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2014年9月20日(土)

『バイオハザード リベレーションズ2』の世界観に閉じ込められる!? 限りある弾薬、そして垣間見える死の恐怖!(動画あり)【TGS2014】

文:電撃オンライン

 千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2014。カプコンブースでは『バイオハザード』最新作となる『バイオハザード リベレーションズ2』(PS3/PS4/Xbox360/Xbox ONE/PC)がプレイアブル出展されています。ここでは、その様子をお届け!

『東京ゲームショウ2014』

 前作『バイオハザード リベレーションズ』は、『バイオハザード4』と『バイオハザード5』の空隙を埋める物語として描かれ、クラシックなサバイバルホラーへの回帰を感じさせる作品となっていました。

『東京ゲームショウ2014』

 続編となる本作では、基本的なコンセプトを継承しつつシステムをブラッシュアップ。シリーズでもおなじみのクレア・レッドフィールドを主人公に据え、『バイオハザード5』と『バイオハザード6』とを繋ぐ空白の時間が明かされていきます。

『東京ゲームショウ2014』

 物語はバイオテロや薬害の被害者を支援する“テラセイブ”の本部が襲撃を受けるという衝撃の展開からスタート。クレアと新人職員のモイラは何者かによって拘束され、孤島に打ち棄てられた不気味な収容所で目を覚まします。今回の試遊スペースもそんな収容所の不気味な雰囲気をそのまま再現しており、スペースのすぐ横にはベッドに横たわる異形の存在も……。

『東京ゲームショウ2014』
▲東京ゲームショウ恒例ではありますが、年々『バイオハザード』ブースの恐怖感が上がっている気がします。突然動き出すシーツの中身やいかに……!?

 今回プレイできたのは、クレアとモイラが収容所の捜索を開始するシーンですが、こちらもダイレクトに“恐怖”を感じさせる演出がてんこ盛り。

『東京ゲームショウ2014』

 血飛沫が散乱する施設の床、意味ありげに施錠された扉、そして天井から吊るされている死体──と王道的なホラーシチュエーションが満載です。この時点では彼女たちが誰にどのような理由で拘束されたのかは明らかになっておらず、謎は深まるばかり。ふたりの手首に不思議なブレスレット型の装置がハメられていることから、映画『SAW』のようなデスゲームをついついイメージさせられます。

 本作はクレアとモイラをワンボタンで切り替えつつ進めていきます。クレアは死体から剥ぎ取った銃で装備を整えますが、モイラは“過去の事件”が原因で銃を扱うことができない模様。主にモイラは懐中電灯を使って、クレアをサポートすることに。

 施設捜索中には本作の敵である異形の狂人“アフリクテッド”が襲来! 彼らの素性は不明ですが、動きはかなりスピーディーなイメージを受けます。扉を開けた瞬間からダッシュで襲ってきたり、ハシゴを上がってきたりと可動域も広そうなので、囲まれるとかなり厄介なことに……。

 特に今回のプレイアブルではクレアとモイラの二人組で行動することになるため、切り替えに手間取っていると片方が襲われてピンチになる場面も。操作していないキャラクターに指示を出すことはできず、自己判断で動くのでこちらも常に注意を払っておく必要がありそうです。

『東京ゲームショウ2014』

 TPSとしての操作感は良好で、キャラクターの向きを固定しやすいためにスムーズに照準調整できるイメージ。初心者でも的が小さくなければ狙った場所に当てられなくて困るということはなさそうですが、注目したいのはアフリクテッドを倒しても弾薬を入手することができないというシステム。

 どんなに照準をつけやすくても、弾薬を消費するという選択自体がリスキーになっているわけです。避けられるのはもってのほか、ヘッドショットに失敗するだけで痛手になるかも……?

 こうなると“別の手段”でアフリクテッドの手から逃れることも視野に入れなければなりません。モイラの懐中電灯を頭部に照射することでアフリクテッドが怯むため、この隙に接近攻撃を仕掛ければダメージを与えたり、そのまま倒してしまうことも可能でした。……とはいえ、複数のアフリクテッドに囲まれた状況ではなかなかそういった余裕は作れないので、こういった状況ではおとなしく逃げ回るのが得策。

 実際、プレイアブル出展では“Casual”と“Normal”の2つの難易度が選択可能でしたが、“Casual”は悠長にすべてのアフリクテッドを倒す余裕があったのに対して、“Normal”は一瞬で大勢のアフリクテッドに囲まれるため、逃げ回るようなプレイが要求されました。

 こういう状況下では緊急回避が非常に頼りになります。ちなみに本作では“しゃがむ”操作も新たに可能になっており、こちらもアフリクテッドの攻撃を回避するのに使えそう(試遊の段階では筆者は使いこなせませんでしたが……)。

 旧作以上に閉塞感が強いシチュエーションを、限られた弾薬を使って生き延びるというコンセプトは、シリーズの“原点回帰”を名乗るにふさわしい『バイオハザード リベレーションズ2』ならではの魅力! 銃を乱射する爽快感よりもサバイバルホラーという側面を重視したからこそ、ストーリーにも緊張感が生まれているという印象です。音響による相乗効果も期待できるので、高性能のヘッドホンを併用すればこの世界観に“閉じ込められる”こと間違いナシ。

 製品版は2015年初頭の発売を予定しているということですが、おそらく多くの試遊したプレイヤーが「続きが気になってしょうがない!」という気持ちになっていることでしょう。

 また、SCEブースにて撮影した本作の動画もお送りいたします。

■東京ゲームショウ2014 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2014年9月18日~19日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2014年9月20日~21日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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(C)2008 カプコン/バイオハザードCG製作委員会

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