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2014年9月22日（月）

“内城”を演じる金元寿子さんが姫路城や二条城に関する深い知識を披露!? “城姫クエスト －TGS2014の陣－”ステージ【TGS2014】

文：千駄木和弘

　TGS2014最終日にあたる9月21日、グリーブースにてステージイベント“城姫クエスト　－TGS2014の陣－”が開催された。『城姫クエスト』は8月15日にオープンβサービスが開始されてから約1カ月ほど経ち、ゲーム内容やキャラクターが浸透してきたこともあり、ブースには多くの城主（プレーヤー）たちが集まった。

『城姫クエスト』

　とはいえ、TGSに訪れた参加者は熱心な城主だけでなく「城姫クエスト？　知らないなぁ」という人も多いはず。まずはステージに登壇した開発元のAZITO・代表取締役の猪野仁志氏と、グリー・事業開発部マネージャーの倉谷一圭氏の2名から、本タイトルのゲーム内容の初歩からココだけでしか話せない裏話まで伝えるトークセッションを行った。

『城姫クエスト』
▲トークセッションに登場したAZITO・猪野仁志氏（左）と、グリー・倉谷一圭氏（右）。

　最初に猪野氏から飛び出したのは20万人を超える登録ユーザーへの感謝と、「ツイッターやSNSで厳しいご意見を頂きまして、それを糧に邁進していきたい」とオープン当初のゲームバランスについての謝辞だった。それに続いて『城姫クエスト』のシステムをスライドを交えて解説していった。

『城姫クエスト』
▲簡潔に『城姫クエスト』のシステムをまとめたスライド。ゲーム目的は“黒き力に狂わされている城姫を救っていく”というもの。
『城姫クエスト』
▲キャラクター毎に設定された兵科と属性による戦闘の相性や、築城にかけた資材量によって完成されるキャラクターの違いなど、細かいゲーム設定も特徴。

　ゲームの見どころについて、猪野氏は「ゲーム中の一番の魅力はなんといっても城姫のキャラクター。イラストやボイスも魅力だが、やりごたえのあるゲーム性にも注目してほしい」と語った。

　倉谷氏はゲームのこだわり部分として、少しお色気なイラストが見られる開城シーンを挙げた。「開城シーンは開発当時、最初は水攻め、火攻めなど城に関連するものを考えてました」という裏話が出てくると、猪野氏から「ちょっとやり過ぎでしたね」と諌めた。

　お気に入りの城姫は？　の話題で倉谷氏は「開発当時に放映されていた大河ドラマの影響で好きになった」として会津若松城をピックアップ。まじめな話が続くかと思いきや、会津若松城を担当した声優・加隈亜衣さんの話にズレていくなど、倉谷氏の発言は節々にユーザーに近い感覚が垣間見られる。

『城姫クエスト』
▲会津若松城

　先日行われたばかりの大型アップデートについてもわかりやすく解説。イベント派兵は通常派兵と異なり、開城すれば敵の城姫が仲間になるので戦力強化のチャンス！

『城姫クエスト』
『城姫クエスト』

　アップデートで追加された新要素“衣装＆飾り”は、ちびキャラ表示された城姫の見た目を変更できる。「コスプレですか？」（倉谷氏）、「カラバリです（即答）。まだ衣装の数は少ないですが、意見を取り入れて追加を考えていきます」（猪野氏）。

『城姫クエスト』

　最後に大型アップデート記念として現在開催中のログインサービスについて説明があり、1日1回ログインするとランダムで衣装＆飾りがもらえることを伝えてトークセッションを締めた。

『城姫クエスト』

　ステージイベント後半は城姫のボイスを担当した声優によるトークショーに。ステージに登壇したのは加隈亜衣さん（会津若松城役）、金元寿子さん（内城役）、浅倉杏美さん（松前城役）の3名。

『城姫クエスト』
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『城姫クエスト』
▲それぞれの担当キャラクターとともに紹介された声優陣。左より加隈亜衣さん（会津若松城役）、金元寿子さん（内城役）、浅倉杏美さん（松前城役）。
　

　声優陣は3名ともすでに『城姫クエスト』を遊んでいて、ファーストインプレッションは「今までお城に詳しくなかったのですが、これを機会に興味を持てるようになった」（加隈さん）、「お城のイメージはかっこいい“戦（いくさ）”という感じですが、ゲームのキャラクターは個性的でカワイイ」（金元さん）、「実際にプレーするといろんな場面で城姫がよく喋ってくれる」（浅倉さん）と好印象の様子。

　さて、熱心な城主さんはお気づきだろうが、実は『城姫クエスト』の声優陣は1人で数キャラを担当している。公式的に城姫全員分の担当声優は公表されていないが、加隈さんと浅倉さんは5キャラ分を担当していることが告げられた。浅倉さんは演じた城姫として、先に紹介された松前城のほか、スタート時に選べる萩城、イベントで登場する江戸城も担当したとのことだ。声優ファンの城主たちは城姫の担当声優をボイスを聞いて推測してみよう。

　トークの話題はお城について。声優陣に“好きなお城”について尋ねると、「自分の演じた会津若松城が好きです」（加隈さん）、「姫路城に行きたいです」（金元さん）、「京都が好きなので二条城です」（浅倉さん）という意見がでた。

『城姫クエスト』

　金元さんはテレビ番組で観た姫路城の改修での職人技術の高さを熱く語り、さらに二条城のうぐいす張りについて言及するなど、なかなかのお城マニア。これをみて女性相手のトークでお城ネタは盛り上がれそうだ……と思う吉宗であった。

　加隈さんは演じたキャラの影響で歴史に興味が出てきたと述べていたとおり、『城姫クエスト』はプレーしているうちに史実の知識が得られていくのも特徴のひとつ。

　そこでステージに集まった城主たちに城郭知識を競ってもらう“城姫クイズ大会”が開催された。クイズに優勝すると声優陣のサイン色紙をプレゼントされるということで、参加者全員が大会に参戦！　難問を次々に答える城主たちを見て声優陣は「なんでみんなそんなに詳しいの？」と驚きっぱなしだった。もう一度言おう、お城に詳しければ確実に尊敬される！（個人的な感想です）

『城姫クエスト』
『城姫クエスト』 『城姫クエスト』
▲参加者に回答してもらう前にデモプレーとして声優陣がクイズに挑戦。“名古屋城の特技は？”の正解は3番で、金のシャチホコ製造のエピソードが由来だ。

　クイズ本番は参加者が挑戦。ゲームに関する設問とはいえ内容はガチな歴史クイズの難問ぞろいながら、8問目まで決着がつかないほどの接戦に。これらが難しいと感じている内はまだまだ『城姫クエスト』のやりこみが足りないか？

『城姫クエスト』
『城姫クエスト』

　そして『城姫クエスト』のゲーム以外の展開をご紹介。27日発売の2誌に特別付録が同封されることと、全国のアニメイト、ゲーマーズにてグッズの登場が告知された。

『城姫クエスト』
『城姫クエスト』

　『城姫クエストマガジン Vol.1』には“武将 武田信玄 竜虎相克Ver.”、『月刊コミック電撃大王 11月号』には“武将 上杉謙信 竜虎相克Ver.”のシリアルコードが特別付録される。

　最後に声優陣から「今日はじめて城姫を知った人でもゆっくり進められるから、城姫を可愛がってあげてください」（加隈さん）、「クイズが難しすぎて、これは製作陣の愛ですね（笑）。一緒に城姫クエストで勉強していきましょう」（金元さん）、「城姫は可愛くて予想している以上にボイスを聞けると思うので楽しんでください」（浅倉さん）と、集まった城主たちにメッセージを伝えてステージは終了した。

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