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2014年9月21日(日)

“日本ゲーム大賞2014フューチャー部門”結果発表。TGS2014来場者にゲームの未来を予感させた栄えある12作品を一挙紹介【TGS2014】

文:122

 東京ゲームショウ2014最終日となる9月21日、日本ゲーム大賞フューチャー部門の発表授賞式が、会場内のメインステージにて開催された。

『東京ゲームショウ2014』

 同部門は、まずTGS2014に発表・展示された全作品の中から、9月18日~20日までの3日間、TGS2014来場者の投票により216作品を選出。日本ゲーム大賞選考委員の最終審査を経て、12作品が決定した。

 発表授賞式では各授賞作品の関係者が登壇。授賞の喜びを語った後、作品をアピールした。今回授賞された全12作品を発表順に紹介する。

●『英雄伝説 閃の軌跡II』(日本ファルコム)

『東京ゲームショウ2014』

 シリーズファンからの圧倒的支持を受けての受賞。「昨年に続いて2年連続でフューチャー部門をいただき、ありがとうございました。スタッフの大きな励みになると思います」と喜びを語った。

●『The Order:1886』(SCE)

『東京ゲームショウ2014』

 ビクトリア朝をベースにした世界観と美しいグラフィック、シームレスに展開するバトルなどが期待を集めた。「海外の開発会社の作品に対する信念と情熱に応えるべく、ジャパンスタジオでもスペシャルチームを結成し、日本版の制作に力を注いでいます」と意気込みを見せた。

●『キングダム ハーツ HD2.5 リミックス』(スクウェア・エニックス)

『東京ゲームショウ2014』

 試遊した多くの来場者からの支持を受けた。「開発チームは大阪にいるため出席できませんでしたが、皆喜んでおりました」と開発スタッフ達の気持ちを代弁したコメント。

『ゴッドイーター2 レイジバースト』(バンダイナムコゲームス)

『東京ゲームショウ2014』

 新システムの採用やアニメ化など、シリーズファンから期待が寄せられた。「今回で3年連続の授賞となり、非常にありがたく思っております」と笑顔を見せた。

●『サイコブレイク』(ベセスダ・ソフトワークス)

『東京ゲームショウ2014』

 独特の世界観と、プレイすることで感じられる新たな恐怖が、大きな驚きを集めた。「ユーザーの方からの投票で賞を頂いたことが、何よりも嬉しいです」と喜びを表した。

●『テイルズ オブ ゼスティリア』(バンダイナムコゲームス)

『東京ゲームショウ2014』

 フィールドとバトルがシームレスになり、多くのシリーズファンから期待が寄せられた。「毎回頂いている賞ですが、今回の20周年タイトルでも頂けて、ホッとしております」と心境を語った。

●『ファンタシースター ノヴァ』(セガ)

『東京ゲームショウ2014』

 試遊した来場者から「おもしろい!」との声が続出した。「本作は、開発スタッフ全員がものすごいプレッシャーを感じながら作っていたと思います。このような賞を頂き、その苦労が報われました」と感謝を示した。

●『Bloodborne(ブラッドボーン)』(SCE)

『東京ゲームショウ2014』

 国内だけでなく海外からも注目され、クオリティの高いグラフィックと独特の世界観が好評だった。「来場者の投票で選ばれる賞ということなので、そのご期待に応えられるように、全力で開発していきます」と決意を見せた。

●『メタルギア ソリッド V ファントムペイン』(KONAMI)

『東京ゲームショウ2014』

 映像出展のみにもかかわらず、そのクオリティの高さで、発売を待ち望む声を多く集めた。「この賞を励みに、皆様に喜んでいただけるよう制作を続けてまいります」と抱負を語った。

●『モンスターハンター4G』(カプコン)

『東京ゲームショウ2014』

 多くのシリーズファンから圧倒的な支持を集めた。「色々と挑戦しましたが、こうした賞をいただけたことは、開発の思いがユーザーの方に届いたのだと思います」と一安心した様子だった。

●『龍が如く0 誓いの場所』(セガ)

『東京ゲームショウ2014』

 毎回新たな挑戦を続け、圧倒的なボリュームとエンターテインメント性の高さに、多くの期待が寄せられた。「今回で8回目の授賞になります。ゲームを愛するスタッフ達の頑張りの結果だと思い、改めて感激しております」と気持ちを述べた。

●『Oculus Rift』(Oculus VR)

『東京ゲームショウ2014』

 ゲーム機の枠を超えた体験にチャレンジするとともに、その汎用性の高さが、選考委員会で評価された。「名だたるゲームソフトが授賞されている中で、ハードウェアの我々でいいのかなと少し思っていますが、ありがたく頂きたいと思います」とはにかんでいた。

 授賞式の最後は、日本ゲーム大賞選考委員を代表して、KADOKAWAの浜村弘一常務取締役が登壇。

『東京ゲームショウ2014』

「選ばれるべくして選ばれた、ゲームらしいゲームが並んだと思います。また、最も注目集めたOculus Riftも選ばれるべきであろうということで、ゲーム作品ではありませんが、選ばせていただきました」と講評を述べて締めくくった。

■東京ゲームショウ2014 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2014年9月18日~19日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2014年9月20日~21日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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