していく。効率よくライフタスクを達成して、ゲームプレイを楽しもう。

→『シャリーのアトリエ』オープニングムービーはこちら
→成長したエスカとカトラも登場!

データ

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