2014年7月22日(火)
『モータートゥーン・グランプリ USA EDITION』『GT』シリーズの生みの親・山内一典氏が手がけたレースゲーム【電撃PS×PS Store】
PS Storeの注目コンテンツを、電撃PSの編集&ライター陣が平日(ほぼ)毎日紹介していく特集企画、“電撃PlayStation×PlayStation Store”。話題のDL販売ゲームをはじめ、ゲームアーカイブス、追加DLC、ベスト版、PV・体験版など、ゲームを深く愛する電撃PSスタッフが、ゲーマー視点でコンテンツをピックアップしていきます。
本日紹介するのは、1997年3月20日に初代PSで発売された、レースゲームシリーズ3作目『モータートゥーン・グランプリ USA EDITION』のゲームアーカイブス版。なお、“PlayStation Plus”加入者には、2015年1月20日までの間フリープレイで提供される。
■ファンタジックなコースで繰り広げられる、手ごたえ満点のレースゲーム
・初代PSゲームアーカイブス:『モータートゥーン・グランプリ USA EDITION』
『グランツーリスモ』シリーズの生みの親・山内一典氏が初めて手がけたシリーズが、『モータートゥーン・グランプリ』シリーズだ。本作は、シリーズ2作目にバランスの再調整が加えられた海外版を逆輸入した、国内版シリーズの3作目に相当する。
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松下進氏がデザインしたドライバーたちは、ギャンブル好きの大泥棒・ペンギンブラザーズや、ナイスバディな謎の美女・バニティなど、キュートで個性的な面々8組が勢ぞろい。アニメの世界をそのままゲームにしたようなファンタジックな雰囲気は、眺めているだけでワクワクさせられる。
アイテムでライバルカーを攻撃したり、コース上にショートカットできるポイントが隠されていたりと、レース展開も遊び心に富んでいる。難易度を“EASY”に設定すれば比較的簡単にクリアできるため、初心者のレースゲーム入門編としても最適な1本だ。
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しかも、そんなポップな見た目とは裏腹に、マシンの挙動はキメ細かく作り込まれており、上級者がタイムアタックに挑戦すると底知れない奥深さに気づかされる。また、条件を満たすとオープンになる隠しゲームの1つ“Motor Toon GP R” も生粋のレースゲームファンなら必見だ。
この隠しゲームでは、アニメチックな走行を見せる本編のマシンとは打って変わって、リアル系のマシンが登場し、わずかな操作ミスでクラッシュするシビアな高速走行を体験できる。今にして思えば、この隠しゲームが後年の『グランツーリスモ』への布石だったのかもしれない。“通”ならぜひ、当時の山内氏の心意気を想像しながらプレイしてほしい。(ライター:城イドム)
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(C)1997 Sony Computer Entertainment Inc.
キャラクターデザイン: 松下進
(C)1994, 1996 Susumu Matsushita Company
データ