TVアニメ『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』の先行試写会をレポ！ 浪川大輔さん、森久保祥太郎さん、山口勝平さんが『P4GA』の注目ポイントを語る!!

文：ミゲル

　7月10日、東京都・新宿ミラノ1にてTVアニメ『ペルソナ4 ザ・ゴールデン（P4GA）』第1話先行試写イベントが行われた。本記事では、その模様をお届けする。

　本作は、PS Vita用RPG『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』を原作としたアニメ作品で、制作スタッフの多くが2011年に放送した前作『ペルソナ4 ジ・アニメーション（P4A）』から引き続き参加する。監督は、前作OPや最終回などの重要なパートの他、人気エピソードを担当した田口智久さんが就任。音楽は原作ゲームと同様にアトラスのサウンドディレクター・目黒将司さんが担当となる。

　台風が近づく小雨と強い風の中、劇場には当選した約1,000名のファンが駆け付けた。開場前から劇場前には長い列が伸び、本イベントに対する来場者たちの熱気が感じられる。劇場内のフロアには、アニメ公式サイトで企画された“ゴールデン・マラソン”のために用意されたプレゼント用のポスターが展示されており、記念撮影をする多くの人の姿が見受けられた。

▲メインビジュアルに箔押しのロゴがデザインされた、まさに“ゴールデン”なポスター。このポスターは、世界に10枚しか存在しないのだとか。

　21時からトークショウが行われ、声優の浪川大輔さん（鳴上悠役）、森久保祥太郎さん（花村陽介役）、山口勝平さん（クマ役）が登壇すると、来場者らは盛大な拍手で迎えた。山口さんがクマの声で、「今日は台風の中、クマのためにこんなに集まってくれて、どうもありがとうクマー！」と客席に呼びかけると、もう一度温かい拍手が沸き起こった。

▲左から、森久保祥太郎さん、浪川大輔さん、山口勝平さん。山口さんは、『P4U』のクマの「無茶しやがって…」Tシャツを着用！

　TVアニメ『ペルソナ4』は、前作の放送から3年の時を経て“ゴールデン”となって帰ってきたことになる。同劇場では、2011年9月26日に前作『P4A』の先行試写会が行われている。

　オープニングトークでは、当時シークレットゲストだったにもかかわらず、森久保さんがTwitterで試写会への参加を“ネタばらし”してしまった思い出話に花が咲いた。森久保さんは「3年前の僕は大人げがなくて、引っ込みがつかなくなって逆ギレしてしまって」と照れ笑いをしつつ語っていた。

　司会進行役のカタピーこと片岡裕貴さん（アニプレックス）から、本作の注目ポイントについての質問が投げかけられると、森久保さんは「ド迫力のシーンと展開の早さに注目してもらいたい！」と紹介。浪川さんは、「ゴールデンになった鳴上悠のドヤ顔と制服の襟を見てもらいたい」とアピールした。

■『P4GA』では、“新たな鳴上悠”が描かれる

　カウントダウン映像の後、いよいよ世界最速公開となる第1話“The Golden Days”が上映された。本作では、“新たな出会いと新たな絆”が描かれることになる。原作のPS Vita用ソフト『P4G』から登場した新キャラクター・マリーへのスポットや、怒涛の展開、そして前作とはまた異なる印象となった鳴上悠に注目だ。初めて見る驚きを大切に、詳しい内容については、ぜひ本放送で確かめてもらいたい。

　上映が終了すると、浪川さんら3名の他、岸誠二総監督、田口智久監督、足立和紀プロデューサーといった制作スタッフも登壇し、改めてトークショウが行われた。

　岸総監督は、新宿ミラノ1の舞台に上がるのは前作『P4A』以来3年ぶり。「またこの場所に帰って来れるとは思わず、感無量です」と語った。岸総監督と田口監督は、舞台裏でドキドキしながら来場者の様子を見ていたそうだ。

▲左から、足立和紀プロデューサー、田口智久監督、岸誠二総監督。足立プロデューサーは、ピンクのアブルリーTシャツを着て登場。なぜ失言のアブルリーをフィーチャーするかは、第1話を見てのお楽しみ!?

　アテレコの現場について山口さんは、久しぶりにメンバーがそろって収録するうれしさを語った。スタジオの雰囲気も、ブランクを感じさせないものだという。ガヤの収録では、喜びのあまり自由に振る舞う山口さんに、浪川さんから「ガヤの中で僕を逆ナンしないでください（笑）」とのクレームも!?　そんなエピソードの中からは、メンバーの仲のよさがうかがえる。

　岸総監督は、今回監督に就任した田口さんについて、「TV版『P4A』の最終話など、重要かつ大変な回を、いいクオリティで仕上げてくれた」と太鼓判を押していた。最近は、“真実の田口（TV版『P4A』最終話から）”というあだ名が付いているなど、すっかりいじられキャラとしてのポジションが定着しているようで、和気あいあいとした現場の空気が感じられる。

▲参考のためにファッションホテルに行ったという田口監督を、皆で言及!?

■1,000匹の失言のアブルリーと劇場でエンカウント!?　一風変わったフォトセッションを実施

　続いて、スペシャルゲストとしてクマが登場！　よろよろと客席の間を通って舞台に上がると、バリバリとファスナー……マジックテープ（!?）を開いて、中から失言のアブルリーを模したうちわをカタピーさんに手渡し（？）た。このうちわは入場の際に来場者全員に配布されたもので、顔にかざすとお面のようになる小ネタが施されている。

　フォトセッションでは、アブルリーに扮した来場者全員と登壇者との記念撮影が行われた。舞台の上から望む約1,000匹のアブルリーは圧巻。思わず登壇者が壇上から客席を撮影する場面も。最後は、浪川さんの「ペルソナ！」の掛け声とともにフォトセッションは終了し、ファンと制作陣が1つになったひと時が過ぎていった。

▲ファンの皆とアブルリーな記念撮影会！

　終わりに田口監督は、“またあいつらが帰ってきた”と思ってもらえるような作品作りを心掛けていると語った。山口さんは、メンバー一同が楽しんで収録していること、そしてイベント企画の話題も上っていることを明かした。「まだまだ元気な『P4』を応援してほしい、皆の力で盛り上げてもらいたい」という山口さんのコメントに森久保さんと浪川さんも続き、『P4』シリーズの展開と、制作陣のシリーズに込める思いを感じられるイベントが幕を下ろした。

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　本イベントに参加して、2011年9月26日に同劇場・新宿ミラノ1で行われた前作『P4A』の先行試写会が、感慨深く思い出された。7月10日は、PS2版『P4』の発売日（2008年7月10日）でもある。発売から盛り上がりをみせ続ける『P4』シリーズは、6年の時の流れをあっという間に感じさせる。

　『P4GA』は、そんな愛され続ける『P4』シリーズから生まれた、新たな作品となる。これから、どのような切り口で、どのような物語がアニメという表現で紡がれていくのか。ファンは毎週の放送を楽しみに待とう！

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■『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』放送時間
　MBS：7月10日より、毎週木曜 25：49～（※初回放送は7月10日 26：14～）
　TBS：7月11日より、毎週金曜 25：55～（※初回放送は7月11日 26：05～）
　CBC：7月11日より、毎週金曜 26：37～（※初回放送は7月11日 27：17～）
　BS-TBS：7月12日より、毎週土曜 24：00～
※7月9日の発表でTBSの放送時間が変更となっているため、注意。

■『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』配信時間
　niconico：7月12日より、24：30～
　GyaO！：7月13日より、24：30～
　バンダイチャンネル：7月13日より、25：00～
　Playstation（Sony Entertainment Network）：7月13日より、24：30～
　楽天showtime：7月13日より、24：30～
　dアニメストア：7月14日より、12：00～

　会場で本作のBlu-ray＆DVD第1巻を予約すると、特製ポスターがもらえるキャンペーンが行われていた。9月10日に発売される第1巻には、オーディオコメンタリーを含む第1話が収録されており、通常版（DVD）の価格は2,000円＋税。

　また完全生産版には、本作の情報番組“マヨナカ生テレビ（出張版）”といった映像の他、オープニングとエンディングテーマを収録した音楽CD、12P特製ブックレットなどの特典が収録されている。価格はBlu-ray版が4,000円＋税、DVD版が3,000円＋税。

■完全生産限定版特典
・本編ディスク＋特典ディスク 2枚組
・特典CD（オープニング＆エンディングテーマ収録）
・三方背クリアケース
・進藤優氏描き下ろしデジジャケット
・12P特製ブックレット
・アイキャッチイラストカード
・特典映像：マヨナカ生テレビ（出張版）

■完全生産限定版/通常版共通特典
・オーディオコメンタリー
・PV・CM集

(C)ATLUS (C)SEGA/P4GA Committee

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データ

関連サイト

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