2014年7月15日(火)
本日7月15日よりサービスがスタートしたPS Vitaダウンロード用ソフト『チェインクロニクルV』のレビューをお届けします。
『チェインクロニクル』は、2013年7月よりスマートフォン向けにサービスがスタートした“チェインシナリオRPG”です。アプリ版は300万ダウンロードを突破(2014年6月時点)し、この7月に第2部“絆の新大陸”の実装を控えています。記録的なヒット作となった『チェインクロニクル』のPS Vita版が、本日7月15日よりいよいよ配信開始となりました。
乗るしかない、このビッグウエーブに! ということで、ほどよくゲーム脳をこじらせたライターMが、配信前にPS Vita版を触らしていただきましたので、そのレビューをお届けします。なお、今回紹介する一部の新コンテンツに関しては調整中の箇所もあり、実際のリリース版とは異なる可能性もあるのでご了承ください。
この記事を読んでいる方の中にはすでにプレイしている方もいらっしゃると思いますが、この記事ではアプリ版と異なる要素をざっくりと押さえていこうと思っております。「そもそも『チェンクロ』って何?」という方は、アプリ版のレビュー記事をご覧ください。
●ソーシャル要素
『サムライ&ドラゴンズ』からの引き継ぎ特典【“薄衣の魔女”スケルトンセガサターン】ちゃんがかわいすぎてつらい……はさておき、ソーシャル要素が(ちょっぴり)パワーアップ! PS Vita版では戦闘終了時に助っ人を依頼したプレイヤーのプロフィールがカードとして表示されます。
カードには所属勢力とレベル、IDが記される他に、ひと言コメントを書いておけるので、工夫次第でゆるいコミュニケーションも楽しめるのです。
▲『サムライ&ドラゴンズ』からの引き継ぎ特典キャラクター【“薄衣の魔女”スケルトンセガサターン】。『サムライ&ドラゴンズ』をプレイしていた方は忘れずにゲットしてくださいね! |
●10連ガチャ
アプリ版をプレイしていて個人的にずっと実装してほしかった“10連ガチャ”が登場です。これは精霊石45個で10回分ガチャを回せる(通常は5個で1回)というもの。しかも、“SR以上のキャラが1枚は確定”という大サービスっぷりなのです。
お試しとはいえかなり気になったので70回ほど回してみたところ、SRが14枚、SSRも4枚ほど引けました。でも筆者がアプリ版で愛用している【“魔法兵団隊長”ユニ】さんがさっぱり出ません。は、ははっ……。
●所属勢力
『チェインクロニクルV』では、“勢力”というものが実装されます。要素自体はメインシナリオの第2章をクリアしないと発生しないため、すぐにはお目にかかれないと思います。
ゲームを進めていく中で新たな勢力がどんどん追加されていきます。他の勢力に移籍しても、制限やデメリットはありません。メリットとしては、所属勢力ごとの“勢力ガチャ”を回せるという点。勢力ガチャは主に武器や強化素材などが入手可能で、賢者の塔(勢力名は“賢者の魔法学園”)なら“武器進化のアルカナ・叡智のダークワンド(最高レアリティの☆5)”など、勢力ごとに特徴的なレア武器も用意されています。
勢力ガチャを回すには勢力ごとの専用イベントで手に入るであろう“勢力コイン”が必要になるのですが、残念ながら今回は確認できませんでした。
▲アプリ版をプレイしている方ならわかると思いますが、☆5武器はかなりの貴重品。イベントやシナリオのクリア報酬などで、おいそれと手に入るものではありません。 |
せっかくなので、現在判明している勢力と、各勢力ガチャの主要所属キャラを紹介しておきましょう。
・副都ギルド同盟~冒険者達の傭兵集団~
(主要所属キャラ:アルドラ、ロレッタ、ニンファ)
・聖都守護騎士団~王国を守護する神殿勢力~
(主要所属キャラ:パーシェル、ウェイン、リリス)
・賢者の魔法学園~学術都市の魔法使い達~
(主要所属キャラ:ヴェルナー、カティア、ユニ)
・山脈妖精連合~火妖精と土妖精の連合勢力~
(主要所属キャラ:ヨルデ、イスレム、キキ)
・砂漠の湖軍~音楽と舞に長けたオアシスの護り手~
(主要所属キャラ:サーシャ、ファルリン、ジャファール)
・精霊島四氏族~永遠を生きる4つの精霊氏族~
(主要所属キャラ:ハジャダ、バリエナ、カルネロ)
・九領の百鬼衆~大陸最強の戦闘種族~
(主要所属キャラ:チヨメ、ヨシノ、ソーニャ)
結論からいうと、アプリ版とほぼ同じですが、細かい部分でいろいろと変更されています。洗練された画面表示や操作体系はアプリ版を踏襲していて、タッチ操作のみで快適に遊べます。個人的に、十字ボタンやアナログスティックなどを使用しない潔さに感動しました。
最後に、PS Vita版からプレイするという方向けに、最低限押さえておきたいポイントを添えておきましょう。「アプリ版で超上級者だよ?」という方は、アプリ版で培ったテクニックがそのまま通用するので、思う存分黒の軍団を蹴散らしてください。(※以下の画像はAndroid版『チェインクロニクル』のスクリーンショットです)
●マナのスロットは目押し可能
戦闘開始時に表示されるスロット演出は目押しが可能です。物語後半やイベントのボス戦では必須となるテクニックなので、ぜひともマスターしてください。
●ボス戦時のピリカも目押し可能
ボス戦では、時間経過に応じてパートナーの妖精・ピリカがマナを運んできます。マナの種類は順番に変化するので、必要なマナに変化したら、素早くピリカをタップしてマナを狙い撃ちしましょう。
●オススメのパーティ編成は?
あまりにもキャラ&スキルが多いため、一概に「コレでカンペキ!」という解はありません。僧侶や魔法使いの中には近接戦闘をこなすキャラもいたり、絆の物語(キャラ別クエスト)をクリアすることで覚醒&パワーアップしたりと、どのキャラをお迎えできるかで戦略が変わります。
▲状態異常無効や貫通攻撃など、職業だけではなくキャラ固有の能力も攻略のカギとなります。 |
ちなみに序盤はちょっと難しいけど、キャラクターの育成が進んだ中盤以降はすごいポテンシャルを秘めているかもしれないというパーティ編成を挙げますと、下記のような感じになります。
・遠距離キャラのみパーティ……弓使い&魔法使いのみパーティは、敵に騎士タイプが増えるほど攻め込まれやすく、近接戦闘に持ち込まれると蹴散らされます。全体攻撃や大ダメージを与える必殺技を持つキャラを育てると吉。
・ジョブ単一パーティ……僧侶がいないため、ボス戦手前で力尽きるか、1人ずつボスに張り倒されるという可能性を秘めたパーティ。回復系のスキル&アビリティを持つキャラクターを育ててからが本番です。
・全員僧侶パーティ……序盤は打たれ弱いうえに火力不足でいかんともしがたいパーティですが、スキル&アビリティを開放して近接攻撃ができる僧侶をうまく使いこなしたら大化けするかも……?
●武器の強化素材はまとめて使う
本作では、武器の種類に対応した強化素材が用意されています。種類の異なる武器に使おうとすると、成功率が下がってしまうのが難点。序盤で景気よく手に入るアイテムではありませんが、まとめて使うことで成功率にプラスαされるのでちょっぴりお得なのです。
●他力本願
ある意味究極の攻略法です。本作では、助っ人枠に他のプレイヤーのリーダーキャラを指定できます(ただし、スキルが使えるのはフレンドのキャラのみ)。あと少し戦力が足りないという時は、レベルの高い助っ人が表示されるのを待つのも手です。
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