2014年6月19日(木)
バンダイナムコゲームスは、PS3用ソフト『テイルズ オブ ゼスティリア』の新情報を公開した。
本作は、『テイルズ オブ』シリーズの20周年記念タイトル。“穢れ”の影響によって異変が起きつつあるグリンウッド大陸を舞台に、神秘的な力を持つ天族と、人間の青年である主人公スレイを中心とした物語が描かれる。キャラクターデザインは藤島康介さん、いのまたむつみさん、奥村大悟さん、岩本稔さんといった4名、作中のアニメーションはufotableが担当する。
公開されたのは、今月初頭の“テイルズ オブ フェスティバル”で公開された、登場キャラクターの1人・ザビーダや、戦闘システム“神依”についての詳細だ。
「憑魔は地獄へ連れてってやるのが俺の流儀さ」
憑魔狩りの旅をたった1人で続けている、風属性を持つ天族。言動も風のように捉えどころがなく、軽口ばかり叩き、女性と見れば口説きにかかるお調子者かと思えば、いざという時には一分の隙もない立ち振る舞いを見せる。
戦闘のセンスと経験は、実際に天族の中でも突出している。強敵との戦いを楽しむというハンターのような完成を持っていて、一旦戦いが始まれば暴風のように荒れ狂い、止まることを知らない。
デゼルとよく似た風天族の戦闘スタイルに加え、憑魔を滅するジークフリートという未知の武器を扱う。正体や行動の目的は不明だが、躊躇なく憑魔を殺し、導師にすら戦いを仕掛けるなど危険極まりない。
長い戦乱の末、グリンウッド大陸の覇権は、東北地方を治めるハイランド王国と、中央部を支配するローランス帝国の二国に集約された。同じ天族信仰を持ち、祖先を同じくするとも言いわれる両大国は、以来十数年の間、大きな衝突もなく平穏を保っていた。 しかし“災厄の時代”によって国内が混乱し、民衆の不安が大きな高まりをみせると、両国はそれらを払拭するために“外征”を計画。同時に軍の動員を開始した。国境付近では、すでに小規模の衝突が始まっている模様だ。
配下として、導師の活動を補佐する人間を従士と呼ぶ。導師になれるほどの霊応力をもたない者も、導師と契約することで憑魔を知覚し、天響術を操って戦うことができるようになる。その力は導師を源とする限定的なものである。アリーシャは、スレイと契約して従士となる。
神依とは、導師が“神器(しんき)”と呼ばれる型をベースにして契約天族を纏い、一体に融合・変身すること。人と天族とが力を合わせて戦う究極の形であり、導師の切り札となる決戦術式である。
神依を発動し、天族と融合することを“神依化(かむいか)”と呼ぶ。スレイは、聖剣祭で引き抜いた聖剣を神器としてライラと神依化を果たす。
神依化したスレイは、2mを超える長さを誇る炎の大剣を得る。この剣は周囲の敵を浄化の炎で薙ぎ払い、憑魔の大軍を薙ぎ払うほどの力を持っている。ただでさえ広い攻撃範囲だが、3連係目には4mに達する巨大な剣へと変化し、群がる憑魔を一網打尽にする。
大陸最大の人口をもつローランス帝国の首都。大陸中央部に位置する物流の要でもある。巨大な城壁内に王宮や神殿遺跡など、数百年前の“アスガード興隆期”の建造物を抱えていて、街全体が遺跡であるとも言える。レディレイクの華麗な造作とは対照的に、質実剛健に統一された様式は、ローランス帝国の長い歴史と、その国風を現代に示している。
ペンドラゴの周辺に広がるグリンウッド大陸最大の穀倉地帯。丘陵部は放牧地として利用されており、“帝国の食料庫”と呼ばれている。ローランスの民の暮らしと国力を支える豊穣な土地であったが、“災厄の時代”が始まって以来、農作物の病害や長雨による被害が続発し、食料生産力が激減している。
『テイルズ オブ』シリーズでおなじみのチャットシステム。エピソードに沿ったシリアスなものから、旅の途中に巻き起こるコミカルなものまで、多彩なシナリオが用意されている。会話中のキャラクターだけでなく、喋っていないキャラクターも状況に応じて表情を変えるので、注目してみよう。
本作では、いくつかのチャットにおいてキャラクターの特別なカットインが発生し、高ぶった気持ちや細かいニュアンスをプレイヤーに伝えてくれる。
▲会話中に気合が余ってか、槍を構えるアリーシャ。この他にも、多彩な表情カットが用意されている。 |
(C)いのまたむつみ
(C)藤島康介
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