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2014年9月20日(土)

『テイルズ オブ ゼスティリア』レビュー。キャラの掛け合いが楽しい“シナリオモード”と歯ごたえある“バトルモード”の違いとは?【TGS2014】

文:そみん

 東京ゲームショウ2014のバンダイナムコゲームスブースでプレイアブル出展されているPS3用RPG『テイルズ オブ ゼスティリア』を遊んだレビューをお届けします。

『テイルズ オブ ゼスティリア』
『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲2015年1月22日発売と発表されたばかりの本作を遊んできました!

■“シナリオモード”と“バトルモード”の違い

 TGSでの試遊時間は10分で、“シナリオモード”と“バトルモード”のどちらかを選べます。パーティキャラはどちらのモードも共通で、スレイ、ミクリオ、エドナ、アリーシャ、ライラ、デザルとなります。

『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲スレイ(声:木村良平)。子どものころに読んだ古代遺跡の記録本をきっかけに古代遺跡に興味を持った、本作の主人公です。

 シナリオモードは本編シナリオの一部を編集したもので、フィールドを探索して大樹の街マーリンドに向かい、そこでボス敵のドラゴンンパピーを倒すことが目的です。L2ボタンで表示できる地図に目的地が表示されるため、かなり遊びやすいです。

 また、終盤にはキャラクターのボイス入りのイベントシーンもあるので、シナリオやキャラクター好きの方は特に楽しめると思います。

 一方のバトルモードはフィールドのどこかに存在する3体のボス敵を倒すことが目的となります。ボス敵がどこにいるのかは表示されず、ボス敵もかなり強いので、やや上級者向きかなと感じました。

■発見の楽しみが味わえるフィールド探索

 従来のシリーズ作品と比べて、本作のフィールド探索はより楽しさが増した感じです。歩いているだけで“おやつ作り”などのスキルが発動してアイテムを入手できますし、宝箱などに近づくとそれを察知して教えてくれるスキルもあります。

 特に楽しい要素が、遺跡や名所的なものを発見(ディスカバリー)できるところ。マップを移動していて怪しい場所を見つけた時のワクワク感がたまりません。今回の体験版では比較的わかりやすい場所にありましたが、製品版ではやり込み要素としても楽しめそうな印象でした。

■仲間との“神依化(かむいか)”がカギとなるバトルシステム

 本作のバトルシステム“FusuionicChain-LMBS(フュージョニックチェイン リニアモーションバトルシステム)”は、従来のシリーズ作品同様、アクション性が強いシステムになっています。

 それをベースにスピリッツチェイン(SC)ゲージやブラストゲージ(BG)など、さまざまな独自の要素が盛り込まれていますが、中でも特にユニークな要素が“神依化(かむいか)”です。

 神依とは、導師が神器と呼ばれる型をベースにして契約天族をまとい、融合・変身するという設定で、神依を発動することを“神依化”と呼びます。

 具体的には2人のキャラ(主人公とパートナー)が融合・変身して、強大な力を持つ1人になるというシステムです。一見するとバトルの参加人数が減ってしまうので不利に感じますが、その強さはかなりのものです。

 この“神依化”のもう1つの特徴が、選んだ相手によって属性が変わり、ひいては外見や攻撃方法まで変わること。ライラとの神依化では火属性、ミクリオとの神依化では水属性といったように、今回のTGS版でも多彩な形態変化を楽しむことができます。

 プレイ時間に余裕があれば、パーティメンバーや契約相手を変更して、いろいろな神依形態を試してみてはいかがでしょうか。

『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲スレイとエドナとで神依化を行うと、地属性の神依形態となる。攻撃は、圧倒的なパワーを持つ巨大なアームによる殴打!(画面写真はTGS版のものではありません)
『テイルズ オブ ゼスティリア』
▲スレイとデゼルとで神依化を行うと、風属性の神依形態に。羽のような形状となる刀剣を用いた、機動性を活かした技が得意です。このように、神依化する相手によって形態や戦い方が大きく変わります。(画面写真はTGS版のものではありません)

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