2014年9月11日(木)
『ピクミン ショートムービー』が“第27回東京国際映画祭”にて上映決定。宮本茂氏がゲーム以外のメディアに見出したキャラ表現とは?
10月23~31日に開催される“第27回東京国際映画祭”について、短編CGアニメーション『ピクミン ショートムービー』の3D上映が決定した。
![]() |
---|
『ピクミン』は、2001年に第1作が発売された任天堂の人気ゲームシリーズ。2013年には最新作『ピクミン3』が発売されている。今回のショートムービーは、同シリーズや『スーパーマリオ』などを手がけてきた任天堂専務取締役・宮本茂氏による“ゲームで描ききれないキャラクター表現の研究として始めたプロジェクト”の成果とのことだ。
また10月25日には本作の上映後に、ドワンゴ代表取締役会長にしてスタジオジブリのプロデューサー見習いでもある川上量生氏との対談イベントも開催される。
本作の上映はTOHOシネマズ日本橋でのみ行われ、入場は無料だが事前抽選での当選が必要となる。25日以外の上映日および事前抽選の詳細は、“第27回東京国際映画祭”の公式サイトにて後日公開される。
【作品概要】
ピクミンは頭に葉っぱや花を生やした、動物のような、植物のような、不思議な生きもの。彼らの住む惑星にやってきた宇宙飛行士のキャプテン・オリマーといっしょに、星にあるさまざまな宝物を集めて暮らしています。
普段はゲームの中で活躍しているピクミンたちですが、このたびゲームの世界を飛び出して、CGアニメーションになりました。キャプテン・オリマーが大好物のジュースを作る“真夜中のジュース”、ピクミンが不思議な宝物と出会う“ビンの中のお宝”、工事現場で繰り広げられる大スペクタクル“たいへんな一日”の、3本のショートムービーを上映いたします。
●宮本茂(みやもと しげる)プロフィール
ゲームプロデューサー/任天堂専務取締役。
1952年京都府生まれ。
1977年4月に金沢美術工芸大学工業デザイン専攻を卒業し、任天堂株式会社入社。専務取締役情報開発本部長(2014年9月時点)。
『スーパーマリオ』や『ドンキーコング』、『ゼルダの伝説』など、ゲーム史に残る数々の傑作シリーズを生み出したゲームプロデューサー。2007年にはTIME誌『TIME 100(世界で最も影響力がある100人)』に選ばれ、同誌により“ビデオゲーム界のスピルバーグ”と評されている。
【受賞歴】
(仏)レジオン・ドヌール勲章『シュヴァリエ章』/2006年
(米)TIME誌『TIME 100(世界で最も影響力がある100人)』/2007年
(日)日本ゲーム大賞2008『経済産業大臣賞』/2008年
(日)ASIAGRAPH 2009『創賞』〈経済産業省・財団法人デジタルコンテンツ協会〉/2009年
(日)平成21年度[第13回]文化庁メディア芸術祭“功労賞”〈文化庁メディア芸術祭実行委員会〉/2010年
(英)GAME British Academy Video Games Awards“Academy Fellowship”〈BAFTA〉/2010年
(西)アストゥリアス皇太子賞“コミュニケーションおよびヒューマニズム部門”(アストゥリアス皇太子財団)/2012年
他、受賞多数。
【作品紹介】
・ゲームデザイン&プロデュース
『ドンキーコング』シリーズ
『スーパーマリオ』シリーズ
『ゼルダの伝説』シリーズ
『スターフォックス』シリーズ
『F-ZERO』シリーズ
『ピクミン』シリーズ
『nintendogs』
『Wii Sports』
『Wii Fit』
『Wii Music』
他多数
・プロデュース
『MOTHER』※糸井重里氏と共同プロデュース
『星のカービィ』
『ポケットモンスター赤・緑』
他多数
(C)Nintendo
データ