2014年8月17日(日)
『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』マルチプレイレビューをお届け。近未来でもプレイ感覚は『CoD』【gamescom 2014】
日本国内ではスクウェア・エニックスより発売されるFPS『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』。gamescomのビジネスエリアに設置されたActivisionブースにて、本作を1時間ほどプレイできたので、そのレビューをお届けする。
『CoD AW』の舞台は民間軍事産業が大きく成長した2054年の近未来。プレイヤーとなる兵士たちは強化外骨格に身を包み、2段ジャンプやホバーアクションなどを行うことができる。
■『CoD AW』マルチプレイトレーラー動画
今回の試遊では、8人vs8人のマルチプレイ対戦を各国のメディアと合同で行った。ルールは“Capture the Flag”、“Team Deathmatch”、“Uplink”、“Hard Point”の4種類。このうちUplinkは本作から新しく登場するルールとなる。
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気になるプレイ感について。2段ジャンプ&ホバーアクションということで、昨今の流行りとも言えるスピード感のあるFPSを想像し、また公開されているプロモーション動画を見て、「これは『コール オブ デューティ』ではないのでは?」と思っている人も多いかもしれない。
確かに従来シリーズと比べると2段ジャンプの存在によってマップ中の高低差が重要になっている他、左右へのホバー移動によってスピード感が増しているようにも感じられる。しかし、それらの移動はあくまでプラスアルファという範囲にとどまっており、ベースとなるプレイ感覚は『CoD』そのものである。
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建物の屋上に登りやすくなっていて移動の自由度が高くなったため、立てこもりへの対処がしやすくなっているように感じた。そのかわり、どこからでも攻撃される危険があるので、一瞬でも気の抜けない戦いが行われるわけだが。
本作で新たに登場した対戦ルール“Uplink”は、それぞれの陣営にゴールが登場し、そこに向けて球となる存在を運び合うというルール。球を持っているプレイヤーが倒されるとその場に球が残るというのはもちろんだが、球を持つプレイヤーが敵プレイヤーとぶつかるだけでも敵に球を渡してしまうという部分がおもしろい。球の奪い合いが非常にスピーディになっており、小気味よいラリーを行える印象だった。
ただ、プレイしていて感じたのは、武器が近未来仕様になっているため、パッと名前を見てどの武器がどういう性能を持っているのかがわかりにくいということ。もっとも、これは知識の差なだけなので、プレイを重ねるだけで解消していく問題だとは思う。
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1プレイが終わった後は勝敗にかかわらず、“SUPPLY DROPS”と呼ばれるアイテムボックスを入手することができる。この中には武器やカスタマイズアイテムが入っている。武器は通常の武器よりもちょっと性能が異なるものなどがあり、自分好みのカスタマイズができる。その他、特殊能力としてEXOアビリティーというものも用意されている。パークの中にはシールドを出したり、一定時間移動スピードを速くしたり、光学迷彩で透明になったりとさまざま。ルールや戦略にあったEXOアビリティーを選ぶのも重要だろう。
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プロモーションの戦略として近未来が注目され、『CoD』ファンとして若干の不安がある人もいると思うが、少なくともマルチプレイでの対戦に関して言えば、本作はきっちりと『CoD』をしているので安心してほしい。
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(C)2014 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, and CALL OF DUTY ADVANCED WARFARE are trademarks of Activision Publishing, Inc.
データ
- ▼『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア(字幕版)』
- ■メーカー:スクウェア・エニックス
- ■対応機種:PC
- ■ジャンル:FPS
- ■発売日:2014年11月13日
- ■価格:オープン