2013年末にRejetから発売されたPC乙女ゲーム『剣が君』が、新要素を加えPS Vitaに移植発売されることが決定した。

　PS Vitaに追加される要素は以下の4つ。

●イベントグラフィックの大幅追加
●エンディング後の生活などを描いた新規シナリオを追加
●オープニング、エンディング曲を新規収録
●ゲーム起動時のおまけ「おみくじ」機能を搭載

　8月9日発売の「電撃Girl’sStyle9月号」で、より詳しく取り上げているので、そちらも合わせてチェックしよう。

　『剣が君』は、江戸時代を舞台にした和風ファンタジー・アドベンチャー。

　妖怪を滅する力を持つ伝説の刀「天下五剣」を授かる「剣取り」が武士道――真の侍であると賞賛される時代。幕府は「天下五剣」を賭けた「剣取り御前試合」を開催し、全国から富や名声を求める若者たちが江戸に集まっていた。

　そんな折、城下で父と料理茶屋を営む主人公の元に、幕府から重大な依頼がやってくる。その依頼とは、主人公が偽の姫となり、駿府まで花嫁行列を演じて欲しいというものだった。

　その依頼を受けた主人公は、旅の困難を乗り越えていくなかで、六人の侍たちと距 離を縮めていく――。

■ともに旅する魅力的なキャラクターたち

●九十九丸（つづらまる）　声：小野友樹

「お嬢さん、大丈夫。俺の居合を信じてください。」

　陸奥国から江戸へやって来た修行中の侍。過去や未来に執着しない自由な性格。流派の伝書を授かるため、剣取り御前試合に出場する。カラスバトのハヤトを連れている。

●螢（けい）　声：KENN

「薙刀なんて所詮嫁入り道具だろ。女は後ろに下がってな。」

　剣取り御前試合に参加し、天下五剣を手に入れるため吉備国からやってきた二刀流の侍。強気で口は悪いが、頼られると親分肌を発揮する人情派。御用聞きとして江戸の治安を守っている。

●黒羽実彰（くろばさねあき）　声：前野智昭

「貴女はまっすぐ故に鈍感だ。少しだけ、羨ましい。」

　肥後国出身の隠れ切支丹（キリシタン）。穏やかな性格だが、他人とは一定の距離を置く秘密主義者。ある事件をきっかけに、今は剣を捨て江戸の山奥で暮らしている。

●縁（えにし）　声：置鮎龍太郎

「退屈な毎日は真っ平御免だぜ。」

　武術の腕は一流なものの、性格はいい加減で脳天気な江戸幕府の公儀隠密。自分が興味を持ったことにしか行動しない。妄想を始めるととまらなくなり、度々ドジを踏んでしまうことも。

●鷺原左京（さぎはら さきょう）　声：保志総一朗

「血生臭い手で御座います。あなたを受け止める器ではありません。」

　山城国伏見藩の元徳川家直参旗本、鷺原家の嫡子。ある人への復讐のため、すべてを捨て仇討赦免状を手に江戸にやってきた。外見こそお坊ちゃま風だが、流浪の旅をしてきたため処世術に長ける。

●鈴懸（すずかけ）　声：逢坂良太

「僕の武士道はね、みんなが笑って暮らす為に剣を振るう事だよ。」

　妖怪に拾われ育てられた、医療の心得を持つ侍。明るく素直な性格で、子供のように純粋。夢を見つけるために江戸へやって来たが、世間知らずのため悶着を起こすことも。

　また、彼らのミニドラマも収録されたキャラクターソングCDシリーズが、３カ月連続でリリース決定。PS Vita版の発売を、彼らの歌や物語を楽しんで待とう。

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