2014年9月29日（月）

発想を逆転して被告人を救えるか!? 推理ゲーム“逆転裁判～逆転への挑戦2 in ジョイポリス～”のプレス体験会レポ

　10月4日～11月9日に東京ジョイポリスにて行われる体感型推理ゲーム“逆転裁判～逆転への挑戦2 in ジョイポリス～”のプレス向け体験会が行われたので、その模様をレポートします。なお、イベントのネタバレはありません。

　“逆転裁判～逆転への挑戦2 in ジョイポリス～”は、カプコンの人気シリーズ『逆転裁判』を題材にした体感型推理ゲーム。2013年に初演、2014年4月に再演が行われた体感型推理ゲームをさらにパワーアップしたものです。

　東京ジョイポリスにて新作映画『私とあなたとシュークリーム』の完成披露記者会見が開催され、その舞台上で殺人事件が発生しました。殺害されたのは、映画の主役を演じていた半佐武聖（はんさむきよし）。あいさつに続いて、主演女優の大勝利恵子（だいしょうりえこ）の手作りシュークリームを食べた後に、死亡したため、大勝さんが被告人として捕まってしまいます。

　彼女の弁護をしている吉北歩美弁護士も必死に弁護するのですが、テレビで放送されていたということで、目撃者は多数。煌貴公志（キラメキコウジ）検事から証拠が次々と上がり、状況はドンドン不利に……一時休廷となった際に、調査の手伝いを“成歩堂法律事務所”に依頼してきたというわけです。

　ただ、所長の成歩堂龍一弁護士が別件でどうしても手が離せないということで、研修生である我々が事件を調査することになります。圧倒的不利なこの状況から依頼人の無実を証明して、逆転できるか!?　これが今回のイベントの主な流れとなります。

　封筒の中には、調査に必要な事件の概要な現状の書類、吉北弁護士に提出する書類などが入っています。参加者は東京ジョイポリスのさまざまなところに用意された資料や事件現場、映像などを確認しながら証拠を集めていきます。


▲東京ジョイポリスを歩き回りながら、証拠や証言を確認していきます。1階～3階に散らばっているので、結構歩きます。


▲捜査が進んでいくと会うことになる鑑識。前回になかった要素が登場しているのも特徴です。


▲イベントに参加するカプコンの江城元秀プロデューサー（右）と、山﨑剛シナリオディレクター（左）。2人で相談しながら、謎に挑戦していました。


▲ステージ公演や推理ゲーム中には、『逆転裁判』シリーズらしい演出が見られます。やっていない、推理ゲーム好きでも楽しめますが、シリーズファンならより楽しめます。


▲パスポート付きチケットを購入した人には、A6リングノートがノベルティとして贈られます。


▲見事クリアした人には、描き下ろしB2ポスターがプレゼントされます。

　また、イベント限定グッズと、キャラクターをイメージしたオリジナルフロートが用意されています。


▲クリアファイル（手前）：500円（税別）		▲缶入りドロップ菓子：700円（税別）


▲缶バッジ（全6種）：300円（税別）。成歩堂龍一、御剣玲待、綾里真宵がそれぞれ2種類あります。


▲イベント限定ドリンクは各500円（税込）。3種類あり、オリジナルステッカーが付きます。


▲『御剣玲待（紅茶ソーダフロート）』		▲『成歩堂龍一 (リンゴフロート）』		▲『綾里真宵（ストロベリーフロート）』

　体験会後に、江城元秀プロデューサーと山﨑剛シナリオディレクターにインタビューを行ったので、掲載します。

――本日一緒に体験されたと思うのですが、回られていかがでしたか？

江城：トリックのネタとか台本の中身、世界観の作り方など、僕と山﨑を含め、企画の頭から共同でやらせてもらいました。簡単にしすぎても歯ごたえがないため、デバック公演もやらせていただき、難易度についても意見もさせていただきましたね。あと、せっかく体験していただくのであれば、前回とは違うパワーアップ感を出したいということで、普段ユーザーさんが行けないような場所にも行けるような遊びを入れたいと考えました。

山﨑：前回の時は、なかったような仕掛けが入っているので、遊ばれた方も楽しんでいただけると思います。

江城：難易度的にも前回同様、もしくは少し上がっている部分もあると思います。

山﨑：役をやられている方が東京ジョイポリス内にいて、お話することもできて、ヒントももらえますし、キャラクターのおもしろさもある。そういう面でも体験型ゲームとして楽しんでいただきたいです。

江城：証拠品を探す時に詰まったら、話しかけてください。今回もいい検事さんもいいキャラで、いいリアクションをしてくれると思います。個人的にはチャン刑事がオススメです。

――前回から改善されたところがあれば、教えていただけますか？

江城：世界観的に作り込める部分や参加者が驚ける部分を増やしたいと思いました。今回でいうと鑑識という部署が増えていますし、動画も前回よりパワーアップしています。よく見てもらうと「あっ！」っていうところがあるかと。

山﨑：謎解きだけではなく、体験としてどうおもしろくしていくかを、一緒に考えてきました。

――今回の企画の準備はいつくらいから始まったのでしょうか？

江城：春くらいでしょうか？　半年くらい前からですね。作っていただいた内容を見て、途中で作り直したりして、クオリティを上げてきました。ゲーム開発の意見も汲み取っていただき、しっかり作り直していただいたので、感謝しています。

山﨑：体感ゲームを作るプロではないので、ノウハウは違う部分もあるため、提案に対して「こちらがいいと思います」と教えていただくこともありましたが、一緒に作ってきました。いい感じで、コラボできたと思います。

――シリーズのファンに、本イベントについてアピールをお願いします。

江城：『逆転裁判』はコントローラを通して操作しますが、体感型ゲームは自分の脚で移動して、捜査のために写真を撮り、コミュニケーションをとり謎を解き明かしていきます。そこが醍醐味です。まだ体験していない人は、魅力は伝わりにくいのでぜひ体感していただいて、自分の推理力でどこまでいけるのかを、楽しんでください。

■“逆転裁判～逆転への挑戦2 in ジョイポリス～”概要
【開催期間】2014年10月4日～11月9日（土日祝日のみ）
【開催日】2014年10月4日、5日、11日、12日、13日、18日、19日、25日、26日、11月1日、2日、3日、8日、9日
【時間】1回目 12：00～、2回目 15：00～、3回目 18：00～の1日3公演、全41公演
【会場】東京ジョイポリス（東京都港区台場1-6-1 DECKS Tokyo Beach 3F～5F）
【所要時間】約100分
【チケット料金（税込）】前売券2,700円、ノベルティ＆パスポート付前売券5,500円、当日券3,000円、ノベルティ＆パスポート付当日券5,800円
【プレイガイド】イープラス
※11月9日のみ12：00～と15：00～の1日2公演
※すべて東京ジョイポリスの入場料（おとな800円）またはパスポート料（おとな3,900円）含む
※当日券は前売券の販売状況に余裕がある場合のみ、会場窓口にて販売される

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