『ソニックトゥーン（仮）』のWii U版と3DS版ではシステムとストーリーが大きく違う？ 両バージョンの概要が判明

文：皐月誠

　セガは、2014年冬に発売する3DS/Wii U用ソフト『ソニックトゥーン（仮）』について、Wii U版と3DS版の差異を公開した。

　本作は、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの最新作。超音速のハリネズミ・ソニックと仲間たちが、悪の科学者・リリックによる企みから世界を救うべく、冒険を繰り広げていく。Wii U版と3DS版は舞台背景などを共有するものの、異なるゲームシステムとストーリーが用意されている。

■Wii U版の仕様

　Wii U版では、ソニック、テイルス、ナックルズ、エミーといった4人がプレイアブルキャラクターとなり、それぞれのキャラクターが得意とする能力を駆使して冒険を進めていく。また“エナービーム”というエネルギービームを用い、キャラクター同士が協力してステージギミックを動作させる謎解き要素など、各キャラクターの連携も重要となる。4人が協力して強大な悪に立ち向かうドラマも見どころだ。

　Wii U版にはストーリー本編の他、本編で習得した能力やテクニックを駆使して協力や対戦をするチームチャレンジモードも収録。ここでは4種類のチャレンジ専用ステージを舞台として、さまざまな課題（チャレンジ）にもとづき、最大4人のプレイヤー同士が楽しく賑やかに競い合える。

■3DS版の仕様

　3DS版では、Wii U版では物語をサポートするNPCとして登場する新キャラクター・スティックスが、プレイアブルキャラクターとして参戦する。スティックスは個性的な性格や専用アクションで、Wii U版とは一味違うストーリーを盛り上げてくれる。

　Wii U版は探索と物語を主体としたアクションアドベンチャーであるのに対し、3DS版は従来の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズに近いイメージの横スクロールアクションとなっている。プレイヤーは、リアルタイムで操作キャラクターを切り替えながら、ギミックに満ちたステージを攻略していく。

　その他、Wii U版と3DS版を連動させると、3DS版で達成したゲームデータをWii U版に送ることで、スペシャルコンテンツをアンロックできる連動要素もある。本作をより深く楽しみたい人は、両機種版をプレイしてみよう。

■登場キャラクター

●ソニック・ザ・ヘッジホッグ

　走ることなら誰にも負けない、世界最速を誇る超音速のハリネズミ。周りのルールや常識よりも、自分のルールに従って生きている。『ソニックトゥーン』のソニックは、首に巻いたスカーフが特徴的。本作でも自慢のスピードを武器として、さまざまな場面を駆け抜ける。

●マイルス“テイルス”パウワー

　ソニックの相棒である子狐。機械いじりの才能を本作でも遺憾なく発揮し、作り出したメカや武器で仲間たちをサポートする。メカニック担当らしく頭に付けたゴーグルが特徴。2本の尻尾をプロペラのように高速回転させ、空を飛べる。

●ナックルズ・ザ・エキドゥナ

　パワーだけなら誰にも負けない、力自慢のハリモグラ。仲間ではあるがソニックをライバル視していて、何かにつけてソニックへ突っかかる。思考が短絡的なために騙されやすいが、自慢の怪力はあらゆる困難から仲間を助ける。本作では、従来作よりも体格の大きさや腕の太さが強調されている。

●エミー・ローズ

　チームのムードメーカー的存在な、人一倍明るく元気な女の子。料理やオシャレが好きという女の子らしい性格ながら、正義感が強く、ハンマーを振り回して敵と戦う男勝りな一面もある。本作では衣装が一新されている。

●スティックス・ザ・バジャー

　本作で初登場となる新キャラクター。森のはずれに住んでいる、少し変わったアナグマの女の子。幼いころから森で暮らしているため常識を知らず、自由奔放に生きている。狩猟能力が非常に高く、愛用のブーメランで狙った獲物は逃さない。エミーとは大の仲良し。

●リリック

　はるか昔に栄えたと言われる、古代文明の時代に封印された狂気の科学者。かつては高いカリスマ性で誰からも愛される優秀な科学者だったが、とある事件をきっかけに悪の道へ走る。封印から解き放たれたストーリー本編では、古代テクノロジーを用いて世界からすべての生命を滅亡させようと執念を燃やしている。

(C)SEGA

• 『ソニックトゥーン（仮）』公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• 『ソニックトゥーン（仮）』公式サイト