『タルタロス：リバース』の開発スタッフをゲーマー女子コンビが直撃！ 追加エピソードで登場する3人の王子さまの話題も!?

文：くろあん

　こんにちは、ライターのくろあんです。先週末にオープンβテストがスタートし、いよいよ正式サービスを間近に控えたアクションMORPG『タルタロス：リバース』。電撃オンラインでは、ゲーマータレントの荒木奈々さんと声優の卵の川地千春さんによるプレイ日記で『タルタロス：リバース』の魅力を存分に伝えてしまおう！という企画が進行しております。

　今回はその前哨戦としまして、『タルタロス：リバース』を運営するOnNetさんと、開発を手掛けるINTIV SOFTさんに、荒木さんと川地さんの2人が突撃インタビュー！　2人のかわいさに思わずボロッと新情報が飛び出すかも？　最後までお見逃しなく！

●今回お話をうかがった運営・開発スタッフ

●千葉晙宇さん
　『タルタロス：リバース』を運営するOnNetのプロジェクトマネージャー。

●リ・ジュオンさん
　開発元であるINTIV SOFTのCEO（画面左）。多忙のため日本へ来られず、韓国のオフィスからスカイプを使ってインタビューに参加した。

■『タルタロス：リバース』は家族で楽しめるライトなオンラインゲーム

荒木奈々さん（以下、荒木）＆川地千春さん（以下、川地）：本日はよろしくお願いいたします！

荒木：さっそくですが、まず『タルタロス：リバース』とはどのようなゲームなのかを教えてください。

千葉晙宇さん（以下千葉）：『タルタロス：リバース』は、感動あり、笑いありのストーリーが魅力のタイトルです。ストーリーにそれほど力を入れていないオンラインゲームもありますが、『タルタロス：リバース』ではむしろストーリーがメインであり、エンディングまでが存在します。また、豪華声優陣のボイスによる演出で世界観の中に没頭できると思います。

川地：オンラインゲームで、エンディングがあるのは本当に珍しいですね。

千葉：そして、もう1つ大きな魅力があります。それは、家族みんなでプレイしたくなるゲームであるという点です。子供からお年寄りまで、どんな方にもおススメできる健全性と、誰でもすぐに楽しめるシンプルな操作性を備えています。そのため、以前にプレイしていた方はもちろんですが、これから『タルタロス：リバース』をプレイする方でも、すぐに楽しめるようになるハズです。

荒木：ストーリーが練り込まれているのは、もともと家庭用ゲームだったからとお聞きしました。

千葉：本作のプロジェクトはもともと、韓国で同人ゲームとしてスタートしたんです。このコンテンツをもっと多くの方にプレイしていただきたいと思い、オンラインゲームとして作り直したのが『タルタロス』、そして『タルタロス：リバース』です。

川地：同人ゲームとして制作されたバージョンは、シングルプレイ用だったのですか？

千葉：そうです。それをベースに、オンラインゲーム化したわけです。

■気になるストーリーとキャラクター！

荒木：“オボロス”という石がストーリーの中で鍵を握っていると伺っていますが、これはどのようなものなんですか？

千葉：オボロスは、太古から存在する神秘の力が秘められた石です。昔は1つの大きな塊だったのですが、現在はバラバラになってしまい、細かな破片で散らばっている形になっています。例えて言うならば、賢者の石のようなものです。

川地：それはわかりやすいですね！

千葉：キャラクターの目的は、オボロスを集めることです。集める理由はそれぞれ異なりますが、例えばピンコという少女は、母親が天界に連れ去られてしまった過去を持っています。天界と人間界の間には“タルタロス”という結界が張られており、神でも通り抜けることはできません。しかし、オボロスがあれば、その結界陣を無視することができるのです。オボロスを集めれば、天界の母親の所へ会いに行けるわけです。

川地：ピンコちゃんは、とても健気なキャラクターなのですね。どのキャラクターのイラストもかわいらしく描かれているのですが、デザインコンセプトを教えていただけますか？

リ・ジュオンさん（以下リ・ジュオン）：弊社の開発スタッフは日本のアニメが大好きなのですが、日本のゲームファンの中にもアニメが好きな方が多くいらっしゃいます。そのような方にアピールしやすいようなデザインを目指しました。また、他のオンラインゲームにはないオリジナリティを出せるよう努力しています。

荒木：オープンβテストでは7人のキャラクターが使用できましたが、正式サービスでは何人が登場するのでしょうか？

千葉：最大9人のキャラクターを使い分けて、ゲームを進めていきます。操作できる人数がこれだけ多いと、それぞれのキャラクター間でレベル差が出てきてしまいます。せっかく個性の強いキャラクターが9人もいますので、レベルを均等に上げているとメリットが生まれる“遠征隊システム”も新たに導入しています。

川地：遠征隊って、自分の操作するキャラクターのことですか？

千葉：旅をする自分のキャラクターたちのことを、遠征隊と呼びます。プレイヤーは遠征隊を仕切る役目も担っていて、キャラクターはストーリーを進めていくと1人ずつ増えていきます。また、プレイヤーがゲーム内で使用する名前は、1人のキャラクターを指しているわけではなく、遠征隊の名称となっています。

■シンプル操作で3体のキャラクターを同時にコントロール！

荒木：バトルでは3体のキャラクターが同時に操作して戦うと伺いましたが、どのようなシステムになっているんですか？

千葉：まず、バトルを行うモードが大きく分けて3つあります。1つめがシナリオモードで、ストーリーに合わせてプレイできるモードです。シナリオモードでは、プレイヤーは1人だけで戦うことになりますが、3体のキャラクターを同時に操作することができます。

　2つめのミッションモードは、いわゆるフィールドで自由に狩りをするモードです。これはインスタンスダンジョンの形式になっており、最大4人のプレイヤーでパーティを組むことができます。ただし、1人のプレイヤーが使用できるキャラクターは1人だけです。

　そして、3つめのチャレンジミッションモードは普通のミッションより難易度が高い分、もらえる報酬がいいものになっています。こちらはミッションモードと同じく、最大4人のプレイヤーでパーティを組んで挑戦できます。

川地：キャラクター3人を同時にプレイできるのは、シナリオモードだけなんですね。

千葉：そうです。シナリオモードでは3人のうち1人をプレイヤー自身が操作し、残り2人はAIが操作してくれます。そして、直接操作するキャラクターは、選んだ3体の中でいつでも自由に切り替えることができます。そしてAI操作の2人も陣形を指示することができます。自分の操作するキャラクターの前に立たせて、敵の攻撃を引きつけるなどですね。

荒木：AIの設定もできるんですか？

千葉：設定をいじったりすることはできないのですが、そのキャラクターの個性が発揮されるようなAIが組まれています。

川地：操作が簡単とお聞きしましたが、ゲームパッドには対応しているのでしょうか？

千葉：『タルタロス：リバース』ではゲームパッドに正式対応します。クローズドβテストには間に合いませんでしたが、運営チームが推奨するゲームパッドをプレイヤーの皆さんにお知らせする予定です。

荒木：アクション要素が多いということでゲームパッドでも難しそうですけど、本当に操作は簡単なんですか？

千葉：スキル発動に使用するボタンは、最大でも3つだけです。これに切り替え用のボタンを1つ加え、4つのボタンを操作することでさまざまなコンボを繰り出すことができます。そのため、人によってはゲームパッドのほうが遊びやすいかもしれません。

川地：キャラクターの感情表現（エモーション）もおもしろいですね。表情の変化も多彩ですが、どれぐらいの種類があるのでしょうか？

リ・ジュオン：うーん、こちらでも正確にはわからないぐらいの種類がありますね。

川地：そんなに!?　何かオススメのエモーションの動きはありますか？

リ・ジュオン：ミッションでアイテムを獲得する時、よーく見ると目が光ってるんです。ちょっと可愛い表情ですよ。

荒木：へー、そうなんだ。ちゃんと見ておかなくちゃ！

■新規ボイスも収録！　開発スタッフの間では名塚佳織さんの人気が急上昇!?

荒木：個人的にお気に入りのキャラクターはいらっしゃいますか？

千葉：イリシアが好きですね。冷たいようで優しい心を持っていて、お姉さん系の外見が個人的に好みです。実は年齢不詳なのですが（笑）。

リ・ジュオン：私はアエルロトがいいですね。賢くて、優しくて、自分もそういう風になりたいと思わせるキャラクターです。イケメンですし（笑）。

千葉：アエルロトは女性からの人気が高くて、「アエルロトさま！」と呼ばれたりもします。逆に男性から人気が高いのが、6番目に登場するナギというキャラクターです。

▲イリシア		▲アエルロト

荒木：人気の声優さんが多数出演されていますが、今回新たに収録したボイスはあるのでしょうか？

千葉：まず、物語の中でセリフ表現に違和感があった部分を、新規に収録し直しました。

川地：スケジュールの調整など、収録は大変だったような気がします！

千葉：もともと、キャスティングについては「このような性格だから、この声優さんがイイ！」というように、開発のほうから指定がありました。ただ、みなさんのスケジュール調整がなかなか難しく、すべての収録が終わるまで1カ月ほどかかってしまいました。なかには、10個ぐらいセリフを収録したらすぐに次の現場に行ってしまうような、大変忙しい方もいらっしゃいましたよ。

川地：開発チームから直々に指定があったんですね。韓国の開発スタッフの方々は、日本の声優さんにお詳しいのでしょうか？

リ・ジュオン：私は個人的に日本のアニメが大好きなので、声優についてもよく知っています。そのせいもあって、ゲームの中にも日本のアニメに登場するようなキャラクターをたくさん登場させています。日本語ボイスのキャストに関しては、開発スタッフから意見を持ち寄って決めていました。韓国の開発スタッフもみんなアニメが大好きですし、最初からキャラクターの性格や声のイメージを持っていましたので、担当声優さんを決めるのはそれほど難しくなかったです。

川地：『タルタロス』の中で、個人的にどの声優さんがお好きですか？

リ・ジュオン：個人的には鳥海さんが好きです。それと今回、新しくデイジーというキャラクターを収録しまして、そのボイスを担当されたのが名塚佳織さんだったのですが、収録された声を聞いて完全にファンになってしまいました（笑）。

荒木：デイジーさんに注目ですね！　それでは次にプレイ環境についてですが、低スペックのPCでもプレイできるのでしょうか？

千葉：公式サイトで推奨環境をお知らせしていますが、ゲーム自体が4年前から開発されているものですし、4～5年前のPCでしたらストレスなく遊べるのではないかと思います。ただし、Windows XPのサポートが終了していますので、一応、Windows Vista以降のPCをおススメします。

■シーズン1の後に一体何が起こる!? 今後のアップデート内容は？

川地：以前にも『タルタロス』という形でサービスが行われていて、今回『タルタロス：リバース』として復活することになったわけですが、以前プレイしていたファンの方たちからの反響はいかがでしょうか？

千葉：「復活するだけでうれしい！」という声をたくさんいただきました。また、エピソード1のエンディングを迎えた後の、次なるストーリーが気になる方も多くいらっしゃるようです。

荒木：やっぱり気になるのは、以前の『タルタロス』との違いです。今回『タルタロス：リバース』となったことで、何か変更点はありますか？

千葉：課金アイテムや経験値バランス、そして対人戦におけるキャラクター間の能力差など、目に見えない部分ではありますが、細かな部分を改善しています。

荒木：新しい要素は追加されるんですか？

千葉：新規の要素としては、均等にキャラクターを育てることでメリットが生まれる遠征隊ランキングシステムや、体験済みのシナリオを再度確認できるシナリオリプレイモードなどがあります。

川地：シナリオについて、以前のサービスではシーズン1の完結までが描かれていたそうですが、『タルタロス：リバース』ではシーズン1のシナリオすべてが楽しめるのでしょうか？

千葉：正式サービス開始の時点では、シーズン1の途中までがプレイできます。今後のアップデートで、シナリオを少しずつ開放していく予定です。

荒木：今後のアップデートの予定について教えていただけますか？

リ・ジュオン：シーズン1からつながる、その後の物語を用意しています。シーズン1のエンディングでは、術法師の大殿堂というマップが背景となっているのですが、この大殿堂がプレイヤーの訪れるマップとして登場します。また、各キャラクターの物語を掘り下げていくシナリオの追加を予定しています。シリアデル王城というエリアでは、3人のステキな王子さまのシナリオが展開します。

川地：王子さま！　すごく楽しみです（笑）。アイテムの生産にも興味があるんですが。

千葉：ミッションモードやチャレンジミッションモードをクリアすると、材料アイテムが獲得できます。これを特定のNPCに持っていくと、なかなか手に入らないアバターやアイテムを製作できます。ただし、良質なアイテムの材料は、難易度の高いダンジョンをクリアしないと手に入りません。

荒木：アバター集めに興味があります！　どんな種類のアバターがあるんですか？

千葉：アバターは、武器や防具の見た目を変えるものの他、頭装備、マスク、バックなど、本当に多種多様なコスチュームがあります。キャラクターごとに見た目が変わりますが、全部で800種類以上のアバターがありますよ。また、髪型を変えることもできますので、例えば同じシュバルマンというキャラクターでも、アバターを変えることで自分だけの個性を発揮することができます。

川地：いろいろ種類があって目移りしちゃいそうですね。私のような初心者向けに、ゲーム序盤のアドバイスをいただけますか？

千葉：序盤は、NPCからメインクエストを受けながら、その流れでプレイしていくのが一番です。クエストをもらるNPCの頭上にアイコンが表示されていますので、それを目印にしてください。

荒木：なるほど～。『タルタロス：リバース』のサービスが始まったらプレイ日記を3カ月間、書かせていただくのですが、初心者にも優しいゲームということで、なんだか自信がわいてきました！　それでは最後に、『タルタロス：リバース』を楽しみにしているユーザーの方にメッセージをお願いします。

千葉：まず、以前の『タルタロス』をプレイしていた方へ。『タルタロス』というタイトルを今でも大事にしてくださり、本当に感謝しております。そして、今から『タルタロス：リバース』をプレイする方々も、このタイトルへの期待は大きいと思います。その期待に応えられるよう、運営サイドもオンラインゲーム史上に名を残すようなタイトルにできればと思っております。運営も開発もよくて、ユーザー同士のコミュニケーションも円滑で、最高のゲーム。プレイしていただいた方に「名作だ」と言っていただけるようなゲームを目指してがんばっていきますので、一緒に歴史を作るのに参加していただければ幸いです。

リ・ジュオン：『タルタロス』の復活を待っていてくれたユーザーの皆さま、本当にありがとうございます。OnNetさんといいパートナー関係を築いて、これからも開発にがんばっていきたいと思います。これからぜひ、『タルタロス：リバース』へご応援と声援をいただきますようお願いいたします。

荒木＆川地：本日はありがとうございました。

　今回のインタビュー、いかがだったでしょうか？　運営のOnNetさんと開発のINTIV SOFTさん、双方の熱意が伝わってくるようなお話でした。それだけ、『タルタロス：リバース』にかける想いが強いのだと思います。『タルタロス』の復活を願い続けてきたユーザーさんのためにも、今後の展開に期待したいですね！

　また冒頭でもお伝えしましたが、電撃オンラインでは荒木奈々さんと川地千春さんに『タルタロス：リバース』を実際にプレイしていただき、その様子をレポートしていきます。お2人と一緒に遊びたいという方も、ぜひぜひ『タルタロス：リバース』をプレイして一緒に盛り上げていきましょうネ！

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関連サイト

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